鍼灸、針灸

外陰掻痒症

外陰掻痒症の中国鍼灸治療

外陰掻痒症の原因

外陰掻痒症の原因|外陰掻痒症【産婦人科疾患】

外陰掻痒症は皮膚に目立った異常がみられないにもかかわらず、かゆみが出る病気です。かゆみのために引っかいて、ひっかき傷や発赤、茶褐色の色調変化が二次的にみられることがあります。外環境変化による皮膚の乾燥や皮膚の老化により起こる場合が多いのですが、全身性のものでは全身性疾患や内臓疾患が原因となる場合もあります。外陰部は分泌腺が多い上に、膣からのおりものや尿、便にいつもさらされています。また、性的なことで興奮しやすいために、かなり神経的に敏感です。このため、単なる湿りや炎症、神経疾患などによって、かゆみが起こりやすいのです。
また、外陰部の病気は、その症状の一つとして、ほとんどの場合、掻痒感(かゆみ)を伴います。

「外陰掻痒症原因」

【全身疾患】
  1. アレルギー
    薬、化学繊維の下着、花粉などに過敏反応。
  2. 慢性腎不全、肝疾患
  3. 代謝病
    痛風、糖尿病。
  4. ホルモン疾患
    甲状腺疾患、更年期の卵胞ホルモン減少。卵巣の働きが低下してくる更年期になると、卵巣からのホルモン分泌がうまくいかなくなります。
  5. 血液疾患
    多血症や鉄欠乏性貧血など
  6. 腫瘍
    悪性リンパ腫、前立腺肥大症、前立腺癌
  7. 精神神経疾患
    自律神経失調症。特別原因になるような病気がないにもかかわらず、激しいかゆみを訴える場合があります。
  8. 薬剤中毒
  9. ビタミンB2欠乏症
【局所疾患】
  1. 腟炎
    腟カンジダ症、腟トリコモナス症。常在菌であるカンジダというカビの一種が、免疫力低下などの原因で炎症を起こしたものです。 外陰部や、肛門周囲にまで広がることがあります。女性の場合は、膣から白くてポロポロしたおりものが出るようになります。 掻いて悪化させると、皮膚が黒ずんだり、赤く腫れたようになることがあります。
  2. 外陰炎
    外陰部が赤くただれ、激しいかゆみを伴います。感染をともなう場合は、抗生物質を使うこともあります。陰部(バルトリン腺)に大腸菌やブドウ球菌、淋菌などが感染し、炎症を起こすバルトリン腺炎や、 ヒトパピローマウイルスというイボをつくるウイルスが原因の尖圭(せんけい)コンジロームなどがあります。また、ヘルペスウイルスの感染、 性感染症など
  3. 毛嚢炎
    ニキビのようなもので、痛みがあります。
  4. 尿道狭窄
  5. 毛ジラミ、蟯虫
    毛ジラミが陰毛の根もとにぴったりとくっついて寄生します。風俗や、プールやサウナ、下着や寝具などから感染します。非常にかゆいので、かくことによって、毛ジラミが下着に落ちて気がついたりすることもあります。肉眼で確かめることもできます。最近、かゆみを訴えてくる人に、かなりの頻度で、毛ジラミを持った人がふえてきているようです。外陰部や肛門周囲に限ってみられるものでは、便秘、ぎょう虫症などがあげられます。
    蟯虫は少女に多く寄生します。夜間、床に入って温まってくると、肛門のまわりにはいだしてきて、肛門のまわりから外陰にかけて、かゆみを引き起こすのです。夜とか、朝起きてすぐ肛門のまわりを調べれば、蟯虫を発見することができます。
  6. 湿疹、じんま疹
  7. 外陰脂肪腫
  8. 局所の刺激
  9. ロイコプラキー、外陰萎縮症
  10. 外陰ガン

外陰皮膚掻痒症症状

  1. かゆみ
    全身にかゆみが出る全身性皮膚掻痒症と、外陰部や肛門周囲などに限局してかゆみが出る限局性皮膚掻痒症があります。高齢者で乾燥肌のためにかゆみが出るものを老人性皮膚掻痒症、妊婦にみられるものを妊娠掻痒症といいます。患部周辺に、かかずにはいられないような強いかゆみが起こります。 強いかゆみがあり、かくことで、湿疹ができる場合もあります。
  2. おりもの
    女性の場合は、膣から白くてポロポロしたおりものが出ます。
  3. 化膿
    持続性にかゆみがある場合と、発作性にかゆみが出る場合があります。むずむずする程度のかゆみから、ちくちくと刺激感のあるかゆみまでさまざまです。
    入浴後などの体が暖まった時や入眠時は、とくに出やすいようです。引っかくとさらにかゆみが増し、皮膚に傷がつくまで引っかかないとおさまらないこともあります。また、かゆみのため眠れないこともあります。限局性のものでは外陰部や肛門周囲、頭部がかゆくなることが多いようです。

外陰皮膚掻痒症検査と診断

外陰皮膚掻痒症基本的には、皮膚に目立った異常がみられないにもかかわらず、かゆみが出る場合を皮膚掻痒症と診断します。しかし、しばしば引っかいて皮膚に傷ができたり、あるいは二次的に湿疹のようになったりするため、湿疹との区別が難しい場合もあります。
 全身性疾患や内臓疾患が原因となる場合も少なくないので、血液検査やX線検査により基礎となる疾患の有無を確認することも必要です。

外陰皮膚掻痒症と湿疹

外陰掻痒症は皮膚に目立った異常がみられないにもかかわらず、かゆみが出る病気です。

湿疹は、急性型と慢性型とがあります。急性型は1.かゆみが強く、2.皮膚は赤くなってジメジメし、3.皮膚の変化はさまざまで、1つのうちに多くの発疹型が含まれています。
湿疹のはじめは粟粒[あわつぶ]ほどの大きさの、小さな水疱をもった丘疹で、これが点状に散在しています。だんだんむらがって、それらが固まってきます。そのまわりには、新しく小さな丘疹ができてきます。ひっかくと、皮膚が破れて、ジメジメした皮膚面をつくってきます。このために、湿疹と呼ばれるのです。さらに、この上にほこり、細菌、皮膚からはがれてきた老廃物がまじって、かさぶたをつくってきます。この急性湿疹のとき、適当な治療がなされないと、だんだん皮膚が厚く、かたくなってきて、表面が粗くなってきます。これが慢性湿疹です。

外陰掻痒症鍼灸の治療法

外陰掻痒症鍼灸治療症例と臨床経験

外陰掻痒症鍼灸治療症例:外陰掻痒症患者さん6名。取穴:陰廉、曲骨、会陰。

外陰掻痒症鍼灸臨床経験 :外陰掻痒症の原因治療が必要です。外陰掻痒症の約半数は心理的なものが原因で、なかなか治りにくいこともありますので、根気よく鍼灸治療を続けることが大事です。鍼灸治療は薬より、外陰掻痒症に効果的な場合は良くあります。

外陰掻痒症鍼灸治療効果

外陰掻痒症患者さん6名、完治したのは5名でした。

外陰掻痒症患者さんの症例

田中さん、27歳、女性。東京都新宿区のお住まい。一ヶ月前から、外陰掻痒の症状が強くて、睡眠さえ取れない状態でした。友人の紹介で、当院で鍼灸治療を受け、2回の治療で、かゆみが弱くなり、睡眠も取れるようになり、13回目で、すっかり痒みがなくなり、快適に生活ができるようになった。

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