無毛症
無毛症とは生まれつき毛がまったく生えないか、あるいは毛が少ない病気です。思春期を迎えて第二次性徴により、陰部なども発毛が始まります。思春期以降も発毛しないか、または生えても極めて薄いような状態は無毛症といいます。
無毛症の中には生まれて間もない頃には普通の人と同じように髪が生えそろっているにもかかわらず、生後1〜2年で髪が次々と抜け落ちて、その後、髪が生えてこないというケースもあります。また、脂腺母斑を伴う先天性の皮膚疾患の場合は、その部分だけ髪が生えそろわないことが多いです。
先天的無毛症になる原因は全て遺伝によるものであるため、遺伝子レベルでの実態究明が進められています。無毛症は遺伝的な要因が強く、母親が無毛症の場合、約70%の子供は無毛症になると言われています。無毛症は副腎や卵巣から出る男性ホルモンの分泌が極端に少ないと考えられます。
先天性無毛症では精神発育遅滞伴う場合があります。外胚葉形成異常症では無毛あるいは乏毛とともに汗腺、爪、歯牙(しが)、皮膚などにもさまざまな症状が現れます。
脂腺母斑では、出生時には境界の明瞭な毛のない部分があります。思春期になるとその部位が黄色くなり、表面はでこぼこに隆起してきます。
先天性皮膚形成不全症は、頭頂部に多く発生します。大きさは1〜3cmくらいです。出生時に毛のないへこんだ病変として発見されます。出生時にはまだ皮膚が潰瘍のままのこともあります。
染色体は男性型であるのに、男性ホルモンであるアンドロゲンに対する受容体の異常があるために、外見は女性型となるものです。
若年性脱毛症とは男性型脱毛症のひとつで、20代〜30代という若い年齢で発生する脱毛症のことを指します。男性型脱毛症は、一般的にはホルモンバランスの崩れによるものが大きいと言われ、男性型脱毛症の主な原因とされる5αジヒドロテストステロン(5αDHT)の抑制が必要であるとされています。最近では成長期真っ只中であるはずの10代若者の中にも、若年性脱毛症に悩む方が多く見受けられるようになりました。
年齢的、肉体的にまだ老化が始まっていない年代でありながら、毛母細胞が正常な毛髪サイクルを維持できなくなり、額の生え際や頭頂部の髪が細くなったり、抜け毛が多くなるなどして次第に薄毛が目立つようになってしまうのが若年性脱毛の特徴です。中にはごくまれですが、脂漏性脱毛や粃糠性脱毛といったものが複合的に発症するケースもあります。10代はもちろんのこと、20〜30代でも髪もまだまだ成長する時期ですので、本来その年齢で髪が薄くなるということ自体、異常なことであると言えるでしょう。
無毛症鍼灸治療症例 : 無毛症患者35名、男性12名、女性23名。取穴:
1)全身治療―三焦経の外関、天井、天髎、膀胱経の肺兪、膏肓「コウコウ」、肺経の中府、列缼。
2)局部治療―頭部皮膚の周囲。電気針、針体から低周波を50分ほど流し続けます。
3)梅花針治療―第一〜第七頚椎中心線から横2cmのところと第一頚椎〜耳の間と患部を梅花針で、充血まで、叩きます。
無毛症鍼灸治療臨床経験: 無毛症の原因疾患の治療が必要です。鍼灸では、毛髪成長に直接に影響しますから、円形脱毛症だけではなく、すべての脱毛症に効果があります。抗がん剤の副作用で、髪の毛が抜けた全頭無毛症患者も効果的です。
毛髪再生の薬よりも、治癒率が高くて、再発も少ないです。
鍼灸は脱毛の予防にも効果があって、早い段階で、鍼灸治療をしますと、脱毛が止まり、外科手術の必要も無くなります。
無毛症患者35名、全頭再生したのは18名、有効率78%。
塚本さん、25才、北区在住。生まれた時は普通の人と同じように頭の毛があるのに、生後1〜2年で抜け落ちてから、髪の毛が生えてこない全頭無毛症になっていまいました。いろんな治療をしてみたんですが、一向に髪の毛が生えてこない状態でした。一年前から
当院に通うようになりました。半年ぐらい経ってから、短く細い髪の毛が生えてきて、今は綺麗な形になって、就職もでき、たのしい毎日を過ごせるようになりました。