重症筋無力症
重症筋無力症は全身の骨格筋とその運動を支配する神経との接合部に異常が生ずるため、運動をくり返すと筋力低下や脱力状態をきたし、休息すると筋力が回復するという特徴のある病気で、自己免疫疾患の1つと考えられています。
重症筋無力症は男性より女性のほうが2倍以上多く発生し、女性では20〜30代に比較的発症が多いとされています。
重症筋無力症の場合、眼瞼下垂や複視(ものが二重に見える)などの症状が最初に発生することが多く、嚥下困難(食物やつばを飲み込んだり吐き出したりしにくくなる)、構音障害(ろれつが回らずしゃべりにくい)、四肢の脱力など筋力の低下がみられます。休息により回復するのが特徴です。
重症筋無力症鍼灸治療症例 :重症筋無力症患者100名、取穴:百会、前頂、懸顱、後頂に頭皮針。他の取穴:大椎、肩髃(ケング)、曲池、手三里、合穀、魚際、太淵、足三里、伏兎、風市、環跳、陽陵泉、絶骨。電気針、50分。
重症筋無力症鍼灸治療臨床経験 :重症筋無力症の場合、体針のみならず、耳針の治療でも有効です。私は1996年にひとり、21才の女性重症筋無力症患者に、耳の脾、交感、神門、脳点、肝、内分泌、腎穴に置き針をし、週に1回、32回目治療したところ、症状がなくなりました。1年後の再診でも再発しませんでした。
重症筋無力症患者の骨格筋と支配する神経との接合部の伝達機能を正常に戻します。
重症筋無力症患者100名、症状がなくなったのは32名、有効率52%。