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混合性結合組織病の先進代替医療

混合性結合組織病 (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

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混合性結合組織病について

  
混合性結合組織病の治療前|混合性結合組織病の治療結果 治療前
混合性結合組織病の治療後|混合性結合組織病の治療結果 治療後:

混合性結合組織病とは皮膚筋炎多発性筋炎強皮症全身性エリテマトーデスの3つの膠原病のうち、2つ以上の症状が混在し、さらに血液検査で抗U1-RNP抗体という自己抗体が検出される病気です。
混合性結合組織病は30〜50代の女性に発症することが多く、男女比は1対15、有病率は人口10万対5・7です。  混合性結合組織病と類似した膠原病として、重複症候群があります。しかし、重複症候群では、典型的な症状を示す完全な膠原病が2つ以上重なり合っているのに対し、MCTDでは前記の3つのうち、おのおのの病気の症状の一部が混合して現れる点で区別されます。
混合性結合組織病(Mixed Connective Tissue Disease: MCTD)は、1972年に米国のシャープ(Sharp, GC)らによって提唱された疾患概念で、臨床的に全身性エリテマトーデス(SLE)様、強皮症様、多発性筋炎様の症状が混在し、かつ血清中に抗U1-RNP抗体が高値で検出される病気です。今日では一般にMCTDは膠原病の重複症候群の中の一つの病型とみなされています。ただし、MCTDを強皮症の1病型とする説もあり、アメリカ学派ではこの説を支持する人が多いようです。わが国では1993年から厚生省が特定疾患に指定していることもあり、MCTDの診断名は広く用いられています。

混合性結合組織病に対する当院の取り組み

当鍼灸院の混合性結合組織病の治療目的は、混合性結合組織病患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと混合性結合組織病の完全な回復までの時間を短縮することです。
混合性結合組織病の治療は、西洋医学以外に東洋医学の治療も効果があります。当針灸院(鍼灸院)院長は混合性結合組織病患者の期待に応えるため、25年間、混合性結合組織病の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の70%は経過がよいと考えられます。

混合性結合組織病の原因

混合性結合組織病の病態は抗U1-RNP抗体の存在と密接に関係していると考えられます。したがって、抗U1-RNP抗体がどのようにして産生されるかを解明することがMCTDの原因解明に大切と考えられます。このような自己抗体の産生には様々な遺伝学的素因や環境因子が働いているものと考えられています。免疫学、遺伝学の進歩とともに徐々に病態の一部が解明されつつありますが、まだまだ分からないことが多いのが現状です。

混合性結合組織病の合併症

  1. 肺高血圧症
    MCTDの5〜10%に見られる重い合併症です。心臓と肺を結ぶ肺動脈という血管の中が狭くなり、心臓に負担がかかります。自覚症状として動悸、動いた時の息苦しさ、胸の痛みがあります。     
  2. 無菌性髄膜炎
    MCTD患者さんがイブプロフェンなどの解熱鎮痛剤を使用すると、感染によるものではない無菌性の髄膜炎を誘発することがあります。理由は不明で、頻度も多くはないですが、MCTDと診断された場合は、イブプロフェン等を含む解熱鎮痛剤は使用しないほうが無難です。     
  3. 三叉神経障害
    頻度は少ないですが、他の膠原病ではほとんど見られない比較的特徴的な症状です。顔面の神経を支配する三叉神経が障害され、顔の一部がピリピリする知覚障害がみられます。初発症状のこともあります。一度症状が出るとなかなか消えにくいです。
   

混合性結合組織病の症状

混合性結合組織病の症状は、多くの混合性結合組織病患者さんがもつ共通症状と身性エリテマトーデス・多発性筋炎/皮膚筋炎・強皮症を思わせる症状が混ざって出現する混合症状があります。 レイノー現象は寒いときや精神的に緊張したときに、指先が白くなり、その後紫色に変色し、赤くなってもとの色調に戻る症状です。MCTDのほぼ全例で見られ、初発症状であることが多いです。レイノー現象は指先の細い血管が一時的にけいれんして細くなるもので、その結果、指先の血のめぐりが悪くなり、しびれや冷感を伴います。指先に潰瘍ができることもあります。
手の腫れは手の甲や指が腫れぼったくなり、指輪が入りにくくなったりします。MCTDの約70%と、高い頻度で見られます。
   

  1. 全身性エリテマトーデス様症状
    多発関節痛、顔面紅斑(こうはん)、発熱、リンパ節の腫れ、肺や心臓を包む膜の中に水がたまる胸膜炎・心膜炎があります。腎臓の障害(蛋白尿や血尿)が起こることもありますが、腎不全などの重い状態にはなりにくいといわれています。多発関節痛は頻度が高く(約8割)、初期は関節リウマチと間違えやすいこともあります。
  2. 皮膚筋炎多発性筋炎症状
    手足の体に近い筋肉の筋力低下が起こります。その結果、階段の上り下りがつらい、疲れやすい、重い荷物が持ち上げられなくなった、しゃがみ立ちができないといった症状がでます。MCTDでは、寝たきりになるほどの重症な状態はまれといわれています。
  3. 強皮症様症状
    強皮症のように皮膚が硬くなることがありますが、ほぼ手や指にとどまります。食道の機能が低下することもあり、食物(固形物)が飲み込みにくくなったり、胸焼けを感じるようになったりします。間質性肺炎(肺線維症)といって肺が硬くなる合併症も生じることがあり、空咳や息苦しさを感じるといった症状が出ます。

混合性結合組織病の検査

混合性結合組織病の病状把握のために下記の検査項目を行います。

  • 血液検査
    白血球、赤血球、血小板という血液の中にある細胞が比較的高頻度に減少します。CK、LDHといった筋肉が壊れたときに上昇する数値は、筋炎症状があるときに高値となります。炎症の程度をCRPという数値でみることもあります。自分の体の成分に対する抗体を自己抗体を言いますが、抗核抗体・抗RNP抗体といった自己抗体がMCTDでは陽性になります。
  • 尿検査
    蛋白や潜血をみて、腎臓に障害がないか調べます。
  • X線検査・CT検査
    間質性肺炎や胸膜炎・心膜炎について検査します。
  • 心電図検査
    肺高血圧症があると、心臓の右半分に負担がかかっている所見が得られます。
  • 呼吸機能検査
    呼吸機能の障害を調べます。
  • 心臓超音波検査
    肺高血圧症等の評価を行います。

    混合性結合組織病の診断

    混合性結合組織病の診断は皮膚生検、血液検査、胸部X線検査、肺拡散能、胸部CTが必要です、血液では抗U1―RNP抗体の高値と、ほかの自己抗体の陰性もしくは低値が特徴的です。肺高血圧症の診断には超音波ドップラー法が有用です。

    混合性結合組織病の西洋医学治療

    混合性結合組織病の原因が不明であるため、原因に基づく治療を行うことができません。そこで、混合性結合組織病の治療は症状や重症度に応じた、副腎皮質ステロイド薬を中心とする薬物療法が基本となります。

    混合性結合組織病の予後

    混合性結合組織病の経過を追うとSLE・筋炎様症状は治療で良くなりますが、レイノー現象や強皮症様症状はステロイド薬が効きにくいため最後まで残る場合が多いようです。また、一度良くなったと思っても,薬を減量中に再燃することがあります。
    混合性結合組織病は当初生命予後が比較的良い疾患として提唱されました。しかし、肺高血圧症の合併があると、予後が悪い例の多いことが明らかとなりました。肺高血圧症のないMCTDの5年生存率は約95%と良好です。

    混合性結合組織病の生活注意点

    1. 禁煙
      タバコ中のニコチンは血管を収縮させて血のめぐりを悪くし、レイノー症状を悪化させます。また、タバコは肺の症状も悪化させます。
    2.  
    3. ストレス解消と保温
      寒い環境は、レイノー症状を悪くさせるので避けましょう。寒い時は手袋や靴下で保温しましょう。
    4.  
    5. 紫外線を避ける

    混合性結合組織病炎の鍼灸治療法

    混合性結合組織病の鍼灸治療症例と臨床経験

    混合性結合組織病の鍼灸治療症例 :混合性結合組織病患者120名、大椎、天突、尺澤、豊隆、足三里、肺兪、腎兪。直接灸。

    混合性結合組織病の鍼灸治療臨床経験 :当鍼灸院では多くの混合性結合組織病患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの混合性結合組織病患者が通っていらっしゃいます。混合性結合組織病患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、混合性結合組織病患者の生活の質と予後は比較的良好です。大多数の混合性結合組織病の患者は社会復帰が可能になりました。

    混合性結合組織病の鍼灸治療のメカリズム

    針灸(鍼灸)治療で混合性結合組織病の異常免疫を改善するすると考えられます。

    混合性結合組織病の鍼灸治療効果

    鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の70%は経過がよいと考えられます。

    混合性結合組織病患者の質問

    混合性結合組織病患者P様

    [ 症状、ご相談内容 ] :
    MCTDを発症し現在に至ります。極力ステロイドは避け。レイノー以外に心配なのは尿にタンパクが出ること、時々原因の分からない高熱がでること

    当院の返事:
    MCTDの通院は可能です。

    患者様の返信:
    1月7日初診から本日1日まで6回治療して頂いております。
    お陰様で高熱とタンパク尿が出らなくなりました。
    少しずつですが、回復に向かって居るようで、これからも 治療に伺いますので、宜しくお願い致します。
    肩こりは改善されています、有り難うございます。

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