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多発性筋炎の先進代替医療

多発性筋炎と中医 (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

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多発性筋炎について

多発性筋炎とは筋肉の炎症・変性により、力が入らなくなったり、疲れやすくなったり、筋肉が痛くなったりすることを基本的な症状とする病気です。
多発性筋炎は、筋肉の炎症や変性が特徴的な病気で、多発性筋炎に皮膚の炎症を伴ったものを皮膚筋炎といいます。
多発性筋炎は、筋力低下を来します。筋力低下の好発部位は肩、腰ですが、全身のどの筋肉でも左右対称に侵すことがあります。多発性筋炎と皮膚筋炎は、40〜60歳の成人と5〜15歳の小児に多くみられます。いずれも女性に多く、男性の2倍の割合で発症するとみられています。成人では、多発性筋炎と皮膚筋炎が単独で発症することもあれば、混合性結合組織疾患などの結合組織疾患の一部として発症することもあります。
多発性筋炎は当初、筋肉(骨格筋)だけが障害される疾患と考えられていましたが、肺、心臓、関節、消化管、などの他の臓器障害も合併することがあり、膠原病や自己免疫疾患{自分の身体に対する抗体などを持ち、免疫のアンバランスがその病因と考えられる疾患}の一つに分類されています。

多発性筋炎に対する当院の取り組み

当鍼灸院の多発性筋炎の治療目的は、多発性筋炎患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと多発性筋炎の完全な回復までの時間を短縮することです。
多発性筋炎の治療は、西洋医学以外に東洋医学の治療も効果があります。当針灸院(鍼灸院)院長は多発性筋炎患者の期待に応えるため、30年間、多発性筋炎の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。
多発性筋炎の原因が不明なため、当針灸院(鍼灸院)の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当針灸院(鍼灸院)は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そして多発性筋炎の治癒は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。

多発性筋炎の原因

多発性筋炎と皮膚筋炎の原因は不明ですが、ウイルスや自己免疫反応などが関係すると考えられています。癌も多発性筋炎と皮膚筋炎を誘発する要因と考えられています。
免疫の異常(自己免疫異常=自分の身体を細菌やウイルスなどから守る免疫のバランスがくずれて、健康人では認められない、自分の身体に対する抗体などを持つ異常)、ウイルスなどの感染、悪性腫瘍、薬剤の影響、遺伝的要因などが考えられていますが、いまだに確定されていません。しかし、これらの要因の組み合わせにより、免疫異常が引き起こされ、筋炎が発症するという考え方が有力です。その中で、 (1)他の自己免疫疾患と合併すること、(2)自己抗体{自分の身体に対する抗体}などを持つこと、(3) 筋肉組織に免疫細胞であるリンパ球などの浸潤が認められること、(4)自己免疫異常を抑制する薬(副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬)で病状が改善することなどから、多発性筋炎・皮膚筋炎は、自己免疫疾患{自分の身体に対する抗体などを持ち、本来細菌やウイルスなどの外敵から自分の身を守るための免疫機構のバランスが崩れたため発症する疾患の総称}の一つと考えられてきました。しかし、ターゲットとなる病気の原因物質は見つけられていません。最近、免疫異常を起こす引き金として、ウイルス感染が注目されていますが、多発性筋炎の原因ウイルスは今のところ同定されていません

多発性筋炎の特徴

多発性筋炎は強皮症(全身性硬化症)、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、シェーグレン症候群など他の膠原病{体のいたるところの結合組織(いろいろな組織を結び付けているもの)や血管に炎症・変性を起こし、いろいろな臓器に障害をきたす病気の総称}を合併したり、血管の炎症が小児例に見られたり、悪性腫瘍合併例が成人例に見い出されたり、必ずしもその病像(症状、検査所見など)が一定でないことが明らかになってきました。

多発性筋炎の症状

筋肉の障害による症状(筋力低下)がほとんどの患者さんにみられます。さらに、筋肉以外の症状(内臓などの障害)も認めることがあります。これらの全ての症状が患者さんに決して起こるのではなく、患者さん一人一人で症状も障害される臓器も異なります。全く内臓が障害されない、軽症の患者さんもいます。

  1. 筋肉の症状
    大多数の患者さんが、筋肉を障害されるため、疲れやすくなったり、力が入らなくなったり(筋力の低下)します。しかし、徐々に発症し、はじめは、症状に気付かない患者さんもいます。特に、躯幹に近い(大腿、上腕、頚部の)筋肉が障害されやすいとされています。たとえば、下肢の筋力低下のために-「しゃがんだ姿勢から立ち上がるのが困難となる」「風呂に出入りするのがつらい」「バスに乗る時、足が上りにくい」「階段が昇りにくい」などの症状、上肢の筋力低下のために-「洗濯物を物干しにかけるのがつらい」「髪がとかせない」「高いところの物をとれない」「手に持ったものが普段より重く感じる」などの症状、頚の筋肉の障害のために-「頭を枕から持ち上げられない」などの症状がみられます。物を飲み込むのに必要な筋肉(後咽頭筋)、言葉を話すのに必要な筋肉(構語筋)の障害のために-物が飲み込みにくくなったり、鼻声になったりする症状も認めることがあります。さらに、筋障害が重くなると、立ち上がれなくなったり、車椅子の使用、ベッド上の生活を強いられることもあります。また、筋肉痛を認めたり、自覚なくても、筋肉を握ったりすると痛みを感じる患者さんもいます。     
  2. 筋肉以外の症状
      皮膚症状:両側あるいは片側の眼瞼部の紫紅色の腫れぼったい皮疹(ヘリオトロープ疹)、手指関節背面の皮が剥けた紫紅色の皮疹(ゴットロン徴候)、肘や膝などの関節の背面の少し隆起した紫紅色の皮疹が皮膚筋炎に特徴的とされています。これらの皮疹が見られる場合には、皮膚筋炎と診断されます。その他、前頚部〜上胸部(V徴候)、肩・上背部(ショール徴候)に紅斑が見られることもあります。
    関節症状:約30%の患者さんに関節痛・関節炎が認められます。しかし、腫れたり、赤くなったりせず、持続時間も短く、軽症のことが多いと言われています。一部の例外を除いて、関節リウマチのように、関節が破壊されたり、変形したりすることは稀です。
    レイノー現象:約20−30%の患者さんで見られます。しかし、強皮症の患者さんとは異なり、皮膚潰瘍や手指壊疽に進行することは少なく、軽症のことが多いといわれています。
    呼吸器症状:肺に炎症が起こり、咳や息切れ、呼吸困難などの症状を認めることがあります。この肺の炎症は細菌感染などで起こる肺炎とは異なり、「間質性肺炎」と呼ばれています。胸部レントゲン検査、胸部CT検査で診断されますが、約30−40%に合併しますので、定期的にチェックすることが大切です。その他に、病気自身や治療に用いる薬剤(ステロイド薬や免疫抑制薬)の使用による日和見感染症(免疫能の低下により、結核や真菌感染症を発症する)、嚥下する筋力の低下による誤嚥性肺炎、治療薬による薬剤性肺臓炎などの合併症にも注意することが大切です。
    心症状:心臓の筋肉が障害され、不整脈を起こしたり、心臓の力が弱まり、心不全を起こすことも稀にあります。
    全身症状:その他の膠原病やリウマチ性疾患と同様に、発熱(しかし、高熱を認めることはめったにありません)、全身倦怠感、食欲不振、体重減少などがみられることもあります。

多発性筋炎の検査

多発性筋炎の筋が冒されることから、筋の異常を調べる検査が主に行われる。また、他の膠原病と同様自己抗体の検査もされる。

  1. 検尿
    蛋白尿の出現は、膠原病による血管炎の存在を示唆する。
  2. 血液検査
    クレアチンキナーゼ、GOT(AST)の上昇がみられる。この所見がないならそれは皮膚筋炎ではないか、または筋症状なき皮膚筋炎であり、重篤な肺疾患を起こしやすい予後不良の疾患である。
  3. 筋電図
    筋原性変化をみる。神経原性であれば、筋力低下の原因は他の疾患である(筋萎縮性側索硬化症など)。
  4. 筋生検
    さまざまな筋線維の壊死と再生がみられ、局所にはCD8+T細胞とマクロファージがみられる。これは特に封入体筋炎(細胞内封入体がみられる)との鑑別として重要なのだが、感度が低い検査である(なにもないところをとってくることが案外多い)。皮膚筋炎では多発筋炎と比較して、血管周囲にCD4+T細胞の浸潤が見られる。多発筋炎では、炎症の主座は筋肉に限定される。
  5. 自己抗体
    抗Jo-1抗体は、きわめて特異度が高いがどちらかというと多発筋炎でよくみられる。
  6. MRI
    STIR画像にて筋肉の炎症所見が手に取るようにわかる。筋生検の部位を決める際にも有用な情報となる。筋炎が改善すれば、MRI上の炎症所見も鮮やかに改善するので、治療効果の評価にも有用である。ステロイドミオパシーとの鑑別も可能と考えられている。
  7. PET
    まだ報告は少ないが、実際の画像を見れば明らかにMRIよりもさらに高精度に筋肉の炎症を見ることができる。3D-PET画像においては全身の筋肉が映し出され、あたかも解剖学アトラスのようである。筋炎が改善すれば、筋肉は見えなくなる。PET-CTならなおさら美しく、炎症をおこしている筋肉の名前を特定できる。

多発性筋炎の診断

多発性筋炎は、以下の診断基準に従って診断されます―(1)肩や腰の筋力低下、(2)特徴的な皮疹、(3)筋肉酵素の(特にクレアチンキナーゼの)血中濃度の上昇、(4)生検で採取し顕微鏡で観察した筋肉組織の特徴的な変化、(5)筋電図による筋肉の電気的活動における異常。臨床検査は有用ですが、臨床検査によって多発性筋炎や皮膚筋炎を特異的に同定することはできません。クレアチンキナーゼの血中濃度は正常値よりも高くなり、筋肉が損傷を起こしていることを示しています。病気の経過を把握するために血液サンプル中のこれらの酵素は繰り返し測定され、有効な治療が行われれば通常は正常値またはその付近まで下がります。MRI検査は炎症の位置を特定し、生検で組織の採取部位を決める際にも役立ちます。他の筋疾患でないことを確かめるために特殊な検査が行われることがあります。

多発性筋炎の西洋医学治療

  1. 多発性筋炎の一般的治療
    多発性筋炎の発症した時(急性期)には安静にし、筋肉にできるだけ負担をかけないようにすることが大切です。障害された筋肉の温湿布は筋痛の緩和に有効といわれています。身体のこわばり、動作の不自由さ・筋力の回復のために、リハビリテーション、理学療法は重要です。しかし、何時から開始し、どの程度を行うかは難しい問題で、患者さんの病状により様々です。一般的に筋原性酵素(CK値)が薬物療法により低下し正常値に近くなり、筋力が順調に回復していることを確認してから、徐々に開始します。食事は高蛋白、高カロリー食で消化のよいものをとるように心がけます。
  2. 多発性筋炎の薬物療法
    多発性筋炎のの治療では薬物療法が中心となります。主に副腎皮質ステロイド薬(ステロイド)が使用され、効果的です。一般に大量ステロイド療法(体重1kgあたりプレドニゾロン換算で1mg/日)が4−6週間行われ、筋力の回復、検査所見の改善を見ながらゆっくりと(数カ月かけて)、最小必要量(維持量)にまで減量されます。急速な減量は再発をきたすことがあるので、慎むべきです。一般に、筋力の回復は発病後の治療開始が早いものほど良好とされています。しかし、ステロイドが無効であったり、薬の副作用が著しく出てしまう場合には、免疫抑制薬が一緒に投与されることがあります。また、最近これらの治療でも効果が得られない場合に、γグロブリンの静脈内注射療法の有効な患者さんが報告されていますが、さらに今後の検討が必要です。(免疫抑制薬やγグロブリン製剤は保険適応に認められていない薬剤ですので、主治医から薬の効果と副作用などをよく聴き、充分に理解した上で使用することが大切です。)   

多発性筋炎の予後

多発性筋炎の生命予後は、悪性腫瘍、感染症、心肺合併症{物を飲み込む(嚥下)運動の障害 による誤嚥性肺炎、呼吸筋障害による呼吸不全、心筋障害による心不全などにより左右されます。悪性腫瘍を合併しない場合には、生命予後は比較的良好で、5年生存率90%、10年生存率80%とされています。しかし,その経過は個々の患者さんにより異なります。現在、一番問題となっているのが肺に炎症を起こし呼吸困難をきたす間質性肺炎、とくにその急激に進行するタイプ(急速進行性間質性肺炎)です。残念ながら、その原因は未だ不明で、治療法も確立されていません。この病態の解明と、有効な治療法の開発が膠原病の治療の中でも最も大きな課題となっています。

多発性筋炎の鍼灸治療法

多発性筋炎の鍼灸治療症例と臨床経験

多発性筋炎の鍼灸治療症例 :多発性筋炎患者113名、大椎、天突、尺澤、豊隆、足三里、肺兪、腎兪。直接灸。

多発性筋炎の鍼灸治療臨床経験 :当鍼灸院では、多くの>多発性筋炎患者の症状を回復、或いは改善させてきました。今も多くの多発性筋炎患者が通っていらっしゃいます。多発性筋炎患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かく具体的な針灸治療方法で対応しています。針灸治療では、多発性筋炎患者の生活の質と予後は比較的良好です。大多数の多発性筋炎の患者は社会復帰が可能になりました。

多発性筋炎の鍼灸治療のメカリズム

針灸(鍼灸)治療で異常の免疫を改善するすると考えられます。

多発性筋炎の鍼灸治療効果

治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の70%は経過がよいと考えられます。

多発性筋炎患者の質問

多発性筋炎患者SM様

[ 症状、ご相談内容 ] :
多発性筋炎の診断がついて23年目でありますが、現在痛み止めトラムセットを処方していますが、痛みが取れない日々であります。鍼灸による治療の効果ですが、適応する 方適用しない方又リスク等がありましたらお教え願います。

当院の返事:
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと思います。
同じ症状で治った方がたくさんいらっしゃいますので、心配ないと思います。

患者様の返信:
お陰様で全体の痛みが取れ、身体が非常に楽になりました。ありがとうございます。
多発性筋炎専門病院で ことごとく多発性筋炎は、無理と言われ ショックから立ち直る事ができたので 凄くうれしい気持ちです。
完治まで通院したいと考えてますので、宜しくお願いします。

多発性筋炎患者LN様

[ 症状、ご相談内容 ] :
返信が遅くなり御心配をお掛けいたしました。 30日に予約がとれましたので来院しますので宜しくお願い申しあげます。 現在の症状を記載します。 多発性筋炎、大腿骨骨頭壊死による手術を勧めらています。 破壊性脊椎症手術を勧めらています。うつ病、更年期障害

多発性筋炎患者L様

[ 症状、ご相談内容 ] :
多発性筋炎の漢方薬は副作用が知りたいので一応教えてくださいませんか。 繰り返し点滴治療しています。漢方薬はありません。ほかの効きめ薬をお勧めできません。今までのとおりしか仕方がないです。。。とのことでした。どうしても前の元に戻りたく気持ちいっぱいいのるばかりだけです。

多発性筋炎患者V様

[ 症状、ご相談内容 ] :
多発性筋炎dr入院しステロイド(プレドニン)70mg投与3週終わり来週以降減量が始まり、5月中旬退院と言われています。80歳で7 0キロ、174センチです。大学でボートを漕いでいたので筋量は多い方でしたが、筋力の低下が急です。まだ歩けますが2000歩で疲れ ます。ともかく維持するため歩くように言われています。なるべく早く脱ステロイドリハビリを始めたいですが、5月中旬の退院後でしょうか。

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