中国鍼灸院 東京・銀座

乳汁漏出症の先進代替医療

乳汁漏出症と中国医学 (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

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乳汁漏出症について

乳汁漏出症とは、男性や産褥期以外の女性が起こる乳汁分泌の状態です。
産褥期には生理的な変化として充分な乳汁が分泌されています。これに対し、産褥期以外に乳汁分泌が見られる場合を乳汁漏出症と呼んでいますが、その原因としてプロラクチンと呼ばれる下垂体ホルモンの分泌増加、あるいはプロラクチンに対する乳腺の感受性上昇が原因となっています。
プロラクチンの分泌は視床下部から分泌されるドーパミンと呼ばれる物質により抑制を受けています。何らかの要因でこの抑制が解除されますと下垂体からのプロラクチン分泌が増加し、乳汁分泌や月経異常を来すようになります。下垂体に異常があってプロラクチンの分泌が亢進する場合があります。最も多いのが下垂体にプロラクチン産生腫瘍が発生する場合で、高プロラクチン血症の1/3はこれによるとも言われています。プロラクチン産生腫瘍は良性腫瘍ですので直接命に関わることはありませんが、サイズが大きくなりますと近傍への影響が出て、頭痛や視野狭窄、視力低下などを招くようになります。

乳汁漏出症に対する当針灸(鍼灸)院の取り組み

当針灸(鍼灸)院の乳汁漏出症の治療目的は、乳汁漏出症患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと乳汁漏出症の完全な回復までの時間を短縮することです。乳汁漏出症の治療は、西洋医学以外に中国などの国では、昔から針灸治療が盛んに行われてきました。当院も乳汁漏出症患者さんの期待に応えるため、25年間、乳汁漏出症の治療に力を入れて、試行錯誤の末、当院の独自の電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の70%は経過がよいと考えられます。
乳汁漏出症の原因が多様なため、当針灸(鍼灸)院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当針灸(鍼灸)院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。

乳汁漏出症の原因

乳汁漏出症の最も多い原因は下垂体のプロラクチン分泌腫瘍(プロラクチノーマ)です。プロラクチノーマは非常に小さい腫瘍として発見されます。女性より男性の方が大きい傾向にあるのは、おそらく男性の場合は発見が遅いためと思われます。プロラクチンの過剰産生と乳汁漏出症の進行は、フェノチアジンなどの薬、高血圧に処方される特定の薬(特にメチルドパ)、オピオイド、甘草(カンゾウ)の服用でも起こることがあります。プロラクチン値が高くない乳汁漏出症の原因としては、甲状腺の機能低下(甲状腺機能低下症)があります。

乳汁漏出症の症状

乳汁漏出症には、乳汁漏出が唯一の症状ですが、多くの女性では月経が止まったり、月経周期が不規則になることもあります。
通常乳汁漏や無月経などの卵巣機能障害を伴っていることが多い傾向にあります。両者がみられる場合は、乳汁漏出性無月経といいます。一般に血中プロラクチン値が高いほど乳汁漏出の発現率や分泌量は増えますが、一致しないことも少なくありません。その理由として、乳汁が排出されるかどうかは、プロラクチン値以外に乳腺のプロラクチンに対する感受性も関係するからです。
プロラクチノーマの女性はエストロゲン量が少ないため、顔の紅潮や腟の乾燥を生じ、性交が苦痛になります。男性のプロラクチノーマ患者の約3分の2は性への関心が失われ(性欲の減退)、勃起機能不全(インポテンス)になります。プロラクチン値が高いと男女ともに不妊症になるおそれがあります。プロラクチノーマが大きくなると、下垂体のすぐ上にある脳神経を圧迫して、頭痛や特有の視野欠損が起こります。

乳汁漏出症の検査と診断

乳汁漏出症の検査には、血中プロラクチン値を測定し、これが高い場合にはその原因検査として薬物服用歴の確認、および必要に応じて下垂体の画像検査(CT、MRIなど)を行ないます。プロラクチン値が高い、あるいは頭痛や視野狭窄、視野障害などの症状があり下垂体の腺腫の存在を疑う場合には画像診断は必須です。
乳汁漏出症は、女性では月経回数が減る、無月経、あるいは突然乳汁が産生された場合にこの病気が疑われます。男性でも乳汁が産生されて、性欲減退と血液中のテストステロン値が低ければ疑われます。血液中のプロラクチンが高値を示せば乳汁漏出症と確定されます。
CT検査またはMRIでプロラクチノーマの検査を行います。下垂体に腫瘍がみられず、他にプロラクチン値が高くなるはっきりした原因がなければ、おそらく、特に女性では小さすぎて見つからないほどの下垂体腫瘍があると考えられます。

乳汁漏出症の西洋医学治療

乳汁漏出症の西洋医学治療の原則は原因除去です。薬物服用による場合には減量もしくは休薬を考えれば良いでしょう。乳汁分泌が見られるだけで、他に特別な異常や兆候がない場合には経過観察も可能です。 直径が1cm以上の下垂体腺腫がある場合には、外科的摘出をまず考慮しなければなりませんが、そうでない場合にはドーパミンアゴニスト製剤の服用で多くの場合管理可能となります。

乳汁漏出症の経過

プロラクチン分泌過剰症の女性において、本症の治療によって不妊症の改善成績は良好です。原因疾患にもよりますが60ー80%が妊娠可能になると考えられます。性腺機能低下が持続すると骨粗鬆症などの老化を加速する原因となります。プロラクチン産生下垂体腺腫は、一般に良性ですが、まれに癌化して転移性の変化を示すことがあります。一部のプロラクチン産生下垂体腺腫は巨大な腫瘍に進展して、下垂体から上部の脳や周辺の組織を圧排して頭痛や視野障害以外に中枢神経機能障害の原因となることがあります。小さなプロラクチン産生下垂体腺腫は薬物投与のみによって消失したり増大しない傾向にあります。

乳汁漏出症の鍼灸治療法

乳汁漏出症の鍼灸治療と鍼灸臨床経験

乳汁漏出症の症例 :乳汁漏出症患者111名、取穴:壇中、人迎、廉泉、合穀、足三里、三陰交、天突、陽陵泉、曲池。電気針。

乳汁漏出症の鍼灸臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの乳汁漏出症患者の症状を回復させてきました。今も多くの乳汁漏出症患者が通っていらっしゃいます。乳汁漏出症患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、乳汁漏出症患者の生活の質と予後はかなり良好です。大多数の乳汁漏出症患者は正常の生活に戻ることが可能になりました。

甲状腺の針灸治療

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