網膜剥離
網膜剥離の初期症状は、明るい空や壁を背景にすると、虫が飛んでいるような、あるいは糸くずがあるように見えます。これを“飛蚊症”といいます。あるいは視野のなかでピカッと光ることがあります。続いて視野のなかに黒い雲が湧き出てきたり、あるいは黒いカーテンが降りてきて、それが見る中心にくれば視力障害が起こります。
飛蚊症は、網膜の最外層の網膜色素上皮と視細胞層との間が分離剥離して起こります。剥離した網膜のどこかに裂孔ができて、そこに硝子体の水が入り、分離を起こしてきます。
網膜剥離は裂孔の見つからないのもあります。近視、外傷や加齢による変性でも起こります。
網膜剥離のもっとも多い原因である裂孔を閉鎖する手術が必要となります。前述したように、飛蚊症に気づいたときに眼底検査をしますと、網膜裂孔だけでまだ網膜剥離の起こっていないことがよくみられますが、この時点でレーザー光凝固で予防的に裂孔を閉鎖してしまうこともあります。
片眼にすでに網膜剥離のある場合、もう一方の眼は特に注意して眼底検査をおこない、裂孔があれば予防的にレーザー光凝固しておいたほうがよいでしょう。
網膜剥離鍼灸治療症例 : 網膜剥離患者33名。取穴:眼底穴、球後、太陽、晴明、翳風。針体から微電流を50分ほど流し続ける。眼底穴と球後穴、中国では、目の病気の治療によく使われますが、他のツボより痛みが出やすいため、当院ではこのツボを使う場合、患者さんに説明し、同意してもらった上のみ、治療を行います。
網膜剥離鍼灸臨床経験 :網膜剥離の回復には、早期の鍼灸治療が重要であり、比較的に早い段階で、治療を受けるとほとんどが回復できます。
網膜剥離に電気針で刺激すると電気信号は網膜にある視細胞のところで、電気エネルギーに変えて、網膜の再生を促進する。また、中にたまった硝子体の水が自然に吸収されます。
網膜剥離患者33名、治癒したのは21名。