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慢性気管支炎

慢性気管支炎の鍼灸治療

慢性気管支炎の原因

慢性気管支炎の原因|慢性気管支炎【呼吸器疾患】

気管支炎は、太い気道である気管から枝分かれした、左右の気管支に起こる炎症です。通常、細菌やウイルスへの感染によって起こりますが、ガスや粒子の刺激によっても起こります。慢性気管支炎とは、気管支内における持続性あるいは反復性の粘液分泌の過剰状態をいいます。持続性あるいは反復性の痰を伴う咳が少なくとも連続して過去2年以上、毎年3カ月以上続くものを慢性気管支炎と言います。ただし限局性肺疾患、びまん性特異肺感染症、じん肺、膠原病、びまん性肺繊維症、心臓、血管、腎臓疾患、神経症によって上記の定義を呈するものを除外します。
厚生労働省が毎年行っている「人口動態統計」の平成15年のデータによると、日本人の死因の第10位(全死因に対して1.3パーセント)に、慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患があげられています。とくに男性に限ってみた場合はその割合が1.9パーセントとなり、死因別順位は第8位に上がります。女性の場合、慢性閉塞性肺疾患は上位10位以内には入っていません。慢性閉塞性肺疾患による死亡者数は、男性1万347人、女性 3,279人と男女間で3倍以上の差があり、喫煙者率の差と深く関係していると考えられます。
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慢性気管支炎は慢性的に続く気管支炎ですが、急性気管支炎とは違って患者さんの特異な体質が関係しています。有毒ガスのほか、喫煙、大気汚染も原因と考えられますが、くわしいことは不明です。慢性副鼻腔炎の人に発病率が高く、しかもこの病気の人は先天的に気管支が感染を起こしやすいことが知られ、いくつかの要因が重なって発症するようです。比較的中年以降の男性に多いのですが、20代の人にも起こります。

気管支炎分類

  1. 急性気管支炎:90日以内で治まる場合。
  2. 慢性気管支炎:症状がそれ以上、ときには数カ月、数年にわたって続く場合をといいます。慢性気管支炎で、さらに呼気流量が減少している場合、慢性閉塞性肺疾患として扱われます。

慢性気管支炎原因

  1. 喫煙
  2. 大気汚染
  3. 年齢と性:急性気管支炎と異なり、中年以降に多い、男性が多い。
  4. 慢性鼻疾患がある:副鼻腔炎との合併が多い。
  5. 気管支喘息の長期継続プラス感染
  6. 素因、遺伝的に気管支壁が弱い人
  7. なんらかの感染

慢性気管支炎病状が進むと呼吸困難や息切れを覚えることがあります。
急性気管支炎は、感染または刺激が原因で起こります。肺気しゅと同様、喫煙が大きな原因となる。その他に、加齢、ウイルスや細菌などの感染、職業的な粉塵暴露、大気汚染などがあります。
たばこの煙、大気汚染、ほこり、刺激性の化学物質が呼吸と一緒に入ってく ると、その刺激がもとで粘液分泌が増加したり繊毛が減少してしまい、また、老化によってもからだの防御機構としての働きが弱まって、増えてし まった粘性のある痰が喉に押し出されにくくなり、咳で痰を出すようになってきます、このため、気管や気管支は弱くなり粘膜は咳き込んだ時にすぐ に傷ついてしまい炎症が深くなってきます。
感染性気管支炎は冬に発症することが多く、ほとんどの場合、ウイルスが原因です。ウイルスが体からいなくなった後も、感染による刺激が原因で、数週間は症状が持続します。細菌が原因で起こる感染性気管支炎は、上気道へのウイルス感染に引き続いて起こる場合があります。肺炎マイコプラズマや肺炎クラミジアは、若い人に細菌性気管支炎を発症させます。中高年以上の場合は、肺炎球菌、インフルエンザ菌、モラキセラ‐カタラーリスが、細菌性気管支炎を起こす最も一般的な原因菌です。ウイルス性気管支炎は、インフルエンザウイルスなどのウイルスによって起こります。細菌とウイルスに重複して感染し、気管支炎になることもあります。
喫煙者や慢性的な肺疾患の患者は、気道から粘液を排出しにくいために、急性気管支炎に繰り返しかかります。栄養不良状態にあると、上気道感染から急性気管支炎を起こすリスクが高くなり、特に子供や高齢者はそのおそれがあります。慢性副鼻腔炎、気管支拡張症、アレルギーの場合も、急性気管支炎を繰り返し発症するリスクが高くなります。扁桃肥大やアデノイドがある子供は、気管支炎を繰り返し発症します。

刺激性気管支炎は産業性または環境性気管支炎とも呼ばれ、鉱物性および植物性のさまざまな粒子の吸入が原因で起こります。強酸性物質、アンモニア、有機溶剤、塩素、硫化水素、亜硫酸、臭素などのガスを吸入した場合も、刺激性気管支炎を起こします。

慢性気管支炎症状

気管や気管支には防御機構として、呼吸とともに侵入してくるほこりや細 菌を内側の粘膜が粘液を分泌し吸着させ、それを繊毛の運動で喉のほうに 押し出す(痰)作用があります。

慢性気管支炎は、気管や気管支が慢性的に炎症を起こし、粘性のある痰が喉に押し出されにくくなり、咳や痰が続く病気のことです。

  1. 粘液性の痰

慢性気管支炎症状としては中年以降で、起床時に咳をともなった粘液性の痰を出す、感染が加わると痰の量が増し、ウミを含むようになります。病状が進むと呼吸困難や息切れになりえます。特に胸部レントゲンでは肺気腫、肺繊維症、気管支拡張症がなければ特徴的な異常を示さないことも多いです。ただ気管支造影では細かい変化を気管 支壁に変化を表すこともあります。感染性気管支炎は、鼻水、のどの痛み、疲労感、悪寒、背中や筋肉の痛みといった、いわゆるかぜ症状から始まります。微熱(約37.5℃〜約38.5℃)が出ることもあります。せきが出はじめたら(初めはたんを伴わない乾いたせき)、急性気管支炎が発症したサインです。ウイルス性気管支炎では、せきとともに少量の白いたんが出ます。このたんの色が白色から緑色や黄色に変化すると、細菌感染を合併したサインです。重症の気管支炎では、抗生物質による治療を行っても、3〜5日間は約38.5℃〜約39℃の熱が続きます。せきは最後まで残る症状で、治まるまでに数週間かそれ以上かかります。これは、ウイルスが気管支の上皮細胞を傷つけ、その回復に時間がかかるためです。急性気管支炎では、気道の過剰反応によって肺に流れこむ空気の量が減少する、一時的な気道の狭窄がよくみられます。この呼吸がしにくい状態は、あまり強くない刺激物や冷たい外気の吸入、強いにおいをかぐことなどによって誘発されます。気道の狭窄が重度の場合、息切れが起こります。せきをした後に、ゼイゼイ、ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)が聞こえます。
3カ月以上毎日続くたん、しかもそれが2年以上連続して起こります。冬に多く、カゼをきっかけとしてたんがとまらなくなります。たんははじめは白いのですが、細菌感染が起きてくると黄色や黄緑色になって、量も増えます。たんで気管支の一部がふさがるようになると徐々に呼吸困難を示します。

慢性気管支炎診断

気管支炎の症状があって、肺炎ではない場合、気管支炎と診断されます。聴診ではヒューヒューという喘鳴が聞こえます。

たんを調べます。透明または白いたんはウイルス感染で、黄色や緑色のたんは細菌感染でみられます。症状が重い場合は、肺炎でないかどうか確認するため、胸部X線検査を行います。2カ月以上せきが続く場合も、肺癌などの疑いがあるので胸部X線検査を行います。

慢性気管支炎検査

特に胸部レントゲンでは肺気腫、肺繊維症、気管支拡張症がなければ特徴的な異常を示さないことも多いです。ただ気管支造影では細かい変化を気管支壁に変化を表すこともあります。

慢性気管支炎生活注意点

軽快期

悪化する要因をまず避ける。喫煙や感染(風邪症候群など)を避ける、乾いた冬季の冷たい外気を直接吸わない、有毒ガスを吸わない、インフルエンザ流行時はワクチン接種をするなど。

痰分泌増加期

排泄しやすくするために水分補給と気管に湿り気をもたせ、痰の排泄を円滑にするために蒸気吸入を自宅で行うことも必要。 〇急性増悪期:感染から呼吸困難も加わることがあり、入院が必要、経過観察が必要になる場合がある。

慢性気管支炎の鍼灸治療法

慢性気管支炎鍼灸治療症例と臨床経験

慢性気管支炎鍼灸治療症例 :慢性気管支炎患者さん112名、取穴:1.耳ツボー聴宮から内鼻まで貫通針。2.体針―大椎、天突、尺澤、豊隆、足三里、肺兪、腎兪。お灸。

慢性気管支炎鍼灸治療臨床経験 :気管支炎の咳、痰などの改善には早いです。慢性閉塞性肺疾患は針とお灸の併で、薬が解決できない時にもかなり効果が発揮できます。

慢性気管支炎鍼灸治療メカリズム

免疫機能の働きをよくすることで、滅菌消炎効果と気管支の粘膜の修復を促進すると考えられます。

慢性気管支炎鍼灸治療効果

慢性気管支炎患者さん112名、症状が無くなったのは69名でした。

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