インポテンツ(ED)
インポテンツ(ED)とは性交渉をするための十分な勃起が得られないことや、勃起を維持できないために性交ができない状態です。つまり、インポテンツ(ED)は勃起できない、または勃起しても持続しないことを言います。妊娠できない男性不妊症の中で多くなってきているのが、インポテンツ(ED)によるものです。精子や身体的には何の異常もないのに、勃起できないから性交障害になって、不妊症となります。
年齢を重ねるごとにインポテンツ(ED)になる確率は高くなっていきます。しかし、インポテンツ(ED)は年齢のせいだけではありません。インポテンツ(ED)は、運動不足やお酒の飲み過ぎ、タバコの吸い過ぎなど、生活の悪習慣が原因であるケースが多く、また高血圧症、糖尿病など生活習慣病が引き金となることもあります。若い世代のインポテンツ(ED)患者が増加傾向にあるのも、このような生活習慣の乱れが原因と言えます。インポテンツ(ED)は、治療すべき生活習慣病のひとつと考える必要があるでしょう。インポテンツ(ED)は、男性なら誰でもかかる可能性のあるごく普通の病気であり、なんら特別なものではありません。日本では、インポテンツ(ED)で悩む男性は現在1000万人ともいわれています。
インポテンツ(ED)には軽症のものから全く勃起できないものまで、様々な症状があります。つまり、中高年だけでなく、若年層でもインポテンツ(ED)の可能性があるのです。例えば、いつも勃起を達成することが出来、維持させることに自信が無かったり、仮に勃起したときでも、挿入するのに十分な硬さにならかったりなど、気まずい思いをしたことがあるようであれば、年齢にかかわらずインポテンツ(ED)の疑いがあります。インポテンツ(ED)は治療ができる病気であることを忘れないでください。
北京中医針灸院のインポテンツ(ED)の治療目的は、インポテンツ(ED)患者のできるかぎりの回復の機会を提供することとインポテンツ(ED)の完全な回復までの時間を短縮することです。
インポテンツ(ED)の治療は、西洋医学以外に東洋医学の針灸治療があります。当院長はインポテンツ(ED)患者の期待に応えるため、25年間、インポテンツ(ED)の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。特殊な鍼と電気の併用で良い成果を上げています。1990年4月から2008年10月の間、当院で鍼灸治療を受けたインポテンツ(ED)の患者さん900名を集計しましたところ、600名が完治ました。
北京中医針灸院の治療方法はインポテンツ(ED)の原因に応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そしてインポテンツ(ED)の治癒は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けて治ったインポテンツ(ED)患者600名の中、インポテンツ(ED)の症状は再発した方がいませんでした。針灸治療はインポテンツ(ED)の再発予防にも効果があることが分かりました。
インポテンツ(ED)の場合、生まれつき、まったく勃起したことがない一次性のインポテンツと、一時的には可能であったがその後インポテンツになった二次性のインポテンツに分類されます。 一次性インポテンツ(ED)は、二次性徴が発現していない人に見られます。これに対し二次性インポテンツ(ED)は、20〜40歳では新婚インポテンツなどの精神、心因性のインポテンツ(ED)が多いことが知られています。40歳以上では器質性、つまり加齢、慢性疾患(糖尿病、心臓病、動脈硬化、うつ病)、骨盤・膀胱や前立腺、直腸の外傷、手術などにより、勃起に関係する神経や血管が損なわれたことが原因です。 また、頭部・脊髄(せきずい)の病気や脊髄外傷・頭部外傷によってもインポテンツになることがあります。そのほか、降圧剤、抗うつ薬、抗アンドロゲン薬を服用するとインポテンツになることがあります。
インポテンツ(ED)はストレスなどの「精神的なインポテンツ(ED)」とあきらめている方は多いようです。確かに精神的な原因によるインポテンツ(ED)もありますが、糖尿病、高血圧症、心臓病、うつ病、薬物治療、手術や外傷などもインポテンツ(ED)の要因になります。
心因性インポテンツ(ED)は心因により、2つに大別できます。
1つは現実心因で、日常のちょっとしたことがストレスとなり、それが原因でインポテンツ(勃起不全、勃起障害)を起こす場合です。例えば、パートナーの女性に「だめな男ね」、「役立たずね」などと言われ、その言葉に敏感に反応し、言葉の衝撃や暴力でEDになったりします。また、結婚生活で奥さんとうまくいかない、経済的なストレスがある、毎日疲れている、など自分自身でほぼ原因に見当がつくものが現実心因です。この場合、カウンセリングや薬の服用で簡単に治ることもしばしばです。
もう1つは日常生活には特に心理的ストレスはないものの、幼児期の体験や性的トラウマなど過去の出来事が原因となり、心の深層にある原因がインポテンツ(ED)を起こす場合です。深層心因の場合、大半は無意識ないし意識下の世界に原因があるため本人には見当がつかず、インポテンツ(ED)原因の解明までに長期間要し、治療が難しいケースが多いようです。
心因性インポテンツ(ED)の「心因」
| 現実心因 | 深層心因 |
|
現実の日常生活における心身のストレスや心理的諸要因が原因・誘因 |
心の深いところの心理的原因・誘因 |
| 緊張過剰、あせり、過労、睡眠不足、心配事、家庭内不和、経済的困窮、パートナーとの感情的トラブル、性的無知、性的未熟、初体験、新婚初夜、早漏、過去の性交の失敗、失恋、嫁姑問題、性感染症、別居、短小コンプレックス、マスターベーションへの罪悪感、妊娠恐怖、不倫、事故や災難、職場のトラブルなど | 抑圧された怒り、憎しみ、妬み、不安、愛憎葛藤、欲求不満、幼少時における心的外傷体験、母子分離不全、去勢恐怖、エディプス・コンプレックス(潜在する無意識的な近親相姦欲求)、ホモ・セクシュアルなど |
加齢によるインポテンツ(ED)
年をとると、やがてインポテンツ(ED)の症状がでてくるものです。これは、年齢が上がるにつれて、血管や神経に様々な障害が起こるためですが、特に動脈硬化による血管障害はその原因のひとつです。加齢に伴うインポテンツ(勃起不全、勃起障害)は避けられないものの、中高年になってからも勃起機能を維持するためには、普段からインポテンツ(勃起不全、勃起障害)の原因となりうる病気の予防、生活習慣や嗜好性などに注意することが重要です。実際、80歳を超える方でも健康上に問題がなければインポテンツ(勃起不全、勃起障害)治療を行うことは可能ですので、あきらめずに治療を受けてみましょう。
生活習慣病により起こるインポテンツ(ED)
・糖尿病患者におけるインポテンツ(ED)併発率
糖尿病は、血管や神経などに障害が起こるため、生活習慣病の中でもインポテンツ(ED)の起こる割合が最も高い疾患になります。糖尿病の進行度によりインポテンツ(勃起不全、勃起障害)の症状も軽度から重度のものまであります。
・高血圧患者におけるインポテンツ(ED)併発率
高血圧は動脈硬化を引き起こす原因の1つであるため、インポテンツ(勃起不全、勃起障害)の起こる割合が高くなります。また、服用している薬剤がインポテンツ(勃起不全、勃起障害)の原因となることもあるため、注意が必要です。
・高脂血症患者におけるインポテンツ(ED)併発率
高脂血症は動脈硬化の原因であるため、インポテンツ(ED)の起こる割合が高くなります。
精神障害により起こるインポテンツ(ED)
正常な勃起のためには、神経が重要な役割を担います。神経には脳を含む中枢神経、脳と末梢をつなぐ脊髄神経、身体全体に広がる末梢神経がありますが、性的刺激を受けた脳は、これらの神経を介して、その信号を陰茎に送ります。そのため、いずれかの神経が障害を受けると、脳からの信号が陰茎まで伝わらず、インポテンツ(勃起不全、勃起障害)の原因となります。
脳出血、脳腫瘍、脳外傷、パーキンソン病、アルツハイマー病などの疾患は、自律神経障害を起こすためインポテンツ(勃起不全、勃起障害)の原因となりますが、以前はあまり知られていませんでした。最近では、インポテンツ(勃起不全、勃起障害)治療薬が発売されてからは一般のリハビリテーション病院でも性機能に関する相談を行う施設が増えています。
手術や外傷により起こるインポテンツ(ED)
前立腺がんや膀胱がんの摘出術、直腸がんの切除術などの骨盤内臓器を摘出する手術は、陰茎海面体の血管や神経を損傷する危険性あります。以前は、がんの手術といえば再発を防ぐためできるだけ多くの部分を取り除く手術が行われていました。しかし、最近では手術後の生活を重視して、勃起機能を残すために神経や血管をなるべく残す手術法をとっている医師が多くいます。手術を行う前に医師と十分な話し合いを行うことが大切です。
また、外傷では交通事故などによる骨盤骨折や脊椎損傷がインポテンツ(ED)の原因としては最も多くなります。外傷の場合、麻痺や神経反射機能の程度によっては時間を要するものの、治癒する場合もあります。特に若い方ではインポテンツ(勃起不全、勃起障害)治療薬の効果も高いといわれています。
その他の原因により起こるインポテンツ(ED)
前立腺肥大症、前立腺炎や精巣静脈瘤などの泌尿器科系の疾患はインポテンツ(ED)の原因となりえます。
また、排尿状態が悪いことなどが心理的な影響を与えてインポテンツ(勃起不全、勃起障害)が起こったり、治療薬の一部にEDを引き起こす薬剤が含まれていることもあります。
また、慢性腎不全の方や血液透析を受けている方では、ホルモンが変化したり、全身の動脈硬化や神経障害が次第に進行するためにEDが起こりやすくなります。そのほか、椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍、多発性硬化症などの疾患、生まれつきの病気により陰茎の形が性交に適さない場合などはインポテンツ(勃起不全、勃起障害)の原因となることがあります。
糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病が原因となり、血管や神経が障害を受けて起こる混合型のインポテンツ(ED)です。例えば、陰茎を通る動脈の動脈硬化が進むとインポテンツ(勃起不全、勃起障害)が起こりやすくなります。動脈硬化は全身病の一環と考えられ、生活習慣病と密接に関連しています。そのため、糖尿病、高血圧、高脂血症、心血管障害など血液循環に関連する生活習慣病を有する方はインポテンツ(勃起不全、勃起障害)が起こりやすくなるのです。一方、喫煙や過度の飲酒もインポテンツ(勃起不全、勃起障害)を引き起こす原因と考えられています。
抗うつ薬や降圧剤など、普段服用している薬剤が原因に
服用している薬剤がインポテンツ(ED)を引き起こす原因となることもあります。
よく知られている薬剤としては、中枢神経や末梢神経に作用する薬剤、循環器系に作用する薬剤、消化管に作用する薬剤などがあります。
インポテンツ(ED)のはじめは時々勃起しなくなるだけですが、インポテンツ(ED)が重症になると常時このような状態になります。
インポテンツ(ED)患者の過去4週間の性的行為での勃起の有無、硬度、挿入可能であったかどうか、維持可能であったかどうかについて問診します。早朝勃起の有無や頻度、その時の硬度もインポテンツ(ED)の診断に有用です。一般に早朝勃起が普通にあれば、精神・心因性のインポテンツ(ED)と考えられます。 新婚インポテンツは新婚旅行時などで見かけられますが、マスターベーションは可能で早朝勃起現象もあります。また、マスターベーションは可能でも腟内では射精できない腟内射精困難症は、精神・心因性のインポテンツ(ED)の亜型と考えられています。そのほか、二次性徴の出現の有無、たとえば陰茎(いんけい)や精巣の大きさや男性ホルモンを含めた血液検査が必要になります。また、糖尿病などの慢性疾患がないかどうかのチェックも必要です。 さらに、飲酒歴、喫煙、うつ病などの有無、降圧薬などの内服歴を調べます。特殊なものとしては、リジスキャンといって、睡眠中に勃起現象が起こっているかどうかを検査する方法があります。夜間に勃起しているようならば、心因性のインポテンツが疑われます。また、超音波で陰茎の血流を測定することや、陰茎に薬を注入して勃起を誘発する試験もあります。
一次性のインポテンツでは、二次性徴を発現させるために男性ホルモンなどの補充療法を行います。新婚インポテンツや腟内射精困難症などの精神・心因性のインポテンツでは、行動療法、心理療法があります。これで効果がなければクエン酸シルデナフィル(バイアグラ)を用いることになります。 器質性のインポテンツでは、その原因になっている基礎疾患(糖尿病、うつ病など)の治療が必要です。また、インポテンツを起こす可能性のある薬を中止することがすすめられます。しかし、効果のみられないことも多く、バイアグラがよく使われています。ただし、バイアグラの投与前に、心疾患などの合併症がないこと、硝酸剤(ニトログリセリンなど)を服用していないことを確認する必要があります。 バイアグラ以外の方法としては、陰茎に平滑筋弛緩薬(へいかつきんしかんやく)たとえばプロスタグランジンや塩酸パパベリンを自己注射する陰茎海綿体自己注射法、陰圧式勃起補助具を使う方法、陰茎内に手術的に補助具を挿入する方法があります。
インポテンツ(ED)の鍼灸治療症例 :インポテンツ(勃起不全、勃起障害)患者900名、取穴:関元、中極、三陰交、曲骨、命門、電気針、50分。治療期間中では、コヒー、お茶など刺激性強い飲み物を避けます。夫婦生活も避けます。
インポテンツ(ED)の鍼灸臨床経験 :インポテンツ(勃起不全、勃起障害)の各原因治療が必要で、まず各専門医の診療を受ける必要があります。
インポテンツ(勃起不全、勃起障害)患者の曲骨に刺鍼しますと、20名患者は即勃起が見られます。40名患者はペニスに痺れを感じます。取穴は曲骨が主穴です。
インポテンツ(ED)患者の神経障害と血液循環を改善すると考えられます。
インポテンツ(ED)患者900名、完治したのは600名。