ドライアイ
ドライアイとは、目を守る役割をする涙の量が足りなくなったり、涙の性質のバランスが崩れたりすることによって、目の表面に障害(傷)が生じる目の病気です。 ドライアイの場合、目がかわく感じと眼の痛み、目の疲れなどが起こります。まぶたの開閉時に粘ついたり、ゴロゴロするなどの症状が出ます。
ドライアイには、涙の分泌量不足が原因で起こるものがあります(涙液欠乏性ドライアイ)。このタイプのドライアイでは、結膜と角膜を完全に覆う涙液層をつくるのに十分な量の涙を、涙腺が分泌できません。この症状は閉経後の女性で最も多くみられます。結膜疾患による瘢痕形成やシェーグレン症候群、膠原病、顔面神経麻痺などで起こります。
ドライアイには、涙の成分に異常があり涙がすぐに蒸発してしまうために起こるものもあります(蒸発性ドライアイ)。この場合は涙腺が十分な量の涙を分泌していても、涙の蒸発が早いために、特定の活動時や環境下では結膜と角膜を完全に覆うだけの涙液層が保たれなくなります。
まれですが、涙液欠乏性ドライアイは関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群といった全身疾患の症状の1つとして発現することもあります。
ドライアイとは、涙が不足したり成分が変化して質が悪くなることによって、眼の表面に障害が生じる状態をいいます。涙はまばたきによって網目状の薄い膜となり(写真1)、いつも眼の表面を覆って乾燥あるいはゴミや細菌などから眼を守っていますが、ドライアイになると涙液が正常ではなくなるために眼の表面を十分に保護できなくなり、眼が乾くのです。
ドライアイの症状としては、眼の刺激感、ヒリヒリ感、かゆみ、つっぱるような感じ、眼の奥の圧迫感、眼に何かが入っている感じなどがあります。パソコンやTV ゲーム、細かい作業によって目が乾いていると感じる時は、まばたきの回数が減少して涙の量が減っている場合があります。 乾燥した目は、目の表面に障害(傷)がつきやすくなり、そのままにしておくと、目の表面だけでなく、角膜や結膜の健康が損なわれる可能性があります。 重症のドライアイは、中年女性を中心に多く見られる「シェーグレン症候群」を伴っている場合があります。眼の表面が損傷を受けるため、不快感やまぶしさが強くなります。まばたきの回数が減るような活動により症状は悪化します。特に読書、コンピューターの使用、車の運転、テレビを見るなど、眼を長時間使う活動ではその傾向が強くなります。また、空気中のほこりや煙、空気が乾燥した環境によってもドライアイの症状が悪化します。空気が乾燥しやすい条件としては、飛行機やショッピングモールの中、湿度の低い日、エアコンや送風機、ヒーターを使用している場所(特に車の中)などがあります。特定の薬剤の使用も症状を悪化させることがあります。具体的にはイソトレチノイン、トランキライザー(精神安定薬)、利尿薬、降圧薬、経口避妊薬、抗ヒスタミン薬などです。症状は、涼しくて雨や霧の出ている天候のときや、シャワーを浴びているときのように湿度の高い環境下では軽くなります。
かなり重症のドライアイでも、視力が失われることはまれです。しかし、眼を長時間使用すると視界がぼやけるように感じられたり、あるいは刺激感がひどく眼を使うのが困難に感じられることはあります。眼の乾燥がひどい場合は、角膜の表層が厚くなってしまったり、角膜に潰瘍や傷ができることもあります。ときには、血管ができて角膜にまで侵入することもあります。このような新生血管や傷が角膜にできると、視力障害が起こる可能性があります。
通常は症状だけで診断がつきますが、シルマー試験という検査を行うこともあります。これは、まぶたの端にろ紙をはさんで、涙の量を測る検査です。また、角膜に傷がないかをスリットランプで観察します。また最近ではドライアイの自動診断装置(TSAS)を使い、10秒程で診断が出来るようになった。 今までは5分以上かかる上に、ろ紙を目に挟むなど患者の痛みを伴ったり、目に触れない場合でも医師の主観が入るなどの課題があった。 それを改良するため、角膜の形を測定する既存の装置に新開発のソフトウエアを導入。角膜上に広がる涙の層が薄くなって拡散する様子を測定することで、ドライアイかどうかを判定できるようにした。
北京中医康針灸院のドライアイの治療目的は、ドライアイの回復程度を高めることとドライアイが完治するまでの時間の短縮することです。
西洋医学治療では回復できないドライアイ患者さんの期待に応えるため、当院が25年間、ドライアイの治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。1998年11月1日より2008年11月1日までの10年間に北京中医康鍼灸院に来院されたドライアイ患者さん210名を集計したところ:ドライアイの症状がなくなったのは167名でした。
ドライアイの原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。ドライアイ患者の目状態の回復は患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべきところは、完治したドライアイ167名患者は数年経っても、再発しませんでした。針灸はドライアイの再発の予防にも効果があることが分かりました。
ドライアイの鍼灸治療症例 :ドライアイ患者210名。取穴:眼底穴、球後、風池、翳明、上星、太陽、晴明、翳風、養老、合穀。針体から微電流を50分ほど流し続けます。眼底穴と球後穴、中国では、目の病気の治療によく使われますが、他のツボより痛みが出やすいため、当院ではこのツボを使う場合、患者さんに説明し、同意してもらった上のみ、治療を行います。
ドライアイの鍼灸臨床経験 :ドライアイには、原因疾患の治療も不可欠ですが、治療方法として、眼科で、医師の処方した目薬より効果がよく、持続効果も長いです。
ドライアイ患者の涙液の量と質を正常な状態に戻り、傷付いた角膜の修復する働きがあると考えられます。
ドライアイ患者210名、ドライアイの症状がなくなったのは167名でした。
涙が不足したり質が悪くなる原因には、眼の病気やある種の薬の影響があげられますが、健康な人でも年齢と共に涙は少なくなりますし、夜間やストレスが高い時も少なくなります。一方、涙は十分にあっても、まばたきが少なかったり部屋が乾燥しているとドライアイになりやすく、またコンタクトレンズやアレルギー性結膜炎はドライアイと深く関係しているといわれています。
ドライアイではなくとも、例えば眼鏡やコンタクトレンズの度が合っていないと眼が疲れやすく感じます。次のチェックリストでドライアイの可能性をチェックしてみましょう。
次の症状であてはまる項目にチェックをつけてください。ただし年に1、2度程度の症状はあてはまりませんが、軽度でも長期間にわたって現れる症状にはチェックをつけてください。
| 1 | 眼が疲れやすい | |
| 2 | めやにが出る | |
| 3 | 眼がごろごろする | |
| 4 | 重たい感じがする | |
| 5 | 眼が乾いた感じがする | |
| 6 | 何となく眼に不快感がある | |
| 7 | 眼が痛い | |
| 8 | 涙が出る | |
| 9 | ものがかすんで見える | |
| 10 | 眼がかゆい/td> | |
| 11 | 光を見るとまぶしい | |
| 12 | 眼が赤い |
チェックが5つ以上ならドライアイの可能性があります。さらに10秒以上眼を開けていられない、まばたきの回数が多い(40回/1分以上)なら、その可能性がさらに高いといえるでしょう。