円形脱毛症(薄毛)
円形脱毛症とは、頭に十円玉大の脱毛部分が出来る状態です。円形脱毛症の場合、円形の境目がはっきりした脱毛斑が発生し、次第に拡大していきます。円形脱毛症の症状はさまざまで、円形の脱毛巣がひとつできるケースから、頭髪全体が抜けるケース、さらに眉毛、まつ毛、陰毛や体毛など、全身の毛が抜けるケースもあります。円形脱毛症は、脱毛に勢いがあり、部分的に急にまとめて抜けしまうのが特徴的な症状です。
円形脱毛症の場合、髪の毛が正常に成長していたのにもかかわらず、急に抜けてしまうといったところが、他の脱毛症との相違点です。一般的に男性型脱毛症とは原因が違うため、区別される事が多いです。
脱毛症には、さまざまな種類があります。男性ホルモンの影響である壮年性脱毛、物理的障害による脱毛、感染症が原因となって全体的に脱毛していくびまん性脱毛などの種類があげられます。
壮年性脱毛は、男性ホルモンのテストステロンが過剰分泌され、毛乳頭の5α-リダクターゼという酵素と結び付いた結果、髪の毛の成長が邪魔されることで発症します。成長を阻害された髪の毛は、生え替わりがスムーズにできなくなり、だんだんと薄毛になるのです。一方、円形脱毛症では、脱毛の勢いが激しく、毛が部分的に急に抜けしまうのが特徴です。正常に成長していた毛が、ある日突然に抜けてしまうのです。また、小学生などの子供が発症するのが多いのも、円形脱毛症の特徴といえるでしょう。
円形脱毛症はもっとも多くみる脱毛症です。ある日、突然、頭髪が、原因もなく、円形あるいは楕円形に脱毛してきます。円形脱毛症の場合、境界鮮明で、その大きさはいろいろですが、経過をみていると、まわりに広がっていって、近くの脱毛巣が融合して大きくなることもあります。こうして全頭が脱毛してくることもあります。円形脱毛症の脱毛巣皮膚の特徴はふつうの皮膚と変わりがなく、脱毛巣には一様に毛口が残っています。これはまた毛が生えてくることを示しています。円形脱毛症皮膚に自覚症状はありません。脱毛巣のまわりの毛を軽くひっぱると簡単に毛が抜けてくることがあります。このときは、脱毛巣がまわりに広がる可能性があることを示しています。そうして、抜けてきた毛の毛根を見ると細くなっています。これが円形脱毛症の特徴です。
円形脱毛症は、最近まで自律神経の失調によるといわれていました。そのためストレスが原因とされていましたが、近ごろでは免疫不全が原因と考えられています。
しかし、円形脱毛症はまだはっきりした原因はわかっていません。
円形脱毛症は、いろいろの治療法がありますが、円形脱毛症は必ず治るものですから、いらいらしないで、鍼灸治療を続くことが肝心です。
円形脱毛症は、誰にでも発症する可能性のある病気ですが、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患を持つ人と一般の人を比べると、アレルギー疾患を持つ人のほうが、円形脱毛症がより多く発症しています。
アトピーの原因として、体質的なものと環境的なものが影響を及ぼしていると考えられています。免疫が自分の体を敵と間違って攻撃する、いわゆる免疫異常が、アトピーや円形脱毛症の原因の一つとされています。
トリコチロマニアは円形脱毛症と間違えやすい脱毛症です。
トリコチロマニアとは、無意識のうちに自分で毛を引き抜いたりすることによって起きる脱毛症の一種です。抜毛癖、抜毛症とも言われ、円形脱毛症とは違います。円形脱毛症の原因の一つに、精神的なものがありますが、このトリコチロマニアの原因も精神的なものではないかと考えられています。
円形脱毛症と同じで、どの年齢でも発症する可能性がありますが、特に小学生ぐらいの子供に多く見られる症状です。
円形脱毛症は、性別や年齢に関係なく誰にでも起こる可能性のある病気です。最近では、小学生の子供や小児が円形脱毛症にかかるケースも増えています。アレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・喘息を併発するケースが多いです。
子供円形脱毛症は子供の抜け毛です。大人だけでなく、子供にも、抜け毛や円形脱毛症、全頭脱毛の症状が増えています。実は子供の円形脱毛症は大人に比べて多いといいます。特に幼児期での円形脱毛症は発症例が多いです。
幼児においては50〜70%がアレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎・喘息を合併するというのが、子供の円形脱毛症の特徴です。円形脱毛症の原因として、(1)Tリンパ球の異常な働きによる自己免疫疾患の関与と(2)ストレスです。
円形脱毛症で髪が抜けるというのは、子供にとって精神的にも大きなショックです。学校など、周りに理解を求め、必要によってはかつらを作るなどの対策を講じ、子供の精神的な負担を軽くしてあげる努力が必要です。
女性円形脱毛症は産後女性の抜け毛の状態です。
妊娠中の母胎は黄体ホルモンの分泌が活発になり、その働きでヘアサイクルが一時的に変化するのが抜毛の原因です。休止期に入って抜けるはずだった髪の毛が、そのまま成長を続けて、子供の出産後にホルモンが通常に戻ると一斉に抜けます。
円形脱毛症は、多くの種類があり、症状も異なってくるのです。円形脱毛症において、最も症状が重度なものといわれているのが、汎発性脱毛症です。頭髪はもとより、眉毛、まつ毛、ひげ、わき毛、陰毛、その他、体すべての毛が抜け落ちてしまう脱毛症です。円形脱毛が、2つ以上あらわれ、脱毛部分が大きくなったり、いったん治っても、再発を繰り返す可能性があります。鍼灸治療を行った場合には、完治する場合が多いので、思い悩まないことも大切です。
円形脱毛症の鍼灸治療症例:円形脱毛症患者395名、男性352名、女性43名。20代56名、30代79名、40代189名、51歳以上71名。取穴:1)全身治療―三焦経の外関、天井、天髎、膀胱経の肺兪、膏肓「コウコウ」、肺経の中府、列缼。
2)局部治療―脱毛巣皮膚の周囲。電気針、針体から低周波を50分ほど流し続けます。3)梅花針治療―第一〜第七頚椎中心線から横2cmのところと第一頚椎〜耳の間と患部を梅花針で、充血まで、叩きます。
円形脱毛症の鍼灸臨床経験:鍼灸では、毛髪成長に直接に影響しますから、円形脱毛症だけではなく、すべての脱毛症に効果があります。抗がん剤の副作用で、髪の毛が抜けた患者もかなり効果的です。
毛髪再生の薬よりも、治癒率が高くて、再発も少ないです。
鍼灸は脱毛の予防にも効果があって、早い段階で、鍼灸治療をしますと、脱毛がストップし、外科手術の必要も無くなります。
円形脱毛症の異常免疫を抑えて、頭皮の血液循環を増加させ、髪の毛の新生、成長を促進します。
円形脱毛症患者395名、回復したのは351名、有効率98%。
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