ホルネル症候群
ホルネル症候群とは、上位交感神経が障害されることで眼瞼下垂、縮瞳、無発汗が生じる状態です。ホルネル症候群は頚部交感神経麻痺、ホルネル徴候ともいいます。
ホルネル症候群は、視床下部から眼球まで走行する頸部交感神経路に障害が起こった場合に生じます。交感神経支配は眼周囲および瞬膜を含む眼瞼の筋肉緊張維持に関与しています。
ホルネル症候群は、主にC8〜Th2までの交感神経を圧迫または損傷等によって障害することで生じ、ホルネル症候群の原因疾患は多彩で、上胸部の腫瘍によるものや外傷(神経根引き抜き損傷など)によるものが多いです。
ホルネル症候群は中枢神経,節前神経,節後神経のいずれにも起因しうり、原発性のホルネル症候群もあれば,他の疾患に続発するホルネル症候群もあります。
中枢神経病変によるホルネル症候群としては、脳幹虚血、脊髄空洞症、脳腫瘍などが、末梢神経病変によるホルネル症候群としては、パンコースト腫瘍、頸部リンパ節腫脹、頸部および頭蓋外傷、大動脈または頸動脈解離、胸部大動脈瘤などがあります。先天性ホルネル症候群もあります。
ホルネル症候群の診断は、症状に基づいて行われます。ホルネル症候群診断になると、眼瞼下垂、縮瞳、無発汗、充血があります。
先天性ホルネル症候群の場合、虹彩は着色せず青灰白色のままです。
10%液体コカインを患眼に点眼し、10分後も散瞳不良であればホルネル症候群が示唆されます。結果が陽性であれば,1%ヒドロキシアンフェタミン溶液あるいは5%N-メチルヒドロキシアンフェタミンを48時間後に点眼し、病変が節前にあるか(瞳孔が散大する場合)、節後にあるか(瞳孔が散大しない場合)を判定できます。ホルネル症候群の患者では臨床上の疑いに応じて、脳、脊髄、胸部、あるいは頸部のMRIかCTが必要です。
当針灸(鍼灸)院のホルネル症候群の治療目的は、ホルネル症候群患者のできるかぎりの回復の機会を提供することとホルネル症候群の完全な回復までの時間を短縮することです。
近年、ホルネル症候群の治療は、西洋医学以外にも新しい治療法を求める動きが世界中に広がりました。欧米、中国などの国では、針灸のホルネル症候群に対する有効性が再認識するようになっています。当針灸(鍼灸)院もホルネル症候群患者さんの期待に応えるため、25年間、ホルネル症候群の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の眼底電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。1998年11月1日より2008年11月1日までの10年間に北京中医康鍼灸院に来院されたホルネル症候群患者125名を集計したところ、完治したのは96名でした。
ホルネル症候群の原因が多様なため、当針灸(鍼灸)院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当針灸(鍼灸)院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
当針灸(鍼灸)院の針灸治療で、多くホルネル症候群患者さんの複視の症状が消失しました。ホルネル症候群患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けて治ったホルネル症候群患者96名の中、眼瞼下垂、縮瞳、無発汗の再発した方がいませんでした。針灸治療はホルネル症候群の再発予防にも効果があることが分かりました。
ホルネル症候群の西洋医学治療は明らかとなった原因に対しては治療が行われますが、原発性のホルネル症候群に対する治療はないです。
ホルネル症候群の鍼灸治療症例 :ホルネル症候群患者125名。取穴:人迎、行間、太沖、肝兪、陽白、攅竹、四白、太陽、晴明。
ホルネル症候群の鍼灸臨床経験 :当鍼灸(針灸)院では、多くのホルネル症候群患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くのホルネル症候群患者が通っていらっしゃいます。ホルネル症候群患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、ホルネル症候群患者の生活の質と予後は比較的良好です。大多数のホルネル症候群の患者は社会復帰が可能になりました。
ホルネル症候群患者125名、完治96名。