片側顔面痙攣
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片側顔面痙攣とは顔面の表情筋が自分の意思とは関係なくピクピク動いてしまう病気です。
片側顔面痙攣になりますと、片側眼の周りの軽いピクピクした動きから始まり、次第に額、口へと広がります。また緊張すると痙攣が強くなります。
顔面痙攣は特に中高年の女性に多く見られます。顔面痙攣の進行はゆるやかですが、放置しても自然に治ることはありません。
顔面痙攣は顔面が不規則に運動するもので、チックと呼ばれることもあります。顔面神経麻痺、頭部外傷などの後遺症として起こることもあります。顔面痙攣は従来ははっきりとした原因のないものが多いとされてきました(特発性顔面痙攣と呼ばれます)が、最近では頭蓋骨内で顔面神経を血管が圧迫して起こることが分かってきました。
過労や睡眠不足などが続いているときに、目の周りや顔の一部が、自分の意思と関係なく、ピクピクとけいれんを起こした経験をおもちの方もおられると思います。一過性であることがほとんどですが、血管の老化が原因の場合もあります。
北京中医針灸院の片側顔面痙攣(けいれん)の治療目的は、片側顔面痙攣(けいれん)患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと片側顔面痙攣(けいれん)の完全な回復までの時間を短縮することです。
片側顔面痙攣(けいれん)の治療は、西洋医学の手術と注射以外に東洋医学も効果的です。当院は片側顔面痙攣患者の期待に応えるため、25年間、片側顔面痙攣(けいれん)の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。1990年4月から2008年10月の間、当院で鍼灸治療を受けた片側顔面痙攣(けいれん)の患者さん365名を統計しましたところ、完治したのは240名でした。
片側顔面痙攣の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針吸治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
当院に来られた片側顔面痙攣(けいれん)患者さんの多くは針灸治療で片側顔面痙攣(けいれん)の痙攣(けいれん)症状がなくなり、苦痛から解放されました。顔貌を大切にする女性片側顔面痙攣患者の生活の質を向上させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けて治った片側顔面痙攣(けいれん)患者240名の中、片側顔面痙攣(けいれん)の再発した方がいませんでした。針灸治療は片側顔面痙攣(けいれん)の再発予防にも効果があることが分かりました。
顔面痙攣を来たす原因は、ベル麻痺の後遺症、脳腫瘍(しゅよう)、椎骨(ついこつ)脳底動脈系の動脈瘤(りゅう)や血管奇形、特発性などとなります。従来特発性として原因が明らかでなかった症例の中で、動脈による顔面神経の圧迫が原因となっていることが多いと報告されています。
片側顔面痙攣(けいれん)は顔面神経根部が脳底血管と接触することにより、神経の異常興奮が生じることによると考えられています。顔の神経を動かしているのは顔面神経ですが、脳の奥から出たばかりの根元の部分は、神経を囲うものがなく、外からの刺激を受けやすい状態にあります。そこへ、動脈硬化などにより蛇行した動脈が接触し、その拍動により神経が刺激されてけいれんを引き起こします。顔面神経は左右対称に走行していますが、動脈硬化などの病変は通常一方に起こるため、症状は顔の片側だけに起こることがほとんどですので、「片側顔面けいれん」とも呼ばれています。 動脈硬化が進行しやすい40〜60歳代の方に多く、また理由は明らかではありませんが、女性に多い病気です。睡眠不足や過労などストレスによって誘発されるともあります。
片側顔面痙攣(けいれん)は片側の顔面の筋肉が、無意識のうちに、ぴくぴく引きつるように動いてしまい、片側の顔面の痙攣が、不随意に発作性に、反復性におこります。最初は、目の周囲の筋肉(眼瞼)がぴくつくことから始まります。時間がたつにしたがい、ぴくつく範囲や程度、頻度が増えて行きます。目の周囲だけでなく、鼻、口の周囲に広がっていきます。痙攣の頻度が少ない頃、痙攣のあい間には、顔面のゆがみなどはありませんが、痙攣の頻度が増え、痙攣が絶え間なく、起こる様になると、顔面がゆがんだままになったり、ほとんど片目がつぶったままになってしまいます。顔がぴくつくというだけで、命に関わる病気ではありませんが、とくに顔貌を大切にする女性にとっては、とっても煩わしい病気です。
顔面痙攣の診断は、ときに症状が初期で眼の周囲だけにしか出ていないと、疲れ目との区別はつかないこともあります。また一日中症状が出ている場合でないと、一回の診察では症状がつかまえられないこともあります。このような方の場合、2回くらい外来で顔を診察しているとはっきり顔面痙攣(けいれん)症状が出ることがあります。顔面痙攣(けいれん)症状が出やすい状態というのがあり、たとえば眼をぎゅーっとつぶってぱっと開くと、まぶたの下に痙攣が誘発されます。口元をいーと引き延ばすような顔をすると、まぶたの下に痙攣が出るのも、顔面痙攣(けいれん)の特徴です。顔面痙攣(けいれん)診断の補助として、顔面の筋電図をとることもあります。非常にまれですが、神経への圧迫が血管ではなく、動脈瘤や脳腫瘍ということがあり、こういったことではないかは確認する必要があります。また手術治療を考える場合は、神経への圧迫がどの血管か、どのように圧迫しているかも検査の必要があります。これらの情報は、MRI検査でわかります。
片側顔面痙攣の診断には鑑別すべき疾患として、眼瞼痙攣やメージュ症候群(Meige症候群、眼瞼痙攣と顎や頸部の不随意運動の合併症状)がありますが、これらは両側に症状が出ることで鑑別ができます。
| 誘発検査 | 口をすぼめたりまばたきなどの動作で、けいれんが誘発されるかを調べます。 |
| CT・MRI | 血管の蛇行(動脈硬化)の有無や、けいれんを起こす他の病気(脳腫瘍など)がないかを確認します。 |
片側顔面痙攣の場合は、血管の圧迫を解除する手術療法もあります。ただ薬物療法が効かない場合や手術を避けたい場合は、最近ボツリヌス毒素療法が行われるようになっています。この毒素は筋肉の収縮を抑制する神経毒であり、薄めたボツリヌス毒素を眼輪筋、顔面筋に注射することによって、一時的に注射部位の痙攣を消失させます。対症療法のため、治療効果はよい時に注射後三〜六カ月程度しか続かないです、再度注射する必要があります。副作用は目が閉じにくくなったり、ものが二重に見えたりします。
片側顔面痙攣の鍼灸治療症例:片側顔面痙攣患者365名、取穴:頬車、翳風、陽白、瞳子髎、糸竹空、攅竹、四白、迎香、聴宮、聴会、合穀。針体から低周波を流し続けます。
片側顔面痙攣(けいれん)の鍼灸臨床経験:当針灸院(鍼灸院)では、多くの片側顔面痙攣患者の症状を回復させてきました。今も多くの片側顔面痙攣患者が通っていらっしゃいます。片側顔面痙攣患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、多くの片側顔面痙攣患者は辛い症状から解放され、正常な生活を送ることができるようになりました。
片側顔面痙攣(けいれん)には鍼灸の効果がよく、できれば早く鍼灸治療すべきです。
顔面痙攣患者の動脈を収縮させ、動脈の屈曲部に圧迫される第7脳神経の圧迫を解除すると考えられます。
片側顔面痙攣(けいれん)患者365名、完治したのは240名、有効率78%。
顔面ミオキミアは顔面神経が支配する眼輪筋の一部に異常な興奮が発生することで生じます。下眼瞼に多く生じ、眼精疲労や寝不足のときに起こったり、顔面神経麻痺の後に起こったりします。また、そのほかに脳幹部の腫瘍や炎症でも生じるといわれています。
けいれん、という名称から痙攣が起きている状態と思われがちだが、必ずしも痙攣が起きているとは限らない為、ドライアイとの鑑別は重要です。眼瞼痙攣(けいれん)とはまぶたを閉じる筋肉(眼輪筋)が痙攣する病気です。「結膜炎や角膜炎、異物の侵入、ドライアイ、ヒステリー、チック」などで起こることもありますが、「本態性眼瞼けいれん」といって、脳に異常が生じて起こるものもあります。 本態性眼瞼けいれんが起こると、突然に両方のまぶたが閉じてしばらくの間まったく開けなくなり、物理的な失明状態に陥ります。眼瞼痙攣はまぶたを開閉する筋肉(眼輪筋)に、本人の意思に関係なく力が入る病気であり、40歳代以降の女性に多く見られます。「大脳基底核」という脳の部分の機能異常が指摘されています。
初期はまばたきが多く、目が開けにくい、まぶしい――という症状があります。その後下まぶたがピクピクと痙攣し、上まぶたに移行します。次第に痙攣の回数が増え、日常生活や仕事に大きな支障をきたします。さらに進行すると突然両目が開けられなくなり、しばらくの間全く見えなくなってしまいます。まぶしい場所や疲労、ストレスで悪化しやすくなります。
眼瞼痙攣(けいれん)の原因は不明だが、多くの報告から大脳基底核の神経伝達物質GABAの受容低下が指摘されています。
眼瞼痙攣(けいれん)の場合、まぶしい、目が乾く、目を開けていられない、目の周囲がピクピク動くといった症状が現れます。左右両方に眼瞼痙攣(けいれん)が発症し、進行性です。眼瞼痙攣(けいれん)の重症の場合、完全に目が開けられない状態となる為、視力があるにも拘らず生活上は盲目と等しくなることがあります。ドライアイ、眼部ミオキミア、眼部チックと間違えやすいです。
眼瞼痙攣は他の眼疾患の結果として起こりうりますが,原因は不明であることが最も多いです。男性よりも女性に好発し,家系内で発生する傾向があります。続発性の眼瞼痙攣は眼の刺激症状(例,睫毛乱生,角膜異物,乾性角結膜炎)を有する患者および痙攣を生じる全身性の神経学的疾患(パーキンソン病)患者でも起こります。
眼瞼痙攣は、間代性・強直性の攣縮が両側の眼輪筋に不随意に反復出現する疾患です。発症は下眼瞼部のピクピク感から始まり、次第に上眼瞼部に進行し、重症例では開瞼障害を来して機能的な失明状態に至ります。進行は緩徐ですが、自然軽快はまれです。
本態性の眼瞼痙攣は、局所性ジストニアに分類され、他のジストニアと同様に、大脳基底核を中心とする運動抑制システムの機能障害によって生じると考えられています。その他、パーキンソン病などにみられる症候性、向精神薬や抗不安薬などの投与後にみられる薬物性の眼瞼痙攣があります。
眼瞼痙攣では、特に40〜70歳代の中高齢者で発症例が高く、男女比は1:2〜3と女性に多く見られます。
眼瞼痙攣の初期症状としては、眼瞼の不快感、羞明感、瞬目過多などがあります。症状が進行すると、眼瞼が頻繁に攣縮し、さらに進行すると随意的開眼ができず、視力異常がなくても機能的に失明状態に至ります。
精神緊張の影響を受けることも多く、緊張で増悪する例がある一方、日常では重症であるのに、診察室では無症状という例も見られます。
症状は通常、両眼対称性ですが、軽度の左右差が認められることも少なくありません。
| ■眼瞼痙攣の訴え | |
| まぶしい | 95% |
| 目を開いていられない、目をつぶっていたほうが楽 | 92% |
| 目が乾く | 51% |
| 外に出ると目が開けにくくなる | 49% |
| 目に違和感がある | 41% |
| 下を向いていたい | 34% |
| 眼瞼が下垂する | 29% |
| 瞬きが多い | 26% |
| 手指を使わないと開瞼できない | 16% |
| 目の周りがピクピクする | 8% |
| 額や眉間に皺が寄る | 8% |
初期の眼瞼痙攣は、患者さんの訴える症状からだけでは、診断が難しいことが多いようです。実際に患者さんの中には前の病院で、ドライアイと診断された、うつ病と診断されたなど、誤って診断される事例が多くあります。
そのため、他の疾患と鑑別し、正しく診断するために、まず問診を行います。眼瞼痙攣の疑いがある場合、眼科的検査と瞬目負荷試験を行い、他の類似症状を示す疾患と鑑別する。次に重症度のJankovic分類を行い、重症度に合わせて治療を行うことが望ましいと考えられます。
瞬目負荷試験では、軽瞬テスト(軽く瞬きさせても、強い瞬きしかできない)、速瞬テスト(速く瞬きさせても瞬きが遅くなったり、できなかったりする)、強瞬テスト(強く瞬きさせると、目を開ける際に瞼が痙攣したり、遅くなる)などが行われています。なお、この瞬目負荷試験中に口角に不自然な収縮が見られる場合、メージュ(Meige)症候群の疑いが強く、鑑別診断の重要な要素となります。
診断が紛らわしい疾患として、顔面痙攣、眼部ミオキミア、チック、眼瞼下垂、開眼失行があげられます。
治療は眼輪筋内へのボツリヌス毒素の注射ですが,ほとんどの例で治療を繰り返さなければならず,これにより永久的に眼瞼下垂を起こすことがあります。抗不安薬が役に立つこともある。眼窩周囲の筋肉を切除する手術も有効ですが,合併症の危険があるためボツリヌス毒素療法が失敗した場合のみ使います。
眼瞼痙攣鍼灸治療症例:眼瞼痙攣患者45名、取穴:頬車、翳風、陽白、瞳子髎、糸竹空、攅竹、四白、迎香、聴宮、聴会、合穀。針体から低周波を50分ほど流し続けます。
眼瞼痙攣鍼灸臨床経験:眼瞼痙攣には鍼灸の効果がよく、治療は、まず鍼灸を選択すべきです。
顔面痙攣患者の動脈の異常な位置や、動脈の屈曲部に圧迫される第7脳神経の圧迫を解除すると考えられます。眼瞼痙攣患者の大脳基底核の運動制御システム機能を改善すると考えられます。
眼瞼痙攣患者45名、完治したのは25名、有効率78%。
ジストニアという病気は、筋肉の緊張の異常によって様々な不随意運動や肢位、姿勢の異常が生じる状態をいいます。ジストニアには、全身の筋肉が異常に動いてしまう全身性ジストニアと、局所のみの筋緊張の異常による局所ジストニアに大別されます。症状は筋肉の異常収縮によるものですが、筋緊張を調節している大脳基底核という部分の働きの異常によっておこると考えられています。原因のわからないものを本態性ジストニア、脳卒中や脳炎などの後遺症として起こるものを二次性ジストニアと呼びます。本態性ジストニアの中にはDYTという遺伝子の異常による遺伝性ジストニアというものがあり、15の型が知られています。日本では瀬川病と呼ばれるDYT5ジストニアと捻転ジストニアと呼ばれるDYT1ジストニアが主で、これらは主として小児期に症状が出現します。局所ジストニアでは、目のまわりの筋肉が異常収縮して目が開けられなくなる眼瞼けいれん、首の筋肉の異常によって首が曲がってしまう頚部ジストニア(痙性斜頸)などがあります。書字や楽器演奏などきまった動作時だけ症状がでて動作が妨げられるものを、動作特異性ジストニアと呼び、書痙の多くがこれに含まれます。これらは特定の職種に生じる傾向があり、職業性ジストニアとも言われています。また精神疾患に用いる向精神薬の影響で出現するジストニア症状を遅発性ジストニアと呼びます。