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潰瘍性大腸炎

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潰瘍性大腸炎について

潰瘍性大腸炎の原因|潰瘍性大腸炎【消化器疾患】
潰瘍性大腸炎の腸の内膜の炎症と玉石状の外観を呈している表層のびらんを示す

潰瘍性大腸炎とは、粘血便下痢が見られ、慢性に経過する炎症性腸疾患です。
潰瘍性大腸炎は、直腸から連続性に炎症が起こり、おもに大腸粘膜粘膜下層がおかされます。30歳以下の成人に発症することが多く、小児や50歳以上の人にみられることもあります。
潰瘍性大腸炎とは、大腸に炎症が起こり、潰瘍を形成する慢性疾患で、出血性の下痢や腹部の激しい痛み、発熱を伴う発作を起こします。
潰瘍性大腸炎では、通常は大腸壁がさほど肥厚化せず、小腸に及ぶこともほとんどありません。潰瘍性大腸炎は、直腸やS状結腸から始まるのが通常で、最終的には大腸の一部または大腸全体に広がります。発症初期から、大腸全体が侵される例もあります。
潰瘍性直腸炎は直腸に限局して起こる炎症で、比較的良性型の潰瘍性大腸炎で、頻度も多い疾患です。

潰瘍性直腸炎に対する当院の取り組み

蘇我庵中国鍼灸院の潰瘍性大腸炎の治療目的は、潰瘍性大腸炎の回復程度を高めることと潰瘍性大腸炎が完治するまでの時間の短縮することです。
多くの西洋医学治療で回復できない潰瘍性大腸炎患者さんの期待に応えるため、当院長が25年間、潰瘍性大腸炎の治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。 鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の70%は経過がよいと考えられます。
潰瘍性大腸炎の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。潰瘍性大腸炎の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療法

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療症例と臨床経験

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療症例 潰瘍性大腸炎患者112名。取穴:腹潟穴「気海の上1寸」、足三里、三陰交、中脘、内関、合穀、大腸兪、脾兪、 太沖、陰陵泉。電気針。裏内庭お灸9壮。

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療臨床経験 : 当院では、多くの潰瘍性大腸炎患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの潰瘍性大腸炎患者が通っていらっしゃいます。潰瘍性大腸炎患者の一人一人の症状に合わせて、当院はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、潰瘍性大腸炎患者の生活の質と予後は比較的良好です。大多数の潰瘍性大腸炎の患者は社会復帰が可能になりました。 潰瘍性大腸炎の合併症の治療にも、針灸は効果があり、選択すべきです。

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療効果

鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の70%は経過がよいと考えられます。

潰瘍性大腸炎の鍼灸治療のメカリズム

潰瘍性大腸炎患者の腸粘膜炎症の修復と異常免疫反応を抑えると考えられます。

潰瘍性大腸炎患者の声 村井様  男性 29歳

お陰様で潰瘍性大腸炎が治って、「再発」も無く、今1年に入っております。
ストレスが原因で昨年末、激しい腹痛が起きて、病院でカメラ検査を行い大腸全体に炎症があるということで、「潰瘍性大腸炎」と診断されました。2年間ビオフェルミンとペンタサ錠を処方され服用していましたが、一向下痢が止まりませんでした。ひどくなると入院を繰り返しました。
症状が悪化してからの生活は、はっきりいって地獄でした。ネットで中国医学鍼灸院のことを知り、治療をお願いしました。2週間の治療で、腹痛と下痢が劇的に減り、1ヶ月後は次第に治癒に向かっていました。3ヶ月後、同じ病院でカメラ検査を行い、大腸全体に炎症が綺麗に無くなりました。
もう1生治らないかと心配していましたが、先生の御蔭で、すっかり回復し、この感謝の気持ちは一生忘れません。もし今後体に不調がありましたら、またお世話になりたく、その際は何卒宜しくお願い致します。

潰瘍性大腸炎の原因

潰瘍性大腸炎の原因はわかっていません。しかし遺伝と腸の過剰な免疫反応が関係しています。タバコの喫煙はクローン病には有害ですが、潰瘍性大腸炎のリスクは減らしているように思われます。ただし喫煙はさまざまな健康上の問題を起こす原因となるので、潰瘍性大腸炎のリスクを下げるために喫煙することは勧められません。

潰瘍性大腸炎の分類

  1. 潰瘍性大腸炎の広がりによる分類:全大腸炎型潰瘍性大腸炎、左側大腸炎型潰瘍性大腸炎直腸炎型潰瘍性大腸炎に分類されます。
  2. 病期による分類:活動期潰瘍性大腸炎、寛解期潰瘍性大腸炎
  3. 重症度による分類:軽症潰瘍性大腸炎、中等症潰瘍性大腸炎、重症潰瘍性大腸炎、激症潰瘍性大腸炎
  4. 臨床経過による分類:再燃寛解型潰瘍性大腸炎、慢性持続型潰瘍性大腸炎、急性激症型潰瘍性大腸炎、初回発作型潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎の臨床像

潰瘍性大腸炎は基本的に発症すると緩解・再燃を繰り返します。全消化管に生じるクローン病と異なり、基本的に大腸に限局して生じ、大腸癌の合併頻度が高いです。

潰瘍性大腸炎の症状

潰瘍性大腸炎の場合、粘血便が初発症状であり、病状の悪化に伴って、下痢腹痛発熱などが出現します。
粘血便は血液にうみがまじった状態で、トマトケチャップやチョコレートに似た色調を呈します。下痢は1日十数回にも及ぶこともあります。潰瘍性大腸炎はしばしば自然におさまりますが、再燃・寛解をくり返します。潰瘍性大腸炎の再燃は春・秋に多く、かぜ、過労、精神的ストレスが誘因となり、潰瘍性大腸炎の症状は再発します。
潰瘍性大腸炎は、偶に突然重症の発作が起こり、激しい下痢、高熱、腹痛、腹膜炎を起こすことがあります。このような再発の間は、重態になります。より多いのは徐々に始まる再発で、便意が切迫するようになり、下腹部が軽くけいれんして、便には血と粘液が混じります。再発は数日から数週間にわたって続き、いつでも再発する可能性があります。
潰瘍性大腸炎の炎症が直腸とS状結腸に限局している場合は、便は正常か硬く乾燥している状態になります。しかし、排便中または排便と排便の間に、大量の赤血球と白血球を含む粘液が直腸から分泌されます。発熱などの全身症状はみられないか、あっても軽度です。
潰瘍性大腸炎の炎症が大腸の上の方へ広がると、便は軟らかくなり、1日に10〜20回ほど排便します。患者はしばしば重症の腹部けいれんに悩まされ、痛みを伴う直腸のけいれんにより便意を催します。夜間も症状は緩和しません。便は水っぽく、膿や血液、粘液を含んでいます。しばしば便全体が血液と膿になることがあります。また発熱や食欲不振が起こり、体重が減少します。

潰瘍性大腸炎の合併症

  1. 出血:出血は最もよくみられる合併症で、しばしば鉄欠乏性貧血を起こします。潰瘍性大腸炎になった人のほぼ10%で、最初の発作が急激に進行して重症になり、大量の出血と穿孔や広範囲の感染を伴います。
  2. 中毒性大腸炎:中毒性大腸炎は特に重症の合併症で、腸壁全体が肥厚して損傷します。この損傷は、腸壁の正常な収縮運動が一時的に止まるイレウス(腸閉塞)と呼ばれる状態を起こし、腸の内容物が前進しなくなり、腹部が膨満します。中毒性大腸炎が悪化すると大腸の筋緊張を失い、数日、時にはわずか数時間で拡張しはじめます。腹部X線検査では、腸の麻痺(まひ)した部分にガスが充満しているのが映ります。
  3. 中毒性巨大結腸:中毒性巨大結腸は非常に重篤で、高熱が出ます。腹痛と腹部の圧痛があり、白血球数が増加します。腸が破裂すると、死亡するリスクが高くなります。しかし、腸が破裂する前に迅速な治療を受けた場合、死亡率は4%未満です。
  4. 結腸癌:末期の潰瘍性大腸炎患者に毎年100人に1人の割合で結腸癌が発症します。潰瘍性大腸炎が広範囲にわたる場合は、100人に10人が結腸癌になります。結腸癌のリスクが最も高いのは、病気の活動性に関係なく、潰瘍性大腸炎が大腸全体に及んでいる場合と、罹患期間が8年以上の場合です。潰瘍性大腸炎が8年以上続く場合、大腸内視鏡検査(柔軟な観察用チューブを用いた大腸の検査)を毎年または2年に一度は行います。大腸内視鏡検査の際に、大腸各所から組織を採取し、病理組織診を行います。癌が初期に発見された場合、ほとんどの人が助かります。
  5. 肝臓、胆嚢の障害:潰瘍性大腸炎では、普通軽度の肝機能不全がみられますが、肝臓疾患の症状が現れるのは軽症から重症を含めても1〜3%ほどです。重症の肝臓疾患は、慢性活動性肝炎や、胆管が狭くなり、ついには閉塞する原発性硬化性胆管炎、肝臓の機能組織が瘢痕(はんこん)化する肝硬変などです。胆管炎は、潰瘍性大腸炎の腸症状が現れる何年も前から起こります。胆管炎になると胆管癌になるリスクがきわめて高くなり、結腸癌のリスクも高くなります。
  6. 潰瘍性大腸炎のその他の合併症:クローン病のそれと同じで、潰瘍性大腸炎による胃腸症状が再発すると、関節炎や上強膜炎、結節性紅斑、壊疽性膿皮症(えそせいのうひしょう)などの炎症が現れます。潰瘍性大腸炎による胃腸症状の再発がない時期でも、脊椎に炎症が生じて強直性脊椎炎となったり、股関節の炎症(仙腸骨炎)や眼の内部の炎症(ぶどう膜炎)が起こります。

潰瘍性大腸炎の検査と診断

潰瘍性大腸炎の血液検査では貧血や、白血球数の増加、アルブミン(血液中のタンパク質)濃度の減少、赤血球沈降速度(ESR)の上昇がみられ、これらは炎症が活発になっていることを示します。潰瘍性大腸炎診断は、大腸のX線検査と内視鏡検査でおこないます。S状結腸鏡検査(柔軟な観察用チューブを用いたS状結腸の検査)を行うと、炎症の重症度を直接観察し、診断を確定できます。潰瘍性大腸炎の症状がない時期でも、腸全体が正常にみえることはほとんどなく、病理組織診でも慢性炎症が認められます。
腹部X線検査では、炎症の程度と広がりがわかります。バリウム注腸後のX線検査や大腸内視鏡検査は、潰瘍性大腸炎の活動期に行うと穿孔を起こすリスクがあるので、通常は治療を開始する前には行いません。しかし大腸全体への炎症の広がりを診断するために時期をみて、大腸内視鏡検査を行います。

潰瘍性大腸炎の食事

潰瘍性大腸炎の場合、高カロリー・高蛋白・低脂肪・低繊維食の食事を薦めます。また、重症の潰瘍性大腸炎は絶食・腸管安静を計り、点滴による高カロリー輸液を行います。特定の食品が潰瘍性大腸炎の症状を抑えるかは明かではないです。

潰瘍性大腸炎の西洋医学治療

潰瘍性大腸炎の重症例や、ある程度の全身障害を伴う潰瘍性大腸炎の中等症例に対しては、潰瘍性大腸炎の重症例では入院の上、脱水、電解質異常(特に低カリウム血症)、貧血、栄養障害などに対する対策が必要です。潰瘍性大腸炎の激症例は極めて予後不良で、内科と外科の協力のもとに強力な治療を行ないます。
〈内科治療〉潰瘍性大腸炎の薬物療法を始めるにあたり、その症例の重症度を把握することが重要で軽症潰瘍性大腸炎および中等潰瘍性大腸炎症例では5アミノサリチル酸製薬を、無効例や重症例で副腎皮質ステロイド薬にて寛解導入を行い、寛解維持には5アミノサリチル酸製薬、また、ステロイド薬を投与した場合には免疫調節薬(アザチオプリンや6-MP)の使用します。免疫調節薬はステロイド依存例でも使用され、ステロイド薬無効例ではシクロスポリン、タクロリムスあるいは血球成分除去療法が行われます。
〈外科療法)内科的治療に反応せず改善がみられない潰瘍性大腸炎、あるいは症状の増悪がみられる潰瘍性大腸炎には手術適応を検討します。手術適応には、絶対的適応である全身症状の急性増悪、重篤な急性合併症(大腸穿孔、中毒性巨大結腸症、大量出血)、大腸癌と、相対的適応である難治潰瘍性大腸炎例のQOL障害例、重篤なステロイド副作用が発現するおそれがある例、大腸外合併症、大腸合併症があります。

潰瘍性大腸炎の予後

潰瘍性大腸炎の場合、一般に発症時の重症度が重いほど、罹患範囲は広いほど手術率、死亡率が高くなりますが、近年の報告では潰瘍性大腸炎生存率は一般潰瘍性大腸炎のと比べて差がないとする報告もみられます。潰瘍性大腸炎のの手術理由は潰瘍性大腸炎の発症5年以内では潰瘍性大腸炎の激症例や潰瘍性大腸炎の重症例の内科治療無効例が多く、5年以潰瘍性大腸炎の降は慢性持続型潰瘍性大腸炎のなどの難治例が対象となりやすいです。

    

潰瘍性大腸炎の癌化

潰瘍性大腸炎の長期経過例では炎症を母地とした癌の発生(colitic cancer)を合併する例が存在します。潰瘍性大腸炎の発癌には罹病期間と罹患範囲が関係し、7〜8年以上経過した全大腸炎型潰瘍性大腸炎のリスクが高く、欧米の報告では癌合併のリスクは全大腸炎型潰瘍性大腸炎で6.3%、左側大腸炎型潰瘍性大腸炎で1.0%、直腸炎型潰瘍性大腸炎ではリスクはないとされています。また潰瘍性大腸炎の累積癌化率は10年で0〜5%、20年で8〜23%、30年で30〜40%と推定されており、全大腸炎型潰瘍性大腸炎の長期経過例に対しては癌合併のサーベイランスが重要となります。近年、症例対照研究で5-ASA製薬(メサラジン)の継続投与が大腸癌のリスクを91%減少させるとともに、経過中の定期的な受診や下部内視鏡検査も大腸癌抑制の要因と報告されています。

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