胸郭出口症候群
胸郭出口とは、「鎖骨と一番上の肋骨の間にある隙間」のことをさし、この隙間が狭くなることにより、そこを通っている神経や血管を圧迫するために、肩・腕に様々な症状が出るものです。
特徴として、「手を上にあげると痛みが起こる」があげられ、症状として多いのは、「肩や首のこり・痛み」「腕から手にかけての痺れ」「腕のだるさ」があります。
又、血管が圧迫されている場合は、血管が圧迫されることにより、「手指の冷感」「指先が蒼白・紫色」になることも。
なで肩の女性に多くみられる傾向があるともいわれ、姿勢の悪さや精神的なストレスが加わると起こりやすいとも考えられています
| タイプ | 神経型 |
・90%以上 ・鎖骨上と前胸壁に灼熱痛を感じ、尺骨神経が分布している腕の部分に局所痛と感覚異常が見られる。 |
(アドソン反応)・・・陽性 患側と逆側に頭を回して息を吸い込んだときに、骨動脈拍動が消失するテスト。 (ルーステスト)・・・陽性 腕を肩の所で90度外転し、ヒジのところで90度曲げた状態で、手を素早く開く動作をすることで症状が再現される。 (ティネル徴候)・・・陽性 鎖骨下斜角筋部を叩くと、神経分布部位にチクチクした痛みが生じる。 |
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・鎖骨の圧痛がある。 ・腕神経叢引っぱり試験で陽性 |
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・手の内在筋の衰弱が見られることが多い。 ・母指球筋または小指球筋の羸痩はまれ |
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| ・むち打ち症の病歴や、反復的な上肢運動(キーボード・ファイリング)、頭上への挙上運動(持ち上げ作業)の履歴がある者に多い。 | |||
| 静脈型 | ・第1肋骨、前斜角筋、鎖骨、および肋烏口靱帯による鎖骨静脈の外部圧迫を伴う | ||
| ・上肢の反復運動や鎖骨の骨折歴がある | |||
| ・局所の静脈造影が必要。 | |||
| 動脈型 | ・前部斜角筋と中部斜角筋間の鎖骨動脈の圧迫を伴う。 | ||
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・鎖骨下動脈瘤を引き起こすことが多い。 ・アテローム塞栓による指の虚血を伴う。 |
ワイリーアレン試験 |
胸郭出口症候群の鍼灸治療症例:胸郭出口症候群患者19名。取穴:風池、風府、大椎、肩髃(けんぐ)、天宗、風門、肺兪、後渓、曲池、雲門。電気針、20分間後、吸い玉20分間。鍼灸治療の後に、手技で、圧迫している神経、血管を解除します。
胸郭出口症候群の鍼灸臨床経験:胸郭出口症候群の場合、手術以外、西洋医学のブロック注射、理学療法、鎮痛剤、シップなどの治療より、鍼灸の治療がはるかにいい方法です。私は整形外科医の時代から、胸郭出口症候群の治療には、まず鍼灸治療を考えます。
針で、胸郭出口症候群の局部に血液、リンパの流れる量や免疫細胞の量を増やし、炎症したところの老廃物を消去し、凝りの元である炎症組織を修復します。
手技で、圧迫している神経、血管を解除します。
胸郭出口症候群患者19名、完治したのは12名、有効率84%。