脊椎過敏症
脊椎過敏症は、脊椎の一部に過敏性の強い痛みが起こる状態です。
背中の真ん中(背骨)を触ると、ゴツゴツとした手触りの部分があります。これを棘状突起(きょくじょう)といい、ここを押したり、触ったときに、その全体や一部に激痛のはしる病気を脊椎過敏症と呼んでいます。
脊椎過敏症は炎症ではありませんが、自分では脊椎カリエスではないかと悩んで診察を受けにくる人があります。
脊椎過敏症は背中の痛みと圧迫感を主とした病気です。病気というよりは精神的な状態や体質によるものと考えられています。神経質な人や敏感な人に多く、精神的・肉体的ストレスが原因の一つといわれています。20才前後の未婚女性にあらわれることが多く、一種の自律神経失調症と考えられています。
脊椎過敏症とは、脊椎の一部に強い痛みを感じる病気で、特に12個ある胸椎の中間部にある数椎の棘突起あたりに鋭い痛みを感じます。そのいくつかの棘突起を押さえると、非常に痛いのが特徴です。背中の中央部にふれる骨、つまり、稗突起を軽くたたくだけで強い痛みがありますが、平手で背部をかなり強く押してもあまり痛みを感じない場合が多い
脊椎過敏症は胸椎の中央かやや高いところに多く生じるのですが、限られた背骨を圧迫すると痛みを訴えるもので、時には皮膚の上から軽くさわっただけで痛がります。しかし、カリエスのように脊柱を曲げにくいこと(脊柱不撓性)はまったくないです。
脊椎過敏症は、レントゲンなどで背骨を詳しく検査しても異常を発見できません。20歳代の女性に多い傾向が認められ、病気というよりも精神的な面に問題があったり、体質も関係していると考えられています。
特に、心理的な背景が強く、さまざまな神経症に伴って、棘突起の触覚、痛覚が過敏になったために脊椎過敏症が起こると考えられています。
脊椎過敏症の場合、以下の症状もよく出ます。
まず、脊椎骨や脊髄神経の病気でないことを確認し、痛みの起こる部分に局所麻酔剤を注射することで、急速に痛みが消失するようであれば、脊椎過敏症と判断できます。
脊椎過敏症の治療としては、環境を変えるなどしてストレスを解消する事が重要とされています。未婚の女性の場合、結婚する事で症状がなくなる事が多いというデータがあります。根本的には、生活の改善が重要とされ、生活の改善だけで、自然軽快することもあります。
脊椎過敏症の鍼灸治療症例:脊椎過敏症56名、取穴:風池、風府、大椎、肩髃(けんぐ)、天宗、風門、肺兪、後渓、曲池。電気針、20分間後、吸い玉20分間。
脊椎過敏症の鍼灸臨床経験:脊椎過敏症患者さんは、早く安心して進んで鍼灸治療を受け、戸外で運動などすることが望ましいと思います。日常生活では、軽いスポーツをするなど、身体を鍛えることも根本的な解決につながります。
ビタミンB1,B2,C,カルシウムなど脳神経の働きに必要な栄養素が豊富に含まれているものを食べることによって、精神の安定に役立ち、脊椎過敏症の原因である自律神経失調症の回復を促します。
自律神経バランスの回復を促すことによって、脊椎過敏症を回復すると考えられます
脊椎過敏症56名、完治したのは34名でした。