疳虫
疳の虫(かんのむし)とは乳児の異常行動による夜泣き、かんしゃく、ひきつけなどを指します。
疳とは漢方医学で脾疳(ひかん)のことで乳児の腹部膨満や異常食欲などをさしましたが、本邦では乳児の異常行動は疳の虫によって起きていると信じられ、民間の呪医によって虫切り、虫封じ、疳封じなどの施術が行われました。施術の概要は乳児の手のひらに真言、梵字などを書き、粗塩で手のひらをもみ洗いして、しばらく置いてみると指先から細かい糸状のものが出ているのが見えるといい、これが虫であるとされました。
夜泣きやかんしゃくのように西洋では病気とされていないものであっても、わが国では古くから治療を要する症状であるとされており、民間宗教者の活動の舞台ともなっていました。現代では主に鍼灸治療が有効であるとされるほか、虫封じの効験あらたかとされる寺社も各地に存在します。
疳虫を西洋医学的に言えば、小児の自律神経失調症から起きる神経異常興奮に当たり、赤ちゃんが理由もなく不機嫌になってじれたり、欲求不満を起こすことです。なぜ「かんむし」と言うのかというと、昔は体の中にいる悪い虫、すなわち「疳の虫(かんのむし)」という虫のせいだと信じられていたからです。 現在は「かんむし」(かんのむし)という言葉だけが残りました。
北京中医針灸院の疳虫(かんむし)の治療目的は、疳虫(かんむし)患者のできるかぎりの回復の機会を提供することと疳虫(かんむし)の完全な回復までの時間を短縮することです。
疳虫(かんむし)の治療は、西洋医学以外に東洋医学があります。当針灸(鍼灸)院は疳虫(かんむし)患者の期待に応えるため、25年間、疳虫(かんむし)の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針灸治療法を開発しました。そして良い成果を上げています。1990年4月から2008年10月の間、当針灸(鍼灸)院で鍼灸治療を受けた疳虫(かんむし)患者さん55名を集計したところ、完治したのは32名でした。
疳虫(かんむし)の症状が頑固なため、当針灸(鍼灸)院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当針灸(鍼灸)院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
当院の針灸治療で、多くの自閉症患者さんの自閉症の症状がなくなり、言葉を話し,コミュニケーションをとるようになりました。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けて治った疳虫(かんむし)患者32名の中、疳虫(かんむし)の再発した方がいませんでした。針灸治療は疳虫(かんむし)の再発予防にも効果があることが分かりました。
疳虫(かんむし)の原因は子供の心理的な原因、ストレスだと考えられます
疳虫の症状は、複雑多岐でその多くは、心理的な抵抗を現実的、合理的に処理できないままに、病気に逃避したり、落ち着きがなくなったり、かけ回ったり、暴れたり、泣いたりします。また、このような子供には、鼻の付け根のくぼんだ部分に青筋が見られることがあります。
疳虫の検査は陽性反応が出ないですので、疳虫(かんむし)の診断は症状を根拠に行います。
疳虫(かんむし)の鍼灸治療症例 :疳虫(かんむし)患者さん55名。取穴:百会、前頂、懸顱、後頂に頭皮針。夾脊穴(大椎の両側0.5cmのところ、大椎からおしりまでの間)に刺し、捻針します。
疳虫(かんむし)の鍼灸臨床経験 :北京中医針灸院では、多くの疳虫患者の症状を回復させてきました。今も多くの疳虫患者が通っていらっしゃいます。疳虫患者の一人一人の症状に合わせて、北京中医針灸院はきめ細かい針灸治療を行っています。針灸治療の結果、疳虫の回復と予後はかなり良好です。多くの疳虫患者は普通の成長に戻ることが可能になりました。
鍼灸治療は疳虫(かんむし)患者のストレスを緩和させて、リラックスさせると考えられます。
疳虫(かんむし)患者さん55名、完治したのは、32名、有効率75%。