鍼灸、針灸

学習障害

学習障害と中国鍼灸 (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

学習障害について

学習障害の原因|学習障害【小児疾患】

学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、 読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定ものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を指すものです。
学習障害(LD)という用語は、1960年代になって、学習障害の重度障害から軽度障害に関心が向けられたアメリカを中心に広く使われはじめました。Learning Disabilitiesは、日本では一般に学習障害と訳されています。最近は、「学習障害」よりは頭文字をとった「LD」を使うことが多くなって来ています。
学習障害(LD)は知的発達の面ではあまり遅れていないのが普通で、「読み取ることが苦手」「聞き取ることが苦手」「運動が苦手」「不器用」など、ある特定の分野だけ落ち込みが目立つのが特徴です。これまでの障害児観からすると軽度であり、そのハンディキャップが外見的にわかりにくい障害なので、乳幼児期の早期の段階にこの障害の特徴的な部分がみられる場合もありますが、小学校へ入学してあるいは中学校へ上がってから障害に気付かれるケースも少なくありません。
 学習障害は症候群であり、個々の学習障害児たちが抱える困難も多様です。例えば、聞いて理解することはできるのに、教科書や黒板の字を読んで理解することが困難な読字障害。コミュニケーションや集団行動がうまく取れない社会性の困難などがあります。障害は中枢神経に何らかの機能障害があると推定されています。医学でははっきりと解明できないです。学習障害は、教育的概念用語として定着しつつあるが、決して学齢期だけの問題ではなく、生涯何らかの困難を伴うものとされています。
学習障害(LD)は男子に多く、女子の3〜4倍、全体の5%(20人に1人)程度いると言われています。こうした性差は、育った環境などの要因では説明できないので、その背景に発達障害としての生物学的な要因があるのではないかと言われています。また同時に、ADHD(注意欠陥多動性障害)を併せてもつ子も半数以上いると言われます。

学習障害に対する当院の取り組み

北京中医針灸院の学習障害(LD)の治療目的は、学習障害(LD)患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと学習障害(LD)の完全な回復までの時間を短縮することです。
学習障害(LD)の治療は、東洋医学の針灸治療が効果的です。当院は学習障害(LD)患者の期待に応えるため、25年間、学習障害(LD)の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気頭針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。1990年4月から2008年10月の間、当院で鍼灸治療を受けた学習障害(LD)の患者さん540名を統計しましたところ、完治したのは340名でした。
学習障害(LD)の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気頭針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。 当院の針灸治療で学習障害(LD)の聞く、話す、 読む、書く、計算能力は確実に改善されました。学習障害(LD)患者の学習能力を向上させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けて治った学習障害(LD)患者340名の中、学習障害(LD)の再発した方がいませんでした。針灸治療は学習障害(LD)の再発予防にも効果があることが分かりました。

学習障害の原因

学習障害の原因はまだ完全にはわかっていませんが、理解、話し言葉や書き言葉の使用、数や空間の認識など、基本的な処理能力における異常が原因に含まれています。これらの症状は、視覚認知や聴覚認知などの弱さが関係したり、脳内での過去の記憶を上手く処理することができず、概念形成を上手くできないことが原因となっていると言われ、養育環境やしつけが直接的な原因ではありません。
学習障害の直接の原因は、個人に内在するものであり、中枢神経系の何らかの機能障害によるものと推定されます。様々な感覚器官を通して入ってくる情報を受け止め、整理し、関係づけ、表出する過程のいずれかに十分機能しないところがあるものと考えられます。中枢神経系のどの部分にどのような機能障害があるかについては、まだ医学的に十分には明らかにされていないです。
学習障害は、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの他の障害、あるいは児童生徒の生育の過程や現在の環境における様々な困難といった外的・環境的な要因による学習上の困難とは異ないます、教科に対する学習意欲の欠如や好き嫌いによるものでもないです。

学習障害の症状

学習障害の幼い子供の場合は、色の名前や文字を覚えること、身近にあるものの名前を認識すること、数を数えることなど、早い時期に子供が身につける能力に遅れがみられることがあります。読み書きを覚えるのも遅くなることがあります。そのほかの症状としては、注意力が持続せず散漫であること、話し方がたどたどしいこと、記憶力が長く続かないことなどがあります。このような子供は、活字体で書く、模写するといった、細かな運動神経の協調作用が必要となる行為が苦手な場合があります。 学習障害のある子供は、コミュニケーションに困難が生じることがあります。そのような子供の一部は、最初は欲求不満を起こし、やがてすぐに気が散る、多動である、すぐにやめてしまう、引っこみ思案、攻撃的など、行動面で問題が生じることがあります。

学習障害の検査

学習障害の子供の読む力や学習する力がその子供の言語能力や知能から予測されるレベルに達していない場合は、学習障害の診断を受けるべきです。視力や聴力に問題がある場合も読み書きの能力を障害するので、視力と聴力の検査も行う必要があります。 診察では身体的な障害がないかどうかも検査します。子供は言語と非言語両面での知能テストと、読み書きと計算能力の学習検査を受けます。

学習障害の診断

学習障害は、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されますが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接の原因となるものではないです。1999年7月に、文部省・協力者会議(「学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の指導方法に関する調査研究協力者会議」)が「学習障害児に対する指導について」の中で示した学習障害の定義であり、現在日本では唯一の公式の定義です。つまり、知的障害には該当せず(IQ70ないし75以上)、全般的な知的面での遅れはないものの、1つないし2つ以上の特定の分野において特異な困難を持っている障害です。

  1. 言語能力の困難
  2. 読字・書字の困難
  3. 算数・計算の困難
  4. 推論の困難

また、中核症状ではないとの考え方で、定義からははずれたものの、学習障害はこの他に下記の様な困難を併せ持つことが多いとされています。

  1. 社会性の困難
  2. 運動の困難
  3. 注意集中・多動による困難
  

学習障害の特徴

◆学習障害の主な特徴
【幼児期】
  1. 言葉が遅れがち
    (初語の遅れ、単語が増えない、文にならない、言葉の使い方が幼稚で文法的なまちがいが目立つ)
  2. 感覚的な偏りがある
    (大きな音を怖がる、視覚や触覚などに特別な敏感さや好みを持ちやすい)
  3. 手先がとくに不器用
  4. 落ち着きがない
    (多動で、次に何をするかつかみにくい)
  5. みんなと遊べない
    (ひとへの関心が薄い、勝手な行動が多い、ルールがわからない)
【学童期】
  1. 集団場面での指示の理解の悪さが目立つ
    話を聞いても正しく理解することがむずかしい
    注意が持続しにくく、集中することがむずかしい
    身辺整理が困難 離席、姿勢の悪さ、多弁などの学習態度が形成されにくい
  2. 学力面でさまざまなつまずきを持つ
    書く、描く、操作することがむずかしい。
    文字が読めても、文章から意味が読み取れない。
    漢字のへんとつくりが逆。
    たどり読み、勝手読みなどがあり、読むことがむずかしい。
    計算したり、文章題を解いたりする事がむずかしい。
    同じ間違いをする事が多く、記憶することがむずかしい。
    不器用さがあり、運動することがむずかしい。
    紙をまっすぐ切れない。
  3. 仲間との集団行動が苦手で、よくトラブルを起こす
    集団活動のルールを理解することがむずかしい。
    相手に合わせて行動調整することがむずかしい。

これらの特徴は、いくつか重複する子もいれば、該当しないものがある場合もあります。

◆話すことの難しさ
文字や文章を正確に(意味をとらえて)読むことが困難なことがあります。
本を読んでいるときに、どこを読んでいるのかわからなくなる。
問題なく話せるのに、似た文字の弁別にとまどったり、行をとばして読んだり重複読みをしたりします。(勝手に語尾を読み替える)。
◆書くことの難しさ
字を読んで理解できるのに、書字能力が困難な場合があります。
ひらがな、カタカナ、漢字が、左右、上下が反転することがあります。(鏡文字)
漢字に誤字が多いこともあります。作文や日記など、考えて書くことが苦手です。
学童期には、板書が苦手で、自分で書いた内容が理解できません。
◆聞くことの難しさ
集団の中での指示が理解できません。(指示を忘れて何度も聞き返します。) 2つ以上の指示は困難です。 話を聞く時の「注意の集中」が持続しません。(話言葉中心の一斉授業の内容が聞き取れません)。 (因果関係など)複雑な会話は理解困難です。
◆計算や推論の難しさ
数の概念が身につかず、数系列の規則性などが困難です。
学童期では、足し算や引き算、くり上がりの計算などが苦手です。
→短期記憶の障害のため、くり上がった数を忘れるために起こります。
筆算の桁がずれる間違いも多いです。
文章問題も苦手です。
→問題を理解して論理的に解決する力が乏しいために起こります。
図形の特徴や概念がつかめない。(地図の見方が理解できない)
時計や単位が理解しにくい。
移動教室や、ロッカーの場所が、なかなか覚えられない。
◆運動動作の難しさ
はさみの使用やボタン、ひも結びなど、手先が不器用なため、細かい作業が苦手です。
手足の動きが不自然なことがあります。(バランスが悪く転びやすいこともあります)。
縄跳びのような前進の協応動作が困難です。
音楽の拍子をとるのが苦手です。
◆行動の自己調整の難しさ
童期には、授業中に立ち歩く、ぼんやりする、私語が多く、話が聞けないことがあります。
順番を待つこともが苦手です。
気に入らないことがあると我慢できず、乱暴な行動をとることがあります。
一つの話題にこだわり、同じ質問、同じ話題を繰り返します。
表情が乏しく、人見知りしてその場の環境になかなかなじめません。
◆対人関係の難しさ
相手の思いや感情を考えて、行動することが困難です。人の嫌がることを言ったり、わがままを言ったりするため、自分勝手だと思われがちです。状況判断が苦手です。
人と関わる時の基本的な挨拶や礼儀が身についていないことがあります。学習障害の診断で間違えやすいのが、軽度の自閉症、アスペルガー症候群、軽度の知的障害です。これらの障害は「学習障害」とは指導方針がまったく違うため、慎重な鑑別が必要です。学習障害と密接な関係にあるものに「注意欠陥多動性障害(ADHD)」があります。これは、注意の集中を続けることが難しい障害です。学習障害の子どもたちのおよそ半数以上は同時にADHDを持っているともいわれています。

学習障害と精神遅滞

学習障害は精神遅滞とはまったく異なるもので、正常な知能をもつ子供や高い知能をもつ子供にみられます。精神遅滞の子供は広く認識にかかわる機能に障害があるのに対し、学習障害の場合はある特定の能力にのみ障害があります。学習障害には主に、読み方の障害、書いて表現する能力の障害、計算障害の3つの型があります。たとえば学習障害をもつ子供のうち、ある子供は算数を理解したり学習したりするのが困難ですが、読み書きやそのほかの科目の習得には何ら問題がないという具合です。失読症は最もよく知られている学習障害です。視力、聴力、その両方、あるいは情緒障害が原因で学習に問題が出ている場合は、学習障害には含めません。

学習障害と言語障害

言語障害については、器質的又は機能的な構音障害や吃音等話し言葉のリズムの障害そのものは、学習障害の直接の原因となるものではないが、話す、聞く等言語機能の基礎的能力に発達の遅れがあるという状態については、学習障害でも同様に見られることがあります。

学習障害の問題点

学習障害における、このような学習の遅れが十分に理解されず、両親や教師の叱責、友達のからかいやいじめの的になりやすいため、子どもがますます学習の意欲を無くし、あるいは無用の劣等感に苦しみ、時には不登校や暴力行為などを起こすことがあります。
学習障害の子どもには、しばしば同時に、多動や注意集中困難、衝動的言語などが見られます。それには学習障害を起こす脳の機能障害が同時にこれらの障害を伴うこともあり、学習場面での失敗による叱責や自信喪失、いらだちなどのため、感情が不安定になって、同じような状態を起こしている場合もあります。
上述のとおり、一次性感覚統合障害であるということや医学的にも明確な原因が分からない点に問題があります。また、これまで、さまざまな発達障害と一緒にカテゴライズされ、注意欠陥や多動など二次性の症状や不適応を起こしているケースもあり、分かりにくくさせているのも大きい原因となっています。

学習障害児への工夫

学習障害児の多くは通常の学級に在籍していることが多いです。これらの児童生徒に対する指導は、具体的には次のような方法が考えられますが、学習障害児の指導を担任のみに委ねるのではなく、学校全体で取り組むことが重要です。基本的には、全ての教員がこうした児童生徒の特徴を理解し、その指導方法を実践できるようにすることが求められます。 
教材の種類とその示し方、板書の仕方、ノートの取り方の指導などの工夫が大切であること。 読み書き計算と強い関係のある、文字、記号、図形の認知等に配慮した指導や手指の巧緻性を高める指導も有用であること。「書くこと」や「計算すること」が特別に困難な場合には、ワープロやコンピュータあるいは電卓など本人が取り組みやすい機器等の併用が効果的であることが報告されています。
言語障害については、器質的又は機能的な構音障害や吃音等の話し言葉のリズムの障害そのものは、学習障害の直接の原因となるものではないが、話す、聞く等言語機能の基礎的能力に発達の遅れがあるという状態については、学習障害でも同様に見られることがあることに留意する必要があります。
学習障害(LD)の子の進学や就職、成人後についても個人差が大きく、その子にあった進路の選択と、これに必要なスキルを身に付けさせることも大切です。
具体的な指導や対応の要点については、最終目標を社会的自立に向け、別表に示すような取り組みが必要ですが、ひとりひとりの子の状態はそれぞれ異なるため、その子の必要とする指導をその子にあったやり方で行わなくてはあまり効果がありません。
学習障害(LD)の子どもにもたくさんの可能性があります。子どもの可能性の芽を伸ばしていくために、保護者自身が発達障害に対する正しい知識を持ち、子どもの様子を冷静に観察し、早期発見・早期療育につなげてやることが大切です。アメリカ・ハリウッドの世界的映画スター、トム・クルーズは、bとd、pとqの区別がつかず、また行をとばすなどして教科書がうまく読めなかったため、高校まで学習障害(LD)のための学級に入って努力を続け、現在セリフを覚える際には、ラジカセなどの道具で音を聞いて覚えるということで有名です。学習障害(LD)は治療できる症候群ですから、希望を持って、治療を受けましょう。

学習障害の鍼灸治療法

学習障害の鍼灸治療治療症例と臨床経験

学習障害の鍼灸治療症例 :学習障害(LD)患者540名、取穴:唖門、百会、承霊、懸顱、後頂、太陽、風池、人中、神庭、印堂、大椎。電気針。

学習障害 鍼灸臨床経験 :北京中医針灸院では、多くの学習障害患者の症状を回復させてきました。今も多くの学習障害患者が通っていらっしゃいます。学習障害患者の一人一人の症状に合わせて、北京中医針灸院はきめ細かい針灸治療を行っています。針灸治療の結果、学習障害患者の学習能力が大幅に改善されます。そして、大多数の学習障害患者は学習能力が正常になりました。

学習障害の鍼灸治療のメカリズム

中枢神経系の感覚統合機能などを改善すると考えられます。

学習障害の鍼灸治療効果

学習障害(LD)540名、完治したのは340名、有効率81%。

中枢神経の病気と鍼灸治療

頭部外傷後遺症 多発性硬化症 過敏性腸症候群 パーキンソン病 脊髄小脳変性症  多系統萎縮症 脳梗塞 自律神経失調症 心身症 統合失調症(精神分裂病)  認知症(痴呆)  バーンアウト症候群(燃えつき症候群)

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