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口内炎

口内炎の鍼灸治療 (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

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口内炎について

口内炎の原因|中国鍼灸治療【口腔系疾患】

口内炎は口の中の粘膜に起こる炎症のことです。口内炎は、口の中や舌の粘膜に起きる炎症の総称です。
口内炎の場合、口の中に白い膜状ができて触ると痛みがあったり、ただれて赤くなったり、食事をするとしみて痛んだりと、口内炎症状はさまざまです。口内炎の直径はわずか数ミリから1センチ程度のものがいろいろあります。
口内炎は頬や唇の内側、舌の縁などを噛んでしまったり、とがった食べ物で口の中や歯肉を傷つけたり、やけどや辛い食べ物などの刺激からできることもありますが、かぜや疲れなどで免疫力が落ちていると口内炎ができやすくなります。また、ビタミン不足やストレスも口内炎の原因になります。口内炎は口の中に原因があって起こる場合と、全身的な病気の症状として口内炎が起こる場合がありますが、そして原因が不明な口内炎も少なくありません。
口内は食物を噛み下す機械的刺激、氷点下のアイスクリームや熱い茶やスープなどの温度刺激にも耐える丈夫な構造になっています。口内に炎症が起こるのは、口内に原因がある場合と、ガンやベーチェット病、エイズ(AIDS)の症状としてできた2次性口内炎の場合があります。

口内炎に対する当院の取り組み

当針灸院(鍼灸院)の口内炎の治療目的は、口内炎患者にできるかぎりの回復の機会を提供することです。
口内炎に対して、当針灸院(鍼灸院)は25年間、口内炎の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。特殊な鍼と電気の併用でより良い成果を上げています。
鍼灸治療によって、治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%は経過がよいと考えられます。
当針灸院(鍼灸院)の治療は口内炎の原因に応じて、多岐に渡って行います。当針灸院(鍼灸院)は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。

口内炎の鍼灸治療法

口内炎の鍼灸治療症例と臨床経験

口内炎の鍼灸治療 :口内炎患者さん500名、取穴:金津、玉液、下関、迎香、風池、合穀、足三里。

口内炎の鍼灸臨床経験 :当針灸院(鍼灸院)では、多くの口内炎患者の症状を回復させてきました。今も多くの口内炎患者が通っていらっしゃいます。口内炎患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、多くの口内炎患者は完治できました。

口内炎の鍼灸治療メカリズム

口内炎患者の免疫機能を高め、炎症を吸収すると考えられます。

口内炎の鍼灸治療症例

太田さん、44歳、男性、茨城県在住。3年前から、寝不足が続くと口内炎ができます。ほっておくと炎症が広がって痛みもひどくなり、食事の時だけでなく、寝ている時もヒリヒリして更に寝不足になります。口内炎ができると毎回、痛みが我慢ならなくなってから近所の鍼灸院で鍼灸治療を受けに行きます。鍼灸治療を受けると、すぐに炎症が治まり痛みがひきますが、今回がなかなか治りませんでしたので、当院で鍼灸治療を受けました。鍼灸治療2回目から痛みが無くなり、さらに4回鍼灸治療してから、口内の炎症が綺麗に消えました。あれから睡眠を充分取るように注意してから、口内炎の再発も無くなりました。

口内炎の分類

口内炎の外見による分類:
  1. カタル性口内炎
  2. アフタ性口内炎
  3. 潰瘍性口内炎
口内炎の痛みの有無による分類:
  1. 有痛性口内炎
  2. 無痛性口内炎
口内炎の原因による分類
  1. 細菌感染による口内炎
    カタル性口内炎
    壊死性潰瘍性口内炎
    壊疽性口内炎(水癌)
    ジフテリア性口内炎
    猩紅熱性口内炎
    淋菌性口内炎
  2. ウイルス感染による口内炎
    単純疱疹
    帯状疱疹
    手足口病
    麻疹
  3. アフタ性口内炎
    再発性アフタ性口内炎
    ベーチェット病

口内炎の原因

  1. 感染
  2. 不明

口内炎の場合、細菌やウイルスに感染することによって発症する口内炎もあります。

アフタ性口内炎発症のメカニズム

口内炎の多くを占めるアフタ性口内炎については、その発症のメカニズムとして以下のことが考えられています。

  1. 唾液の不足、口腔の乾燥、口腔内の不衛生
  2. 歯磨き粉成分による粘膜の損傷
  3. 偏食による鉄分やビタミンの不足、ストレスや睡眠不足
  4. 不正咬合や、歯ブラシなどによる粘膜への物理的刺激
  5. 口内炎になりやすい体質

口内炎の症状

  1. 腫脹
  2. 糜爛
  3. 痛み

口内の粘膜に炎症が生じると薄いピンク色の粘膜が赤くなって、カタル性口内炎、紅斑性口内炎という状態になります。形や大きさもまちまちで口腔粘膜全体に発生しますが、口唇や口角に多くみられます。さらに炎症を放置すると、腫脹を起こしたり、粘膜の表面がただれたびらんを起こして糜爛性口内炎となります。また、時には粘膜が深くえぐれた状態となって潰瘍性口内炎となります。粘膜にできた円形の浅い潰瘍をアフタといい、口腔内にアフタが多発した状態をアフタ性口内炎といいます。アフタ性口内炎にかかると、赤く縁取られた円形の白い潰瘍のアフタが、唇やほおの内側の軟らかでゆるみがある組織や舌、口底、軟口蓋、咽喉に発生します。小さなアフタが2〜3個群がって発生しますが、10日以内に自然に消滅して傷あとは残りません。大きなアフタ性口内炎ができることはまれですが、形がいびつな大きなアフタができると治るまでに数週間かかり傷あとが残ります。エイズ患者では数週間も消えない大きなアフタができます。アフタ性口内炎を起こす人は、1年に数回の頻度で繰り返します。アフタ性口内炎の主症状は、その小さなアフタからは予想できないほどの痛みです。痛みは4〜7日続き、特に舌や食べものがアフタに触れたり熱いものやスパイシーなものを食べたりしたときなどに、飛び上がるほど痛みます。重症アフタ性口内炎になると発熱、頸部リンパ節の腫れ、疲労感が現れます。
単純ヘルペスウイルスが口に感染することによって、口唇ヘルペスと呼ばれる潰瘍が繰り返し発生し皮膚、唇、口の中に、小さな水疱が1個あるいはたくさん集まって発生する病気です。
単純ヘルペスウイルスへの初感染によって現れる潰瘍は、初感染ヘルペスと呼ばれ、小児期にかかります。初感染ヘルペスは軽症でも重症でも口の広い範囲にできることが多く、歯肉には必ず発生します。その後にできる潰瘍はすべて再感染ヘルペスと呼ばれます。再感染ヘルペスは、新たな感染ではなく、単純ヘルペスウイルスの再活性化によって起こります。単純ヘルペスウイルス2型にかかると、1型よりも重症になる傾向があります。
単純ヘルペスウイルスに感染したことがない小児は、口唇ヘルペスを発症している成人との接触によってこのウイルスに感染します。まれに、成人後に口唇ヘルペスのある人との接触により、初めて単純ヘルペスウイルスに感染する人もいます。
感染すると、潰瘍が発生する前にチクチクと刺すような痛みを感じます。小児期に初感染ヘルペスにかかると、歯肉の炎症と、触ると痛い接触痛が口の広い範囲に起こり、発熱、頸部リンパ節の腫れ、全身の不快感が現れます。小児はむずかって泣き続けますが、症状が軽いために親は病気に気づかないことがよくあり、歯の生えはじめのせいか、あるいは別の原因で泣いていると思いがちです。重症の場合は、小児の口の中に小さな水疱が発生しますが、これらの水疱は1〜2日で破裂して潰瘍になるため、親が気づかないことが少なくありません。潰瘍は口の中のどこにでも発生しますが、歯肉には必ずできます。小児は1週間〜10日で回復しますが、単純ヘルペスウイルスはそのまま体内に残ります。
成人になってから初感染ヘルペスを発症すると小児がかかるよりも重症になり、歯肉などの口のさまざまな部分に痛みを伴う複数の潰瘍が急速に現れます。
初感染ヘルペスでは、触ると痛い接触痛が口の広い範囲に起こりますが、再感染ヘルペスでは、ヘルペスウイルスの再活性化により唇の外側に1カ所、赤くただれ、じくじくする、皮膚潰瘍ができます。この潰瘍は、かさぶたになって2〜3週間以内に治癒します。この潰瘍は口唇ヘルペス、あるいは熱性疱疹と呼ばれることもあります。口の天井にあたる口蓋に水疱(小水疱)がたくさん集まってできることもあります。これらの小水疱はくっつき合ってすぐに壊れ潰瘍になります。しかし、かさぶたはできません。
単純ヘルペスウイルス感染の再燃では、ほとんどの人は痛みに悩む程度ですが、免疫システムに障害がある人では命にかかわる病気になります。免疫システムの障害は、エイズなどの病気、化学療法、放射線療法、骨髄移植などによって起こります。
ほおの内側をうっかりかんだり、こすったり、あるいはアスピリンなどの刺激性物質が歯肉に長く触れていたりすると、創傷や炎症が起きて口の中に水疱ができます。一般的に水疱はすぐにつぶれて、潰瘍になります。潰瘍が良性でも、十分に治癒するまでは痛み続けます。入れ歯が口に合わないまま使用したり、入れ歯を着けたまま眠ったりすると、口の天井にあたる口蓋の広い範囲に炎症が起きて赤くただれます。
口にけがをすると、まれにその後、壊死性唾液腺化生と呼ばれる異常が発生します。けがから2日以内に、口蓋に直径2.5センチメートルほどの大きく裂けた潰瘍が現れます。その驚くような形状のわりには比較的痛みもなく、治療しなくても2カ月ほどで治癒します。この壊死性唾液腺化生と癌の区別は、症状に基づいて行われます。生検により組織を採取して顕微鏡検査が行われます。もし癌であれば、壊死性唾液腺化生でできる潰瘍の大きさになるまでには長い時間がかかり、その間ずっと痛みが続いていたはずです。
細菌感染によっても、口に潰瘍と腫れが生じます。健康な人の口内に普通に存在している細菌の異常増殖や新たに持ちこまれた細菌によって、感染が起こります。歯や歯肉の細菌感染が広がると、感染した歯周ポケットに膿がたまったり
広範囲に急性の化膿性炎症が起きたりします。細菌感染が下あごのむし歯から口底へ広がると、ルートヴィヒアンギナと呼ばれる非常に重症の感染症を引き起こし、感染個所の腫れによって舌が押し上げられて気道をふさいでしまうことがあります。上あごの歯の感染は脳へ広がる危険性があります。
梅毒の感染初期には、口の中や唇に、痛みのない白色の潰瘍(下疳)ができ、数週間で治癒します。梅毒が治らないまま約1〜4カ月たつと、口の中や唇に乳白色の斑点が現れます。下疳と粘膜斑は非常に接触感染力が高いため、これらの症状が現れている間はキスをすると感染します。梅毒感染の後期には、口蓋や舌に穴があくゴム腫ができます。この段階では接触感染は起こりません。
帯状疱疹は、皮膚の痛みを伴う水痘帯状疱疹ウイルスによる感染症で、潰瘍が口の片側に多発します。これらの潰瘍は、単純ヘルペスウイルスと同様に、体に残っていたヘルペスウイルスが再活性化したことによって起こります。帯状疱疹は、重症の単純ヘルペスとほぼ同様に治療されますが、潰瘍が治癒した後も数週間〜数カ月間、口に痛みが残ることがあります。
ベーチェット症候群は眼球、性器、皮膚、関節、血管、脳、消化管などの多くの臓器が侵される炎症性疾患ですが、この病気にかかると痛みを伴う口内炎が繰り返し起こります。皮膚病の扁平苔癬でも口内炎が起こりますが、口内炎の潰瘍は皮膚の潰瘍ほど不快ではありません。天疱瘡と水疱性類天疱瘡はともに皮膚病ですが、これらによっても口の中に水疱が発生します。
ヘルペス性口内炎や天疱瘡は水疱ができることから始まる口内炎です。水疱は破れるとびらん、アフタ、潰瘍となります。口内炎ができると、極端に熱いもの、冷たいものがしみたり、食べ物が接触しただけでも痛みが強まり、とても食事をとることができない状態になることがあります。必ずしもすべての口内炎が腫脹を伴うとは限りません。アフタ性口内炎は口内粘膜に直径5ミリ程度の灰白色斑をつくり、痛みを伴い、通常は一週間程度で自然に完治するが、複数箇所に口内炎が発症する重度のものでは痛みのあまり摂食不能になることもあります。

口内炎の検査と診断

  1. アフタ性口内炎
    アフタ性口内炎の診断は、アフタ性口内炎の外観と痛みの症状に基づいて行われます。
  2. カタル性口内炎  
    自分の歯で粘膜を傷つけたり、歯列矯正装置や入れ歯が当たることなどにより、赤く炎症を起こいます。
  3. ウイルス性口内炎  
    ヘルペスウイルスなどが原因で、くちびるや口の中の粘膜に小さな水疱ができ、破れてびらんや潰瘍になります。
  4. 口腔カンジダ症  
    カビ(真菌)の一種であるカンジダ菌の増殖が原因で、口のなかに白い苔状のものができ、痛みはあまりない。まれに粘膜が赤くなる場合もあります。  このほか、アレルギー性の口内炎、ヘビースモーカーがかかりやすいニコチン性の口内炎などがあります。これらは見た目もアフタ性口内炎とは異なります。また、一部の人では、歯磨き剤に含まれる発泡成分であるラウリル硫酸ナトリウムが原因になることもわかっています。

口内炎がなかなか治らなかったり、何度も繰り返すような場合、まれに大きな病気が隠れていることもあります。とくに再発性のアフタ性口内炎は、ベーチェット病という皮膚症状、眼症状、外陰部潰瘍などを伴う全身性の炎症性疾患(膠原病周辺疾患)のこともあるので、念のため内科を受診しましょう。

口内炎の西洋医学的な治療

  1. 軟膏
  2. ビタミン剤
  3. 硝酸銀
    硝酸銀を用いてアフタの部分を焼く方法。
  4. レーザー治療
    レーザー光を用いてアフタの部分を焼く方法。

口内炎の生活注意点

  1. 食生活をバランスのよく。
  2. 睡眠を十分に。
  3. 口の中を清潔に。
  4. 禁煙。

口内炎の経過

口内炎はどちらかというと軽くみられがちな病変です。それは、標準治療の項で述べたような手当てをすればほとんど2週間以内に治るからです。しかし、ガン、ベーチェット病やエイズの症状の1つとして出ているものがありますから、油断はなりません。口腔内の症状だけから心配なものか、そうではないものかの確定診断をつけることは相当経験を積んだ専門医でも難しいことです。しかし、すべての口内炎で大々的な検査をするわけではありませんが、経験を積んだ専門医であれば、ある程度の見当はつきます。

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