脊椎分離症(すべり症)
脊椎分離症は脊椎の上下の関節突起の間が切れたものを脊椎分離症といいます。いちばん下の第五腰椎に起こることがほとんどで、後天的に切れることが知られていますが、分離していても腰痛のない人もいます。
分離症があるために椎骨の前の部分が前方にすべった状態になるものを分離すべり症(図2)といい、腰痛や足のしびれの原因となることがあります。
すべり症が時には分離していなくても、起こることがあります。椎間板の変性が原因なので変性すべり症(図3)と呼ばれます。
第四腰椎で女性に起こることが多く、がんこな腰痛の原因となることがあります。
脊椎分離症(すべり症)の鍼灸治療症例:脊椎分離症(すべり症)患者50名,男性12名,女性38名,年令は45から61歳まで。鍼灸取穴:両側の腰眼、大腸兪、腎兪、委中、崑崙。坐骨神経痛の場合は環跳、承扶、陽陵泉を追加。電気針、20分間後、吸い玉20分間。
脊椎分離症(すべり症)の鍼灸臨床経験:脊椎分離症(すべり症)の治療方法はたくさんありますが、手術以外の保存治療はやはり鍼灸治療が一番効果的です。鍼灸取穴は大体:両側の腰眼、大腸兪、腎兪、委中、崑崙。坐骨神経痛の場合鍼灸は環跳、承扶、陽陵泉も。電気針、20分間後、吸い玉20分間。ただ、針はある程度の深く刺すのは必要です。
脊椎の分離やすべりは手技で脊椎矯正が必要で、神経根の圧迫など症状の解除ができます。
鍼灸刺激では、周囲神経の痛覚神経の痛み信号の伝達を遮断することによって、脊髄の傷害性刺激信号に対しての反応を抑制します。
鍼灸刺激では、痛み信号の伝達及び感受を抑制し、脳の鎮痛システムを興奮することによって、鎮痛効果を発揮します。
鍼灸(針)刺激では、脳のエンドルフィンを増やし、脳のカテコールアミンは減らし、また、脳のモルヒネをも増やします。これらの総合作用によって、鎮痛効果が得られます。脊椎矯正で、神経の圧迫症状を解除します。
脊椎分離症(すべり症)の痛みが消えたのは33名、有効率78%。