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起立性調節障害

起立性調節障害 (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

起立性調節障害について

起立性調節障害の原因|起立性調節障害【神経系疾患】

起立性調節障害は、自律神経失調症のひとつで、寝ている状態から起き上がった時に血管の調節がうまくいかず、立ち眩みや眩暈などの症状が出る病気です。
起立性調節障害の身体的な症状としてはめまい・立ちくらみが一番多くみられ、その他にも動悸・息切れ・睡眠障害・食欲不振・腹痛・頭痛・倦怠感など人によりさまざまな症状が現れます。精神的な症状としては疲労感・過換気症候群・不安障害などがみられる場合もあります。
起立性調節障害は自律神経のバランスが乱れることによって起こる自律神経失調症の一つです。人は横になったり、座ったりした状態から起立した時には、重力のため血液が下肢に移動します。この際、血管が収縮して下肢の静脈から血液が心臓へ戻る仕組みが働きます。起立性調節障害では、この血管収縮がうまくできず下肢静脈に血液がたまってしまうので、本来心臓へ戻ってくる血液が減少し、心臓からの拍出量が低下します。この結果、脳への血流までが減少し、脳貧血が立ち眩みとなります。また、心臓に血液が十分戻らないため、心臓は全身に血液を送るべく心拍数を増加させ、心悸となります。
起立性調節障害は、特に5〜6月ごろ、悪くなるケースが多くみられます。起立性調節障害になると、下半身に血液がたまり、頭へいく血液の量が少なくなり、立ちくらみが起きたり、立っている間に気分が悪くなって、倒れたりします。

起立性調節障害に対する当院の取り組み

北京中医康針灸院の起立性調節障害の治療目的は、起立性調節障害患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと起立性調節障害の完全な回復までの時間を短縮することです。
近年、起立性調節障害で不登校の学生が増え、当院も起立性調節障害患者さんの期待に応えるため、25年間、起立性調節障害の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。1998年11月1日より2008年11月1日までの10年間に北京中医康鍼灸院に来院された起立性調節障害患者450名を集計したところ、完治したのは360名でした。
起立性調節障害の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
当院の針灸治療で、即効性があり、数回の針灸治療で多くの起立性調節障害患者さんの朝起き悪さ、立ち眩み、頭痛、腹痛、全身倦怠の症状が消失しました。起立性調節障 害患者さんの普通生活を早く復帰させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けた起立性調節障害患者360名の中、起立性調節障害の再発した方がいませんでした。針灸治療は起立性調節障害の再発予防にも効果があることが分かりました。

起立性調節障害の原因

起立性調節障害の多くは、末梢血管交感神経活動が低下しています。成人では糖尿病やその他の代謝性疾患によって二次的に交感神経が障害され、起立性低血圧を合併しますが、小児や思春期の起立性低血圧においてなぜ交感神経活動が低下するのか、その原因はわかっていません。体質的に交感神経機能が悪い人がなりやすいと思われます。

起立性調節障害の分類

  1. 神経調節性失神
  2. 体位性頻脈症候群
  3. 起立直後性低血圧
  4. 遷延性起立性低血圧

小児起立性調節障害の分類

  1. 循環器機能異常のある起立性調節障害
  2. 循環器機能異常はない起立性調節障害

起立性調節障害メカニズム

人が起立すると血液は重力のために下半身に移動します。そのため動脈、静脈のいずれの血管系でも、血液の重力で血管腔が拡張し、血圧が低下します。下半身に血液が貯留するため心臓に還る血液量が減少します。これに対して代償機構が作動し交感神経末端からノルアドレナリンが分泌され、血管収縮が起こり、血圧が維持されます。起立性調節障害の場合、起立直後すぐに交感神経が作動せず、血圧が低下したままになります。一方、心臓は血圧を維持するために心拍数を増加させ、起立中に頻脈を起こします。

起立性調節障害の症状

  1. 起立性調節障害の身体的な症状:眩暈、立ちくらみが一番多く、他に動悸、息切れ、睡眠障害、食欲不振、腹痛、頭痛、倦怠感などさまざまな起立性調節障害症状が現れます。
  2. 起立性調節障害の精神的な症状:疲労感、過呼吸症候群、不安障害などがあります。

起立性調節障害の診断

起立性調節障害の診断基準

分類 no 症状
大症状 A 立ちくらみ、眩暈
大症状 B 立っていると気分が悪くなる、ひどくなると倒れる
大症状 C 入浴時、あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる
大症状 D 少し動くと動悸、あるいは息切れがする
大症状 E 朝起き不良、午前中特に調子が悪い
小症状 a 顔色が青白い
小症状 b 食欲不振
小症状 c 腹痛
小症状 d 全身倦怠感
小症状 e 頭痛
小症状 f 乗り物酔い
小症状 g 起立試験による脈圧の狭小化(16mmHg以上)
小症状 h 起立試験で、収縮時血圧が安静時より21mmHg以上低下する
小症状 i 起立試験で脈拍数が1分間あたり21以上増える
小症状 j 起立試験で典型的な心電図がみられる

表の大症状1+小症状3、大2+小1、大3以上が当てはまり、他に身体的疾患が認められない場合を診断基準とします。

起立性調節障害を診断するための参考症状:

  1. 10歳以上の学童に多い。
  2. 4〜7月ごろ、症状がひどくなる。
  3. 2に関連して、1学期の成績が下がる。
  4. 「いらだち」がよくある。
  5. 寝つきが悪い。
  6. 家族、特に母親に同様の症状のある人がいる。

起立性調節障害の検査

起立性調節障害の検査には、以前からシェロング起立試験が行われていました。この試験では、臥位10分後と、その後に10分間起立させて血圧と脈拍を測定します。従来の起立性調節障害診断基準では、収縮期血圧が起立時に21mmHg以上低下した場合、異常と判定します。しかしシェロング試験での診断率が低かったのです。最近、さまざまなハイテク装置が開発され、起立性調節障害を正確に診断する方法が開発されました。

  1. 起立血圧試験
  2. 症状の確認:起立時のふらつき、動悸、頭痛、倦怠感などの症状を確認します。

起立性調節障害の鑑別診断疾患

  1. 鉄欠乏性貧血
  2. 脱水
  3. 甲状腺機能亢進
  4. 脳腫瘍

起立性調節障害の西洋医学治療

起立性調節障害の西洋医学治療は、非薬物療法と薬物療法があります。まず非薬物療法から開始します。規則正しい生活リズムの回復、塩分が1日10?12gで、水分は少なくても1日1.5リットル摂取するようにします。薬物療法では、昇圧剤のミドドリンなどを用います。また加圧式腹部バンドや圧迫ソックスなどの下半身圧迫装具は、無駄な血液貯留を防ぎ速やかな症状軽減に役立ちます。

起立性調節障害と不登校

起立性調節障害は不登校の原因のひとつです。起立性調節障害の増加で不登校が増えました。不登校は、学校のあり方やいじめといった問題だけじゃなく、こどもの身体的、精神的な要因もあります。不登校の子供は、起立性調節障害だけでなく、貧血、パニック症候群うつ病やうつ状態、不安神経症など多種多様な病気を抱えています。たとえば、偏頭痛を伴うケースでは頭痛の治療も必要ですし、睡眠相交代症候群や睡眠リズム障害を伴うケースでは睡眠リズムを調整する必要があります。鬱の子供は、鬱の治療も重要です。
不登校の原因になる身体症状は、さまざまです。 たとえば、心身症的な症状としては、過敏性腸症候群、頭痛(偏頭痛、緊張性頭痛)などがあります。起立性調節障害の場合、朝起きられず遅刻する、午前中ぼんやりしていて授業についていけない、授業についていけないから学校にも行きたくなくなり不登校になります。こうした原因をみきわめ、それぞれに合った適切な対応と治療をすることが必要です。

起立性調節障害の現状

起立性調節障害は、自律神経失調症の一種です。中学生の約10%にみられ、特に思春期の女子に多いです。起立性調節障害の重症の子どもは強い不安を持っています。起立性調節障害の強い症状に対する不安、周囲から仮病扱いされることへの苛立ち、さらに親子関係における様々な葛藤、学校生活でのトラブルといった心理社会的背景を抱えています。
思春期前後の子供が、朝起きの悪さ、立ち眩み、頭痛、腹痛、全身倦怠などの起立性調節障害を訴えて小児科を繰り返し受診することが増えています。「朝起きが悪い」と答えた子どもは、小学生で45%以上、中学生では60%前後もいます。「立ちくらみやめまい」があると答えた子どもは、小学生で約25%、中学生で約45%にも上ります。また、男女差では小中高を通して女子に多く、平成6年度と12年度の比較では、12年度のほうが多くなっています。

 

起立性調節障害の日常生活の注意点

  1. 運動療法:軽い運動
  2. 規則正しい生活リズム:早寝早起きなど
  3. 暑い場所を避ける。
  4. 多めの食塩摂取

起立性調節障害の鍼灸治療法

起立性調節障害の鍼灸治療症例と臨床経験

起立性調節障害の鍼灸治療:起立性調節障害患者450名。取穴:百会、人中、足三里、下関、頬車、合穀、中脘、気海、内関、三陰交、太沖。低周波で、針体から微電流を流し続けます。

起立性調節障害の鍼灸治療臨床経験:北京中医針灸院では、多くの起立性調節障害患者の症状を完治、或いは改善してきました。今も多くの起立性調節障害患者が通っていらっしゃいます。起立性調節障害患者の一人一人の症状に合わせて、北京中医針灸院はきめ細かい針灸治療を行っています。北京中医康針灸院の針灸治療では、起立性調節障害患者の生活の質と予後は非常に良好で、大多数の起立性調節障害患者は会社や学校の復帰が可能になりました。
起立性調節障害の場合、私の経験では、かなり早い段階に鍼灸治療を始めれば1か月もかからずに症状が軽くなり、普通に生活できるようになります。鍼灸治療はかなり有効な方法で、今までたくさんの起立性調節障害の患者さんを治してきました。起立性調節障害を示唆するような症状がみられた場合、早めに受診すれば、よくなるまでの時間も短くなります。

起立性調節障害の鍼灸治療メカリズム

鍼灸治療で、起立性調節障害患者の交感神経末端からノルアドレナリンの分泌を増加させると考えられます。

起立性調節障害の鍼灸治療効果

起立性調節障害患者450名、完治したのは360名でした。

起立性調節障害の鍼灸治療症例

  

伊藤さん、14歳、女子、中学生、荒川区在住。6ヶ月前から、めまい、朝起きられない、頭痛、強い腹痛、倦怠感などの症状が出て、不登校となり、病院で、起立性調節障害と診断され、昇圧薬、頭痛の薬、漢方薬などを処方されましたが、なかなか改善が見られませんでした。友人の紹介で、当院の鍼灸治療を受け、2週間後、朝起きられない症状と頭痛がなくなり、登校し始め、さらに4週間後、強い腹痛、眩暈などの症状がなくなり、ずっと心配していたお母さんがお子さんの元気になった姿を見て、最後、当院に来る度に微笑みを見せていました。起立性調節障害の症状があれば、早めに受診すれば、治るまでの時間も短くなりますと自分も実感しました。

自律神経障害の鍼灸治療

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