花粉症
花粉症とは、スギやヒノキなどの花粉が原因となって、主に目と鼻にアレルギー症状を起こす病気です。
花粉症は季節性 アレルギー鼻炎とも呼ばれています。
花粉症は花粉が原因で起こるアレルギー性炎症です。主なものは花粉による アレルギー鼻炎と アレルギー性結膜炎ですが、 咽頭炎、 喉頭炎、 皮膚炎、花粉喘息などが出る場合もあります。
花粉症とは花粉によるアレルギー疾患で、主に目と鼻に症状が現われる状態です。花粉症は花粉を抗原とした一種のアレルギー疾患で、花粉の飛び散る季節に一致して起こります。花粉症を引き起こす花粉としてはスギ、ブタクサ、ヨモギなどが知られています。花粉以外の抗原によって起こる結膜炎をアレルギー性結膜炎とする場合もありますが、起こる過程は同じです。
花粉症では、原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。 最近、通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の両方に悩む人や、複数の花粉に反応する人も増えており、ほぼ一年中くしゃみ・鼻みず・鼻づまりに悩まされるという人も少なくありません。
季節性 アレルギー鼻炎は、よくみられる疾患です。一般に花粉症と呼ばれるもので、何にアレルギー反応を起こすかによって、たとえば春、夏、秋といった特定の時期に発症します。症状としては、主に鼻の粘膜の炎症によるアレルギー鼻炎、まぶたの粘膜や結膜の炎症による アレルギー性結膜炎などがあります。
北京中医針灸院の花粉症の治療目的は、花粉症患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと花粉症の完全な回復までの時間を短縮することです。
花粉症の治療は、西洋医学以外に東洋医学の治療も効果があります。当院長は花粉症の期待に応えるため、25年間、花粉症の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。1990年4月から2008年10月の間、当院で鍼灸治療を受けた花粉症の患者さん1110名を統計しましたところ、完治したのは690名でした。
花粉症の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そして花粉症の治癒は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けて治った花粉症患者690名の中、花粉症の再発した方がいませんでした。針灸治療は花粉症の再発予防にも効果があることが分かりました。
植物の花粉により生体側に抗体(IgE)ができます。組織内の肥満細胞表面のIgE抗体に抗原(花粉)が結合すると、肥満細胞から化学物質(ヒスタミン、SRS‐Aなど)が分泌され、これによって目のかゆみ、異物感、充血、むくみ、流涙などが起こり、目やにが出ます。鼻粘膜でも同様のことが起こり、くしゃみ、鼻汁分泌、鼻閉などが起こります。
鼻の三大症状だけでなく、目の症状(かゆみ、なみだ、充血など)を伴う場合が多く、その他にノドのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。 (さらに、シラカバ、ハンノキ、イネ科花粉症などの人がある果物や野菜を食べると、口の中がかゆくなり、はれたりする「口腔アレルギー症候群」という症状もあります。花粉症になると鼻、口の中、のどの奥、眼などがかゆくなります。この症状は、徐々に始まることも、突然始まることもあります。薄い鼻水が出て鼻が詰まり頻繁にくしゃみが出ます。 また涙が出て眼がかゆくなり、白眼とまぶたが赤くなったり、まぶたが腫れたりします。コンタクトレンズを使用していると眼はいっそうゴロゴロします。鼻の粘膜は腫れ、青みがかった赤色になります。その他の症状としては頭痛、せき、ゼイゼイいう息切れ、過敏症などがあります。まれに、うつ病、食欲不振、不眠症になることもあります。 季節性アレルギーのある人の多くは喘息を伴い、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎を引き起こすのと同じアレルゲンが原因で、ゼイゼイいう息切れを起こします。 季節性アレルギーの診断は、症状と発症の状況、つまり、特定のシーズン中に発症しているかどうかで判断されます。この情報は医師がアレルゲンを特定する際にも役立ちます。鼻水を検査して、アレルギー反応の結果として多量に生成される白血球中の好酸球がどのくらいあるかを調べます。皮膚テストは、診断およびアレルゲンの特定に役立ちます。
花粉症の治療は他の鼻や眼のアレルギーの治療と基本的には同じですが、急激に花粉にさらされるため、急性の強い症状への配慮も必要となります。治療法を大きく分けると、症状を軽減する対症療法と根本的に治す根治療法の二つがあります。
鼻の機能は呼吸する空気の加温、加湿、防塵です。
花粉が鼻粘膜からはいると表面についた花粉は鼻の粘膜の上皮細胞にある線毛がベルトコンベアのように働く事により鼻の外に運び出されます。運び出されなかった花粉は鼻の粘膜に付着し、抗原成分を鼻粘膜にしみこませます。鼻の粘膜の中にはアレルギーの細胞である肥満細胞があります。スギ花粉症患者さんの場合にはスギ花粉に対するIgE抗体が肥満細胞のまわりに結合しています。このIgE抗体が溶けだしたスギ花粉の抗原成分を捕らえて結合して肥満細胞が活性化し、反応を生じます。その結果、放出されたヒスタミンが鼻粘膜表面の神経を刺激し、くしゃみを起こし反射的に鼻汁の分泌を生じさせます。さらにヒスタミンは血管を刺激して鼻づまりの症状を引き起こします。繰り返しスギ花粉との接触が多くなると、花粉症の症状は強まります。結膜も肥満細胞上のIgE抗体と結膜の表面で溶けだしたスギ抗原成分が結合してヒスタミンが放出されます。ヒスタミンも同じく結膜表面の神経を介して痒みを生じ、反射性に涙の分泌が増え、神経の過敏によって異物感が強くなります。掻痒感が強い場合にはドライアイという乾く目の病気の合併の可能性があります。スギ花粉症では発熱などの全身症状はすくないものの、口の渇き、咽の違和感、皮膚のかゆみなどの鼻や眼以外の症状を訴える方も多いことが分かって来ています。
花粉症の患者さんの約70%はスギ花粉が原因です。しかし花粉量には地域差があり、森林面積に対する比率では九州、東北、四国で高くなっています。北海道にはスギ花粉飛散は極めて少なく、沖縄にはスギが全く生息しません。関東・東海地方ではスギ花粉症患者が多く見られます。ヒノキ科花粉症も見られますが、スギの人工林がより多いのでスギ花粉が多く飛散します。関西ではスギとヒノキ科の植林面積はほぼ等しいですが、今のところヒノキ科は幼齢林が多く、東日本よりヒノキ飛散の割合が多いと考えられています。スギをはじめとする風によって花粉を運ぶ植物(風媒花)は虫などが花粉を運ぶ植物(虫媒花)よりも多量の花粉をつくり、花粉が遠くまで運ばれるので花粉症の原因になりやすいと考えられています。
花粉症の原因となる花粉の種類は多く、日本ではこれまでに50種類以上の原因花粉が報告されています。 このような花粉症を引き起こす風媒花には、樹木ではスギやヒノキの他にシラカンバ、ハンノキ、ケヤキ、コナラ、ブナ、オオバヤシャブシなどがあります。草本ではカモガヤなどのイネ科の花粉症が多くなってきていますが、他にブタクサ、ヨモギなどキク科の植物があげられます。主な花粉の飛散時期つまり症状が出現する時期はスギ、ヒノキなどの樹木では春が中心ですが、イネ科の場合は初夏に、キク科の場合は真夏から秋口に飛散します。
花粉症も風邪もくしゃみや鼻水、鼻づまりの症状がありますので区別が付かないこともあります。ただしお話を十分に聞いたり、鼻の中を観察することで診断はある程度可能です。この両者は別の病気で、花粉症はアレルギー反応が引き金となりますが、風邪はインフルエンザのことでしたらビールスが原因です。花粉症は発熱、のどの痛みや消化器症状などの全身症状が少なく、鼻症状と眼症状が主体で、症状の続く期間が長いのが特徴です。また花粉症は遺伝することが多く、家族にアルルギー疾患を持つものが多いことが診断に参考になります。従って鼻や目だけの症状が2週間以上続く場合は花粉症があることも疑うのが良いと思います。必ずしも家族にアレルギー疾患を持つものがいなくても、花粉症を発症することは少なくありません。また花粉症と風邪を合併すれば症状は重くなり、診断がやや難しくなり、また治療の効果が得にくくなります。
花粉症の鍼灸治療症例 :花粉症患者1110名、取穴:迎香、上星、風府、前谷、禾髎「ワリョウ」、百会、天柱、風池、大椎、足三里、合穀。電気針。
花粉症の鍼灸臨床経験 :北京中医針灸院では、多くの花粉症患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの花粉症患者が通っていらっしゃいます。花粉症患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療でくしゃみ、鼻汁分泌、鼻閉が改善或いは消失し、花粉症患者の生活の質と予後は比較的良好です。ほとんどの花粉症患者は完治になりました。
花粉症には、よく鍼灸治療直後、目のかゆみ、異物感、充血、むくみ、流涙が止まり、鼻詰まりが解除されます。かなり即効性のある治療法です。対症療法しか効果ない薬と違って、眠くなるような副作用もないです。完治した患者さんも再発が少ないです。
針灸(鍼灸)治療で花粉症科患者の組織内肥満細胞表面のIgE抗体産生と、IgE抗体に抗原(花粉)が結合するを抑えると考えられます。
花粉症患者1110名、完治したのは690名、有効率91%。