レーベル病
レーベル病は青年或いは中年の男性に多く,片眼又は両眼の比較的急激な視カ低下で始まる視神経症で,母系遺伝を示し同一家系内発症の眼の病気です。
日本では大規模なレーベル病家系調査が1973年に発表されています。現在350〜400のレーベル病家系が確認されています。レーベル病のミトコンドリアDNAの塩基配列に点突然変異が発見され,確実にレーベル病に関係ありとされるのは,11,778、3,460,14,484番目の塩基の点変異です。日本のレーベル病では大半が11,778変異を有した症例です。レーベル病発症のきっかけにタバコ,糖尿病,アルコール,頭部外傷などの報告があり,特発性視神経炎がレーベル病発症の契機となった症例もあります。
レーベル病は、主として男性で、10歳代から30歳代にかけて、両眼性に急性または亜急性の視力低下で発症し、その後数か月の間に徐々に視神経乳頭の耳側より萎縮が始まり、1年以内に視神経全体が萎縮にいたる視神経疾患です。治療しない多くのレーベル病患者は、最終視力が0.1以下になります。
北京中医康針灸院のレーベル病の治療目的は、レーベル病の回復程度を高めることとレーベル病が完治するまでの時間の短縮することです。
西洋医学治療では回復できないレーベル病患者さんの期待に応えるため、当院が25年間、レーベル病の治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。1998年11月1日より2008年11月1日までの10年間に北京中医康鍼灸院に来院されたレーベル病患者さん62名を集計したところ:レーベル病患者62名の内、ミトコンドリアDNAの11778変異を持つ112眼です。全員男性で、発症時年齢は9歳から60歳で、平均21.6歳でした。全員レーベル病発症後の最低視力は0.01未満でした。鍼灸治療後は最低視力が0.01以下の症例は22眼中16眼が0.7以上に回復していました。急性期のレーベル病患者48例96眼視力回復1.5以上に視力が回復しました。
レーベル病の原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。レーベル病の視野と視力の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべきところは、完治したレーベル病48名患者は数年経っても、再発しませんでした。針灸はレーベル病の再発の予防にも効果があることが分かりました。
レーベル病の病因:
レーベル病の検査は:
レーベル病は、急激な視力低下と特異的なミトコンドリアDNAの変異が確認されればレーベル病と診断できます。特に小児では訴えが明瞭でないため、心因性視力障害と診断されていた症例もありました。
レーベル病は母性遺伝するミトコンドリア病で、男性患者の子孫には発症しない。
レーベル病はミトコンドリアDNAの点突然変異により発症しますが、発症には10年から30年余りを要していることから、mtDNAの変異により慢性的なエネルギ効率の低下が背景にあり、加齢と共に更に低下するため発症するのかもしれないです。3つの変異について最も異なるのは視機能の予後です。11778変異では87%が0.1以下ですが、3460変異と14484変異では約50%が0.1以下です。0.3以上の視力回復例は11778変異では7%にすぎないが、3460変異では38%、14484変異では50%でした。このように変異の種類により、視機能の予後が異なります。この結果は欧米人のレーベル病患者とほぼ同じです。
レーベル病の西洋医学的な治療は:
レーベル病はステロイド剤が無効です。生活注意点としての過度の喫煙、過度の飲酒を避けます。また、糖尿病や高血圧を合併した場合は、コントロールを十分に良くすることが大事です。
レーベル病鍼灸治療症例 :レーベル病患者62名、攅竹、陽白、新明、翳明、太陽、晴明、翳風、養老、合穀、光明、足三里。低周波。
レーベル病鍼灸臨床経験 :北京中医針灸院では、多くのレーベル病の視力障害を完治、或いは改善してきました。今も多くのレーベル病患者が通っていらっしゃいます。レーベル病患者の一人一人の症状に合わせて、北京中医針灸院はきめ細かい針灸(鍼灸)治療を行っています。北京中医康針灸院の針灸(鍼灸)治療では、レーベル病患者の視力の回復と予後は良好で、多くのレーベル病患者は普通の生活が可能となりました。
西洋医学で難病の場合でも、東洋医学でも難しいとは限りません。レーベル病患者の視力回復が難しいとされますが、当院の鍼灸治療で、視力がかなり回復しているレーベル病患者さんが多いのも実事です。
レーベル病患者62名の内、ミトコンドリアDNAの11778変異を持つ112眼です。全員男性で、発症時年齢は9歳から60歳で、平均21.6歳でした。全員レーベル病発症後の最低視力は0.01未満でした。鍼灸治療後は最低視力が0.01以下の症例は22眼中16眼が0.7以上に回復しました。急性期レーベル病患者48例の96眼は視力1.5以上に回復しました。
庄司さん、男性、18歳、学生。長野県在住。1ヶ月前から、両眼性に盲中心暗点を伴う視力低下で発症し、1週間後、さらに急激な視カ低下で両目の視力が0.05以下となり、ステロイド治療でも視力は回復できませんでした。レーベル病検査では、細胞のミトコンドリアDNAに異常があり、レーベル病と診断されました。レーベル病は西洋医学では有効な治療法は無いことから、当院の鍼灸治療を受けました。鍼灸治療後、両眼視力は0.01から0.5に回復し、さらに2が月後は0.7になりました。4が月後は1.5に戻りました。一時、失明になるかと心配していましたが、視力が回復したことで、気持ちはすっかり明るくなりました。