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顔面神経麻痺

顔面神経麻痺  (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

顔面神経麻痺について

顔面神経麻痺の原因|顔面神経麻痺【神経系疾患】

顔面神経麻痺とは、顔の表情筋を支配している末梢神経である顔面神経が支障をきたし、その支配領域の運動がきちんとできなくなり、額のしわが消え、まゆ毛が上がらない、目が閉じきれない、口が斜めになり、口もとが締まらなくて食べものがこぼれる状態です。
神経は、脳や脊髄の中枢神経と、そこから出ている末梢神経に分類されます。顔面神経は左右の脳幹から内耳道、中耳腔を通って顔面に出る脳神経で、いろんな機能の枝を出します。脳幹の中枢から下、末梢に走行するにつれて、(1)涙腺への神経に、(2)中耳の小さな骨に行く神経に、(3)味覚を感知する鼓索神経に、(4)顔面の運動神経にと次々に機能が異なる神経を出しながら最後に顔の動きを調節する神経となって顔に分布されます。顔面神経は耳下腺を貫いて、顔に出てきます。脳卒中、脳腫瘍(聴神経腫瘍)、けが、化膿性中耳炎、耳下腺の手術などさまざまの原因で、どこかで障害を受けると顔面神経麻痺が生じます。
顔面神経麻痺になりますと、急性顔面神経麻痺或は亜急性顔面神経麻痺に発症します。原因疾患が明らかな症候性顔面麻痺と、明らかな原因が不明な特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)とに分けられます。顔面神経麻痺の原因疾患として多いのは、ヘルペスウイルス感染症で、典型的には口唇ヘルペスを以前患った方が突然の顔面神経麻痺で発症します。ほかには腫瘍や代謝疾患が原因となる場合もあります。

 

顔面神経麻痺に対する当院の取り組み

北京中医針灸院の顔面神経麻痺の治療目的は、顔面神経麻痺患者にできるかぎりの回復の機会を提供することと顔面神経麻痺の完全な回復までの時間を短縮することです。
北京中医康針灸院は二十年前から積極的に顔面神経麻痺の針灸治療を取り組んできました。各国の顔面神経麻痺に対する治療方法を研究し、北京中医康針灸院の特殊な透穴針療法を開発し、そして透穴針療法で、多くの顔面神経麻痺患者の顔ゆがみ、額のしわが消え、まゆ毛が上がらない、目が閉じきれない、口が斜めになり、口もとが締まらなくて食べものがこぼれるなどの症状を治ししてきました。中枢性顔面神経麻痺でない顔面神経麻痺患者さんが顔面神経麻痺を発症して2週間以内に、当院に来られた場合、患者さんの多くは10回針灸治療で、消えた額のしわ、上がらないまゆ毛、閉じきれない目、斜めになる口、締まらない口もとが元に戻れます。顔面神経麻痺の治療は北京中医針灸院のもっとも得意な分野のひとつです。
当院は多くの病院でなかなか戻れられなっかた古い顔面神経麻痺患者もたくさん治ってきました。斜めになる口が気になる患者さんも綺麗な顔つきに戻り、社会復帰には役に立っています。
1998年11月1日より2011年1月1日まで来院された顔面神経麻痺患者を集計したところ、1390名の中、全治したのは970名、有効率は90%でした。

 

顔面神経麻痺の原因

  

特発性顔面神経麻痺の原因はいまだ不明ですが、考えられる可能性としては寒冷曝露、アレルギー、局所浮腫、ウイルス感染などがあります。いずれにしても、顔面神経は顔面神経管と呼ばれる骨で取り囲まれた狭いトンネルを通って脳から外に出ますが、何らかの原因で顔面神経がはれると顔面神経が圧迫され麻痺が現れると考えられています。

  1. 感染による顔面神経麻痺:顔面神経麻痺を引き起こすのもとしては、帯状ヘルペス感染、ギラン・バレー症候群があります。
  2. 代謝内分泌異常による顔面神経麻痺:代表的なものは、糖尿病性末梢神経障害です。尿毒症、ビタミン欠乏症、甲状腺機能低下症
  3. 大脳の障害による顔面神経麻痺:脳や脳幹の病気で顔面神経麻痺を引き起こします。

顔面神経麻痺の分類

中枢性顔面神経麻痺

脳や脳幹の病気、あるいは顔面神経核よりも上方の障害。具体的には、脳卒中、脳腫瘍 脳炎などの病気や、そのほかの脳内の病変。

末梢性顔面神経麻痺

末梢神経性麻痺は、脳・脊髄から出て、体のすみずみにまで張りめぐらされている末梢神経が障害を受けて起こる運動麻痺の総称です。末梢神経には、それぞれに支配している領域があります。側頭骨内にできた腫瘍、急性中耳炎、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、側頭部の骨折・外傷、耳下腺腫瘍などに顔面神経麻痺を引き起こします。顔面神経そのものから腫瘍(顔面神経鞘腫)が発生することもあります。また、上記の病気の手術治療により麻痺が生じることもあります。末梢性顔面神経麻痺の原因として2番目に多いのは水痘帯状疱疹ウイルスであり、ハント症候群と呼ばれています。顔面神経麻痺に加えて耳介や耳の穴に水疱(みずぶくれ)や痂皮(かさぶた)伴うことで診断されます。

顔面神経麻痺の症状

  1. 中枢性顔面神経麻痺:中枢性麻痺の症状は、単麻痺、片麻痺、交代制片麻痺といったかたちで現れます。顔面末梢神経に障害を来たしますと、麻痺やしびれ、痛み、筋力低下などの神経症状が引き起こされます。眼を閉じることが困難になったり、水を飲むと口から漏れたりします。通常は顔面の片側のみに生じます。また、顔面神経には味覚を伝える神経、涙や唾液を分泌させる神経、大きな音から内耳を守るため鼓膜を緊張させる反射を起こす神経も含まれています。そのため、顔の麻痺とともに、麻痺した側での味覚の障害、涙の分泌低下、音が響くなどの症状を伴うことがあります。
    単麻痺というのは、大脳皮質の運動中枢、またはその近くに小さな障害があるとき、顔面、上肢、あるいは下肢の一局部にだけ麻痺が起こるものです。片麻痺は、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、髄膜炎、脳炎などによってからだの片側だけに麻痺が現れる状態です。顔面、上肢、下肢とも同じ側に麻痺が現れます。いわゆる半身不随の状態です。交代性片麻痺は、脳幹に障害があって現れるもので、頭部の片側の脳神経麻痺と、反対側の上肢、下肢の麻痺が起こるものです。単麻痺というのは、大脳皮質の運動中枢、またはその近くに小さな障害があるとき、顔面、上肢、あるいは下肢の一局部にだけ麻痺が起こるものです。
  2. 末梢性顔面神経麻痺:末梢性顔面神経麻痺で最も多いのはベル麻痺なのです。ベル麻痺の症状と経過は、突発的に顔の左右どちらかに現れるのがベル麻痺特徴です。
    ベル麻痺前駆症状として、たいていは何の前兆もなく、突然に顔面の片側の筋力が低下し、運動麻痺が起こります。目を閉じても上まぶたが十分に下がらず、下まぶたが上がらないため、眼球結膜が見えたままになり、兎眼とよばれています。顔を洗う時に、目の中に水が入ってしまいます。まぶたを無理に閉じようとすると眼球が上方に回転し、白目だけになってしまいます。黒目が上まぶたに隠れてしまい、ベル現象とよばれています。麻痺した側の口角がただれた状態になるために、よだれが出たり、食べ物や飲み物がこぼれやすくなります。麻痺側では口を閉じる力も弱くなり、パ行やマ行の発音が、息がもれてしまってうまくできなくなります。額にしわをつくろうとしても、麻痺側にはしわがつくれません。麻痺側の舌の前方3分の2に、味覚障害が起こるケースもあります。また、聴覚敏感、唾液分泌障害、涙腺分泌障害を伴うこともあります。これらの症状は、脳神経の一つである顔面神経が、顔面の筋肉だけでなく、涙腺や内耳の筋肉、顎下腺、舌下腺にも関わっているために現れるものです。 ハント症候群の場合は、前述のように耳(耳介)や口の中に帯状疱疹が生じ、激烈な痛みを伴い、さらに耳鳴り・難聴・目眩を伴うこともあります。特発性の末梢性顔面神経麻痺です。
    中枢性顔面神経麻痺の場合、前額部の運動麻痺はほとんど起こらないのが末梢性との大きな相違点です。

顔面神経麻痺の検査

顔面神経麻痺の検査は主に以下の通りです。

  1. 耳、口中の検査
    聴力検査、耳小骨筋反射、前庭機能検査(目眩の検査)、涙液分泌検査、味覚検査
  2. エコー検査
    耳下腺腫瘍の有無を調べます。
  3. レントゲン検査
  4. 脳神経検査
  5. MR画像検査

顔面神経麻痺の診断

顔面神経麻痺の診断は典型的な顔の表情から比較的容易です。しかし、顔面神経麻痺の原因となる病気がある場合、両側に同時に発症したり何度も繰り返す場合などは、MRIなどの画像診断が必要です。そのほかにサルコイド、ライム病などのややめずらしい病気でも起こることがあり、それらが疑われる場合には、血液検査などほかの検査が必要になります。  顔面神経麻痺の発症前に、耳のなかに痛みや水泡(すいほう)の形成が先行する場合は、ヘルペスウイルス感染による麻痺がまず考えられます。また、障害の程度や回復の正確な評価のために、筋電図や誘発電位検査が行われることもあります。
顔面神経麻痺が末梢性の顔面神経麻痺か中枢性の顔面神経麻痺か、さらには捕捉性ニューロパチーによるものか、ほかの病気によって引き起こされている顔面神経麻痺かを診断します。
運動麻痺症状が顔面だけに現れていて、ほかに神経症状がみられないときは、ベル麻痺が疑われます。前額部筋に麻痺がないときは、中枢性顔面神経麻痺の可能性があります。
顔面神経麻痺症状を分析することで、顔面神経のどのあたりに障害があるのか推察されます。

 

顔面神経麻痺の合併症

顔面神経麻痺の合併症は慢性の味覚の消失(無味覚症)、慢性顔面痙攣、角膜感染症です。角膜感染を防ぐためには、睡眠時や休息時に眼帯をしたりテープで眼を閉じる、または人工涙液の点眼薬や眼軟膏を使用することが特に完全麻痺の場合には推奨されます。閉眼が完全にできない場合は、反射も低下するため、眼の外傷には充分気をつける必要があります。
顔面神経麻痺の他の合併症として、顔面神経が不完全、あるいは誤った再生をすることがあります。損傷した神経が再生する際に、全体的にはもともとの経路に沿って正しい目的地にたどり着きます。しかし神経線維の中には、わき道にそれているものがあり、これが共同運動と呼ばれる状態を引き起こします。この結果、ある部分を動かすと、別の部分が一緒に動いてしまい、眼を閉じると、口角が不随意的に上がってしまうようなことがあります。
このほか回復後に、まれにワニの涙症候群を呈する顔面神経麻痺患者もいいます。食事の際に涙が流れてしまいます。これは顔面神経の唾液腺と涙腺を支配する神経の再生が誤った結果と考えられています。

顔面神経麻痺の西洋医学治療

顔面神経麻痺の西洋医学治療は基本的には外来で治療可能な場合が多いのですが、顔面神経麻痺の検査が必要な場合、顔面神経麻痺の診断がはっきりしない場合、顔面神経麻痺の程度が強い場合などでは、入院が必要です。顔面神経麻痺の副腎皮質ステロイド療法が効果的と考えられていますが、糖尿病や感染症を悪化させる可能性があるので、それらの病気がある場合には慎重な対処が必要です。そのほかに、ビタミンB12やビタミンEなどの製剤が神経修復の促進に使われます。  明らかなヘルペスウイルス感染の証拠がない場合でも、抗ウイルス薬の投与で顔面神経麻痺が改善するという報告が最近あり、同時に抗ウイルス薬が投与されることがあります。また、眼が閉じにくい場合、人工涙液(じんこうるいえき)を点眼して角膜を保護することが必要です。
顔面神経麻痺手術方法は何種類かに分かれます。

  1. 顔面神経減荷手術:顔面神経の周りの神経鞘を開いて神経の圧迫を取ろうという減荷手術もあります。
  2. 神経の修復手術

顔面神経麻痺の予防

顔面神経麻痺の予防としては:

  1. 寒冷刺激を避ける。
  2. 顔に風当たりを避ける。
  3. 過労を避ける
  

顔面神経麻痺の予後

顔面神経麻痺の完全麻痺では、最初の2週間以内に改善が見られた顔面神経麻痺患者ではほぼ完全に寛解しますが、改善が3週間以降に見られたかまたは改善しなかった顔面神経麻痺患者では、多くの顔面神経麻痺患者に後遺症が残りました。10歳以下の若い顔面神経麻痺患者では予後がよく、一方61歳以上の顔面神経麻痺患者では予後は相対的に悪いです。

顔面神経麻痺の鍼灸治療法

顔面神経麻痺の鍼灸治療症例と臨床経験

顔面神経麻痺の鍼灸治療症例顔面神経麻痺患者1390名、男性1050名、女性340名。年令最低は6ヶ月、最高は76才。顔面神経まひに罹った期間は最短1週間、最長3年。まひ側に取穴:頬車、翳風、陽白、瞳子髎 、糸竹空、攅竹、四白、迎香、聴宮、聴会、合穀など。

顔面神経麻痺の鍼灸臨床経験:北京中医針灸院では、多くの顔面神経麻痺患者の症状を回復させてきました。今も多くの顔面神経麻痺患者が通っていらっしゃいます。顔面神経麻痺患者の一人一人の症状に合わせて、北京中医針灸院はきめ細かい針灸治療を行っています。北京中医康鍼灸院の針灸治療で、大多数の顔面神経麻痺患者は以前の顔つきに戻り、しかも予後経過もかなり満足できます。
鍼灸による顔面神経麻痺治療は、他の神経麻痺疾患と同じように、鍼灸の得意な分野のひとつだ。顔面神経麻痺の治療なら、鍼灸しか方法ないと中国では、常識になっています。 1995年、大阪で、ホテル経営の三水さんが突然、顔面神経麻痺になり、耳鼻科の先生に針治療を勧められました。清風高等学校長の紹介で、私がはり治療を引き受けました。7回で半分回復しましたが、旅行の予約がキャンセルできなくて、そのまま旅行へ行きました。1週間後帰りました頃、もうすっかり顔の形が正常に戻りました。

顔面神経麻痺の鍼灸治療メカリズム

鍼灸は麻痺した顔面神経組織を修復する働きがあります。また、顔面神経の炎症に対する消炎効果もあります。しかし、脳卒中、脳腫瘍(聴神経腫瘍)や神経が周囲の骨に圧迫された場合は病気の原因治療を一緒にしないと鍼灸の効果が薄いです。

顔面神経麻痺の鍼灸治療効果

顔面神経麻痺患者1390名の中、全治は970名、有効率は90%。

ベル麻痺

ベル麻痺は急に起こる顔面神経麻痺(まひ)です。ベル麻痺は、寒冷刺激、過度の飲酒、精神的ストレス、過労などと関係があって、寒いところで顔が冷やされたあと、はれて神経が周囲の骨に圧迫されまひとなる説や、アレルギー、ウイルス説などがあります。顔面神経に酸素と栄養を供給する血管が細くなって、筋肉が十分な酸素と栄養を受け取ことができなくなり、障害が起こるとする説もありますが、まだ不明な点が多いようです。
ベル麻痺は、顔面の筋肉を刺激する第7脳神経(顔面神経)の機能不全により、顔の片側の筋肉に突然の脱力と麻痺が起こる病気です。顔面神経麻痺が起こると、顔の筋肉が麻痺して顔が曲がった状態になります。 ベル麻痺の中に、ウイルスが原因となっている例がしばしば認められます。最近ではこれらのウイルスがベル麻痺の原因の多くを占めることが分かってきました。およそ10万人に23人の割合で何らかの時期に発症します。腫れによって神経が圧迫され血流が減少します。単純ヘルペスウイルスによるウイルス感染であることを示唆する証拠があります。米国北東部では特に、ライム病もベル麻痺の一般的な原因です。黒人では、サルコイドーシスも一般的な原因です。

ベル麻痺の症状

ベル麻痺の最初症状は耳の後ろの痛みで、顔の筋力低下が起こる数時間から1〜2日前に現れます。ベル麻痺では顔面の脱力は突然に起こり、軽度の筋力低下から完全な麻痺までさまざまです。顔の上部が侵されると、障害が起きた側のまぶたが閉じにくくなったり、閉じ方が不完全になったりします。完全に閉じることができないため、眼が乾いて痛み、眼が傷ついたり失明に至ることさえあります。また、眼を閉じようとすると眼球が上方に回転する傾向があります。ベル麻痺は、唾液の産生や舌の前部にある味覚、または涙の産生を阻害することがあります。侵された側の耳では、鼓膜を伸展させる筋肉が麻痺するために、音が異常に大きく聞こえる聴覚過敏と呼ばれる状態が起こります。ときには、顔面神経の治癒に伴って異常な接続を形成するようになり、そのためにいくつかの顔面筋が予想外の動きをしたり、唾液の分泌中に眼に涙がたまる「クロコダイルの涙」と呼ばれる現象が現れたりします。

ベル麻痺の診断

ベル麻痺の診断は、症状に基づいて行われます。脳卒中による脱力は、顔全体よりも顔の下側だけに急に起こるため、ベル麻痺と区別できます。また脳卒中では、片側の腕や脚の筋力低下を起こすのが典型的です。顔面神経の麻痺を引き起こすその他のまれな病気は、症状の現れ方が遅いため、ベル麻痺とは区別がつきます。そのような病気には脳腫瘍、顔面神経を圧迫するその他の腫瘍、中耳や乳突蜂巣の感染症、頭蓋底の骨折などがあります。ライム病やサルコイドーシスのチェックには、血液検査が行われます。ベル麻痺に特有の検査はありません。

ベル麻痺経過の見通し
顔面神経麻痺の顔面麻痺が部分的な場合は、当院の鍼灸治療でほとんどの顔面神経麻痺が完全に回復します。

ハント症候群

ハント症候群の原因

顔面神経麻痺の中でベル麻痺次に多いのがハント症候群で、ウイルス感染によります。

ハント症候群の症状

ハント症候群は麻痺が重症であることが多く、また高度の神経障害から麻痺の回復が遅く、後遺症が生じる率が高い疾患です。顔面神経麻痺に加えて耳や耳の中、口の中に水疱や痂皮が生じます。また、激しい耳痛、咽頭痛、頸部痛、頭痛を伴うことが多く認められます。帯状疱疹がよくなってからも痛みが続く患者さんもしばしばみられますが、通常は2−3ヵ月で改善します。腰部、胸部、顔面など他の部位では帯状疱疹後神経痛といい、神経痛が後遺症として残ることがしばしばありますが、ハント症候群で神経痛が残ることは極めて稀です。さらに耳鳴り・難聴・目眩を伴うことがあります。これは顔面神経と伴に内耳の神経が障害されるため生じます。これらの顔面麻痺、水疱(みずぶくれ)・痂皮(かさぶた)、耳鳴り・難聴・目眩の症状は同時に生じることが多いのですが、前後して生じることもあります。

ハント症候群の予後

ハント症候群の治療は、鍼灸、ステロイド、ビタミン薬、血行をよくする薬、マッサージ、星状節神経ブロックなどがあり、症状が軽いものは1〜2週間で治ります。

ハント症候群の検査と診断

顔面神経麻痺の原因を調べるため、血液検査によりウイルス感染を調べます。一度の検査では判定できず、2−3週間後に改めて検査するとウイルスの感染が判明することがあります。
また、顔の動きを観察して麻痺の程度を調べます。受診のたびに調べて点数化し、麻痺改善の経過をみます。重症の麻痺の場合、電気刺激検査、筋電図検査により神経の障害の程度やどのくらいで改善するのかを推定します。ただし、麻痺を発症してから1−2週間後に検査しないと、神経障害の程度を正確に判定することはできません。

神経麻痺の鍼灸治療

脳卒中・脳梗塞後遺症 橈骨神経麻痺(マヒ) 多発神経炎 脊髄外傷  坐骨神経麻痺  足根管症候群  肘部管症候群(尺骨神経麻痺) 腓骨神経麻痺 外傷性散瞳  外転神経まひ(麻痺)

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