視神経萎縮
視神経萎縮では、視力低下、視野異常がおもな症状です。色覚異常も起こります。眼底検査でみると、視神経は蒼白になります。
視神経萎縮の原因としてはうっ血乳頭、視神経炎、脱髄疾患、視神経の圧迫、緑内障や薬物中毒などがあります。
視神経萎縮は種々の原因で視神経に傷害が起こりその後の変化として起こってしまう病気です。その原因となるものとして視神経炎、循環傷害(虚血性視神経症)、外傷、薬物(メチルアルコール、エタンブトール、有機溶剤、有機燐農薬など)、先天性、遺伝性などがあります。
視神経とは網膜で感じた光を神経の刺激として脳へ伝達する一種のケーブルのような組織で、その中には神経細胞の軸(軸索)とそれを支持する細胞が主に含まれています。この神経細胞は脳の神経細胞すなわち中枢神経と発生を同じにしているためその性質は脳の神経細胞によく似ています。たとえばこの視神経細胞に炎症や循環障害などが起きて細胞が傷害された場合、視神経ではそのまま変性、萎縮してしまいます。これを視神経萎縮といいます。
| 図2.中心暗点のイメージ |
![]() |
急激な視力の低下や視野の真ん中が見えないといった中心暗点(図2)が主な症状で、頭痛・眼球運動痛(眼球を動かすときの眼の痛み)・眼の圧迫感などを伴うこともあります。視神経症の原因を探るために、視力検査・眼底検査・視野検査のほか、MRI検査・血液検査。
髄液検査などが必要に応じ行われます。
視神経萎縮鍼灸治療症例 :視神経萎縮、視神経症、視神経炎60名、取穴::眼底穴、球後、太陽、晴明、翳風。針体から微電流を50分ほど流し続けます。眼底穴と球後穴、中国では、目の病気の治療によく使われますが、他のツボより痛みが出やすいため、当院ではこのツボを使う場合、患者さんに説明し、同意してもらった上のみ、治療を行います。
視神経萎縮鍼灸臨床経験 :視神経萎縮、視神経症、視神経炎の回復には、早期の鍼灸治療が重要であり、比較的に早い段階で、鍼灸治療を受けると回復が可能です。
視神経萎縮、視神経症、視神経炎患者の免疫機能を高め、循環障害を改善し、視神経細胞を修復すると考えられます。
視神経萎縮、視神経症、視神経炎60名、完治したのは30名、有効率70%。