発声障害(失声症)
発声は「声を生成する」ことで、肺から吐き出される空気の流れ(呼気)を用いて喉頭にある声帯を振動させ、音声をつくり出す現象をいい、これが妨げられることが「発声障害」です。
この喉頭でつくられた音声を元にして、それより上方にあるさまざまな器官が、いわゆる「話し言葉」をつくり出します。これが「構音」動作であり、その障害を「構音障害」といいます
「正確な構音ができない状態」あるいは「語音をつくる過程の障害」が構音障害です。構音の発育は言語の発育の一部であるため、幼児期においては構音は発達途上にあり、言語発達に応じた評価が必要です。生後数カ月で喃語が現れ、その後徐々に発達しておおよそ6〜7歳ごろまでに完成します。いいかえれば、小学校入学以降も構音障害が残っているようであれば注意が必要です。
構音障害はその原因によって、器質性構音障害、運動障害性構音障害、機能性構音障害に分けられます。
発声障害は、いわゆる声がれなどの「嗄声」がその代表であり、これは次項で解説します。構音は構音器官(口唇)、舌、口蓋などの形態を適切に変化させて目的とする言語音を得ることであり、発声とは独立した機能であると理解しておくべきでしょう。
発語に関する器官に異常がないのに、声やことばがうまく出ない状態を機能性発声障害といいます。これは症状により、音声衰弱症、心因性失声症、けいれん性発声障害、機能性構音障害に区別されます。
発声障害、構音障害(失声症、失語症、嗄声)鍼灸治療症例 :発声障害、構音障害(失声症、失語症、嗄声)の患者55名、取穴:人中、金津、玉液、中沖、百会、合穀。電気針、50分間。
発声障害、構音障害(失声症、失語症、嗄声)鍼灸臨床経験 :発声障害(失声症)の治療では、原因治療が必要です。
1998年に、舌咽神経麻痺による失語症患者のひとりが、5回の鍼灸、薬物、注射治療を受けでも、効果がなくて、人中に深く刺し、金津、玉液に瀉血した後、2回目後、回復しました。その後、発声障害、構音障害(失声症、失語症、嗄声)で、一般治療をしても、なかなかよくならない患者さんに、人中を深く刺します。
発声障害、構音障害(失声症、失語症、嗄声)患者の発声、構音に関係しる神経、筋肉、及び免疫増強に影響すると考えられます。
発声障害、構音障害(失声症、失語症、嗄声)の患者55名、完治したのは33名、有効率77%。