生理不順(月経困難)
女性の性機能は、普通9〜16歳の間に起こる「初潮」で始まり、「閉経」で終わります。この期間に約1ヶ月ごとに起こる子宮からの出血を「月経」と呼んでいます。
一般に16歳までに初潮がない場合を「初潮遅延」、20歳までに月経が出現しない場合を「原発性無月経」、42日以上6ヶ月未満の月経の遅れを「希発月経」、6ヶ月以上を「続発性無月経」と呼んでいます。 主な原因は、卵胞や黄体ホルモンを分泌する卵巣、それらのホルモンに反応する子宮などの機能不全が考えられます。
月経周期が24日未満の場合をいい、周期が不安定な思春期や更年期に多くみられます。排卵機能の異常や、黄体のはたらきが不十分な黄体機能不全症などが原因と考えられます
月経量が多量のために、貧血など日常生活に支障をきたす場合をいい、月経時に大きな凝血が混じるのが特徴です。原因として、思春期や更年期にみられる「機能性」や、子宮筋腫などの「器質性」も考えられますが、多くは機能性です。この時期には月経周期が長くなり、排卵が2週間以上遅れることが多く、子宮内膜がより厚くなったために月経量が増したためです。
過少月経とは、出血が1日以内または血性の帯下がある程度の場合をいいます。 子宮内膜の卵胞ホルモンに対する反応が低下しているもので、器質性や機能性の原因が考えられます。
月経時に下腹部痛や腰痛、頭痛などが発生する場合をいい、吐き気や嘔吐、めまいなどを伴うこともあります。器質性や機能性も考えられますが、疼痛が起こるのではないかという不安からも疼痛を増幅させていますので、できるだけ気持ちを楽にすることは重要なことです。
下腹部痛や腰痛の原因は、子宮内膜でつくられる「プロスタグランジン(PG2α)」という生理物質が子宮筋を過度に収縮させるためで、月経中に多量に産生されます。これは器質性や機能性が原因の人ほど産生量は多くなります。
月経前4日以内から不安や憂うつなどの自覚症状が強くなってくる病気です。 原因は、脳でつくられるドーパミンやセロトニンという気持ちを楽にする神経伝達物質や、β-エンドルフィンという鎮静物質の低下であるといわれています。
黄体期が正常より短いか、黄体ホルモンの量が少ない場合をいい、頻発月経や、受精卵が子宮内膜に着床できないことによる不妊症の原因とされています。
器質性疾患がないのに子宮内膜から不正に出血するもので、卵胞ホルモンの分泌や機能の低下が考えられます。
子宮内膜組織が腹膜などに発生して癒着し、臓器内に侵入してしまう病気です。
月経が卵管を逆流して骨盤内に入る時に子宮内膜組織が運ばれ、着床してしまうのが原因と考えられています。このため、患部で炎症が起こり、免疫反応の担い手であるマクロファージから成長促進因子やサイトカインという物質が分泌され、またプロスタグランジンも産生されるために子宮が萎縮し激しい疼痛がはしります。
更年期とは、閉経年齢の約10年前から閉経後約5年の期間をいい、この時期にのみ女性にあらわれる症状を「更年期症状」と呼んでいます。
症状としては、ホットフラッシュ(顔や身体が急にあつくなってほてる)、下半身の冷え、憂うつなどです。 なお、更年期を過ぎても症状が持続する多くの場合は老化によるものです
更年期症候群と子宮内膜症などについて、専門のページで紹介する。ここで紹介したのは、症状としての生理不順(月経異常)の治療方法です。
生理不順鍼灸治療症例 :生理不順患者144名、取穴:中極、気海、関元、天枢、腎兪、次髎、足三里、三陰交、太沖。電気針、50分間。気海に間接灸9壮。
生理不順鍼灸臨床経験 :生理不順の場合、西洋医学ではホルモン療法を使います。しかし、中国では、婦人科の医者は、ホルモン療法で治らない患者に対して、よく鍼灸を使います、鍼灸療法では、副作用もなく、確実に症状を治していきますから。西洋医学で治らない婦人科系疾患には、東洋医学が最適です。
生理不順患者にはお灸はよく使います
生理不順患者の卵巣と子宮の働きをよくし、ホルモンのバランスを正常に保つ。
生理不順144名、完治したのは90名、有効率95%。