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慢性疲労症候群(CFS)

慢性疲労症候群 (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

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慢性疲労症候群(CFS)のについて

過眠症の原因|過眠症【神経系疾患】

慢性疲労症候群(CFS)とは、これまで健康に生活していた人が、風邪などをきっかけに長い期間にわたり強い疲労が続き、体のだるさのほかに、微熱や筋肉・関節の痛み、リンパ節の腫れや睡眠障害、集中力の低下、イライラ、うつ、不安なども認められ、詳しい体の検査をしてもはっきりとした原因が見つからなく、日常生活に大きな支障をきたす状態です。
慢性疲労症候群(CFS)は1000人に2ー3人が、この状態にあるといわれています。働く人の20万人以上が慢性疲労症候群(CFS)に苦しんでいます。
慢性疲労症候群(CFS)は、原因不明の強度の疲労が6ヶ月以上に及び継続する病気です。慢性疲労症候群(CFS)の概念はアメリカで生まれたので、英語Chronic Fatigue Syndrome やMyalgic Encephalomyelitis(筋痛性脳脊髄炎)、Post-viral fatigue syndrome(ウイルス感染後疲労症候群)のアクロニムからCFS、ME、PVFSと呼ばれます。人は必ず疲れます。それが自然に回復させるのであれば、特に問題はありません。しかし、常に疲れている状態から抜け出せなくなった時、「慢性疲労」と呼ばれ、病気に近い状態や実際に病気となります。
日本では、約38万人(0.3%)が慢性疲労症候群(CFS)を罹患していますが、認知度の低さにより、適切な診断を受けていないか、うつ病・神経症・更年期障害・自律神経失調症等に誤診されている慢性疲労症候群(CFS)患者が多いです。 疲労が蓄積された慢性疲労とは別のものです。体内の不快苦痛・不自由さは生活の障害となっている場合も多く、故に疾病としてのケア・休養・治療が必要です。20代から50代のうちに慢性疲労症候群(CFS)発症するケースが多く、患者全体のうち女性が6?7割程度を占め、アレルギー疾患を併発する慢性疲労症候群(CFS)患者が多いです。
慢性疲労症候群(CFS)は、米国では1万人あたり約40人が発症しています。主に、20?50歳の人が発症し、男性より女性に約1.5倍多くみられます。

慢性疲労症候群に対する当院鍼灸治療の取り組み

当針灸院(鍼灸院)の慢性疲労症候群の治療目的は、慢性疲労症候群患者にできるかぎりの回復の機会を提供することと慢性疲労症候群の完全な回復までの時間を短縮することです。
慢性疲労症候群に対する針灸治療の有効性が中国で度々報告され、当院は二十年数前から慢性疲労症候群の針灸治療を取り組んできました。蘇我庵中国鍼灸院が独特な【脳透穴針】療法で慢性疲労症候群に対する治療を長い間細かく研究し、応用した結果、多くの慢性疲労症候群患者を治ってきました。
鍼灸治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の90%は経過がよいと考えられます。
当針灸院(鍼灸院)の治療は慢性疲労症候群の頑固さに応じて、多岐に渡って行います。当針灸院(鍼灸院)は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そして慢性疲労症候群病の回復で、慢性疲労症候群患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。

慢性疲労症候群の鍼灸治療

慢性疲労症候群の鍼灸(針灸)治療:慢性疲労症候群患者50名、【脳透穴針】取穴:百会、太沖、人中、足三里、下関、頬車、地倉、合穀、気海、内関、百会、三陰交。低周波で、針体から微電流を流し続けます。

慢性疲労症候群の鍼灸(針灸)臨床経験:当針灸院(鍼灸院)では、多くの慢性疲労症候群患者の症状を回復させてきました。今も多くの慢性疲労症候群患者が通っていらっしゃいます。慢性疲労症候群患者の一人一人の症状に合わせて、当針灸院(鍼灸院)はきめ細かな針灸治療を行っています。針灸治療の結果、慢性疲労症候群患者の生活の質と予後はかなり良好です。大多数の慢性疲労症候群患者は正常の生活に戻ることが可能になりました。

慢性疲労症候群の鍼灸(針灸)治療症例

太田様、38歳、OL、埼玉県在住。
5年前、仕事の関係で、身体・精神両方ともに激しい疲労感が生じ、運動によって疲労感が逆に増しますし、休息しても回復はできない状態でした。その後、いろんな治療を受けても激しい疲労感が取れなく、不眠になって、やむをえず会社を休職しました。ネットで当院を知り、針灸治療を受け、週3回ペースの治療で合計8回の鍼灸治療で激しい疲労感が薄くなり、しかもよく眠れるようになりました。眠った後に、疲れが取れるようになり、体調が徐々に改善していき、19回目から激しい疲労感が感じなくなり、会社にも復帰ができました。「鍼灸治療をするとよく眠れ、寝起きも体がスッキリしています。」と治療に来る度に喜んでおっしゃっていました。

慢性疲労症候群の鍼灸(針灸)治療メカリズム

慢性疲労症候群の原因|慢性疲労症候群【神経疾患】

当院独自開発した【脳透穴針】治療法:頭部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけますと、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ脳組織を改善する仕組みです。
1.【脳透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.大脳大動脈、大脳中動脈、大脳小動脈の血流量が増え、脳への血流供給が増え、損傷した脳組織を修復します。
4.「確率共鳴」という現象が起き、大脳の働きを活発化させます。
5.疲労伝達物質であるサイトカインの産生を抑えます。

慢性疲労症候群治療の実際様子と流れ

慢性疲労症候群の原因|慢性疲労症候群【神経疾患】

1.当院独自開発した【脳透穴針】治療法:
 特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に生活注意事項を説明します。

蘇我庵中国鍼灸院の新聞の紹介記事

慢性疲労症候群の原因|慢性疲労症候群【神経疾患】

『週刊文春』
 出版社:株式会社文藝春秋
『週刊実話』
 出版社:日本ジャーナル出版
『アサヒ芸能』
 出版社:徳間書店
『週刊大衆』
 出版社:双葉社
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』『 西洋医学と東洋医学を結ぶ中国人医師の挑戦』
慢性疲労症候群の原因|慢性疲労症候群【神経疾患】

慢性疲労症候群のメカリズム

1. 免疫の異常による慢性疲労症候群

人が疲労を感じる際、そのシグナルとなる疲労伝達物質であるサイトカインが生産されます。慢性疲労症候群(CFS)患者では、このサイトカイン(TGF-β及びインターフェロン)の生産異常といった免疫機能障害によって、異常な疲労感が引き起こされると考えられています。

2. 内分泌の異常による慢性疲労症候群

TGF-βの産生異常により、神経ホルモンDHEA-Sの低下・アシルカルニチン異常・グルタミン酸・γ-アミノ酪酸(GABA)の産生低下が起こっていると考えられています。 患者の約半数の血液中に、自己免疫疾患の患者の血液中だけにみられるCHRM1(ムスカリン1型アセチルコリン受容体)抗体という特殊たんぱくが見つかっており、その他OPRM1(オピオイドμ受容体)、 HTR1A(セロトニン1A受容体)、DRD2(ドーパミンD2受容体)も血液中に存在する患者が存在します。アセチルコリン受容体に対する自己抗体は、重症筋無力症と関連があり、CHRM1が血中に存在する患者は脱力感・思考力低下の症状が強いです。

3 神経学的な異常による慢性疲労症候群

慢性疲労症候群(CFS)患者で、脳内の神経細胞の活動性が下がっている部位が幾つかある患者がいます。前頭前野の部位に限定してのアセチルカルニチン取り込みが低下しており、この前帯状回の神経細胞は、自律神経系の中枢部であり、グルタミン酸などの合成が上手く行われていない可能性があり、このことにより自律神経系の諸症状がでることにつながっていると考えられています。また、血中アセチルカルニチンの濃度低下により、倦怠感・思考力・集中力の低下なども引き起こす原因とされています。

4. 遺伝子の異常による慢性疲労症候群

慢性疲労症候群(CFS)患者にはある遺伝子の異常発現が起こっていることが報告されています。遺伝子のオン・オフを切り替える仕組みに異常が生じ、適切でない時にオンになることが、極度の疲労感に関与するのではないかと考えられています。 なお、多発性硬化症では、遺伝子の働きがサイトカインの異常生産に関わっていることが発見されています。 また、この遺伝子配列を検査することで、かなりの高精度でCFSの診断が出来ることが報告されています。これは、この遺伝子の発現の異常がCFSに深く関わっていることを示唆します。

慢性疲労症候群の発症パターン

突然にインフルエンザのような症状を呈し発症するか、疲労やストレス等の蓄積で発症し徐々に悪化するケースも多くある。

1. 突然の発症

突然に慢性疲労症候群(CFS)を発症し、ある日・ある時間に発症するということを覚えている患者もいます。
しばしば、他の病気と一緒に、または、他の病気によって引き起こされる。インフルエンザや気管支炎などへの感染、アレルゲンへの曝露後、慢性疲労症候群(CFS)の症状が現れるようになります。

2. 徐々な発症

いくつかのケースでは、ゆっくりとしたペースで進行する。こうした患者は、発症時には慢性疲労症候群(CFS)に気が付きにくいです。

慢性疲労症候群の原因

  1. 風邪による慢性疲労症候群
  2. インフルエンザによる慢性疲労症候群
  3. ストレスによる慢性疲労症候群
  4. トラウマによる慢性疲労症候群
  5. 感染症(細菌、真菌、ウイルス)による慢性疲労症候群
  6. 遺伝による慢性疲労症候群
  7. 外傷による慢性疲労症候群
  8. 紫外線による慢性疲労症候群
  9. 化学物質による慢性疲労症候群
  10. 脳の血流の低下による慢性疲労症候群
  11. 肉体的な過労による慢性疲労症候群
  12. アレルギーによる慢性疲労症候群
  13. 環境、 リケッチア、 Q熱、 外科手術、 出産などによる慢性疲労症候群

多くの研究がされているにもかかわらず、慢性疲労症候群(CFS)の原因ははっきり分かっていません。原因が1つなのか複数なのか、身体的なものか精神的なものかなどについて議論が続いています。初期の研究では、慢性疲労症候群(CFS)の原因として、エプスタイン‐バー(EB)ウイルス、風疹ウイルス、ヘルペスウイルス、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)による感染が考えられていました。しかし、最近の研究では、ウイルス性感染は症状が現れるのを早めることはあり得るものの、慢性疲労症候群(CFS)の原因ではないことが明らかになっています。
免疫系の異常が原因だとする研究結果も報告されています。そのほか、アレルギー、ホルモン異常、低血圧、脳への血流の減少、ある種の栄養素の不足が原因として指摘されています。アレルギーについては、慢性疲労症候群(CFS)患者の約65%が過去にアレルギーを起こしていることがわかっています。
慢性疲労症候群(CFS)は家族性の病気と考えられており、このことは感染因子説の根拠の1つとなっています。一方、同じ家族では身体的、精神的ストレスに対する反応が似通っていることが多く、これが慢性疲労症候群(CFS)の家族性の理由である可能性もあります。
病気の回復期における長期間の安静状態が慢性疲労症候群(CFS)を起こす要因になっていると指摘する研究者もいます。

慢性疲労症候群の症状

慢性疲労症候群(CFS)の最も重要な症状は慢性疲労感です。この慢性疲労感は、日常生活に支障があるほど重度で、通常6カ月以上続きます。朝起きた時点からひどい疲労を感じ、それが1日中続きます。この慢性疲労感は、しばしば身体的運動や心理的ストレスにより悪化します。しかし、筋肉の虚弱、関節や神経異常などがみられることはまれです。圧痛または痛みを伴うリンパ節の腫れなど、かぜのような病状に続いて症状が始まります。発熱、鼻水、肺のうっ滞とともに極度の慢性疲労感に襲われます。 そのほか、集中力低下、不眠、のどの痛み、頭痛、関節痛、筋肉痛、腹痛などの症状が出ることもあります。

  1. 疲労感:身体・精神両方に激しい疲労感が生じる。運動・精神活動によって疲労感が増すが、休息や睡眠による回復は遅い。疲労の程度には個人差があり、何とか働ける程度から寝返りも打てない者もいる。患者の約4分の1は、外出が困難か寝たきりの状態である。
  2. 痛み:筋肉痛や関節痛・頭痛・リンパ節の痛み・喉の腫れ・腹痛・顎関節症候群・顔面筋疼痛症候群。
  3. 知的活動障害: 健忘・混乱・思考力の低下・記憶力の低下。
  4. 過敏性:羞明・音への過敏・化学物質や食べ物への過敏。アレルギー症状の悪化。
  5. 体温調節失調:悪寒や逆に暑く感じることがある・微熱。
  6. 睡眠障害:睡眠により疲れがとれない・不眠・過眠・はっきりした夢を見やすい。
  7. 精神障害:感情が変わりやすい・不安・抑鬱・興奮・錯乱・ミオクローヌス(レストレスレッグ症候群)。
  8. 中枢神経障害:アルコール不耐性・筋肉の痙攣・筋力低下・振戦耳鳴り・視力の変化
  9. 全身症状: 口内炎・朝のこわばり・頻尿・体重の変化・動悸・甲状腺の炎症・寝汗・息切れ・低血糖の発作・発疹。

慢性疲労症候群(CFS)のPSによる疲労・倦怠の程度

慢性疲労症候群(CFS)の疲労・侮怠の程度は、PSにより判断されます。慢性疲労症候群(CFS)患者は、PS値が3-9の間です。
0:倦怠感がなく平常の生活ができ、制限を受けることなく行動できる。
1:通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、倦怠感を感ずるときがしばしばある。
2:通常の社会生活ができ、労働も可能であるが、全身倦怠の為、しばしば休息が必要である。
3:全身倦怠の為、月に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である。
4:全身倦怠の為、週に数日は社会生活や労働ができず、自宅にて休息が必要である。
5:通常の社会生活や労働は困難である。軽作業は可能であるが、週のうち数日は自宅にて休息が必要である。
6:調子のよい日は軽作業は可能であるが、週のうち50%以上は自宅にて休息している。
7:身の回りのことはでき、介助も不要ではあるが、通常の社会生活や軽作業は不可能である。
8:身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助がいり、日中の50%以上は就床している。
9:身の回りのことはできず、常に介助がいり、終日就床を必要としている。

慢性疲労症候群の検査

  1. CT、MRI
  2. 血液検査

慢性疲労症候群(CFS)は全身の検査を受けても他の病気が見つからなく、精神疾患も当たらない場合に初めて疑われる(除外診断)病気です。しかし、詳細に検査をすると神経系、免疫系、内分泌系などに異常が認められる場合もあります。

慢性疲労症候群(CFS)診断基準

A. 大クライテリア(大基準)
  1. 生活が著しく損なわれるような強い疲労を主症状とし、少なくとも6ヵ月以上の期間持続ないし再発を繰り返す(50%以上の期間認められること)。
  2. 病歴、身体所見、検査所見で別表*に挙けられている疾患を除外する。
B. 小クライテリア(小基準)

    ア)症状クライテリア(症状基準)
    (以下の症状が6カ月以上にわたり持続または繰り返し生ずること)
    1.徴熱(腋窩温37.2?38.3℃)ないし悪寒
    2.咽頭痛
    3.頸部あるいは腋窩リンパ節の腫張
    4.原因不明の筋力低下
    5.筋肉痛ないし不快感
    6.軽い労作後に24時間以上続く全身倦怠感
    7.頭痛
    8.腫脹や発赤を伴わない移動性関節痛
    9.精神神経症状(いずれか1つ以上)
    光過敏、一過性暗点、物忘れ、易刺激性、混乱、思考力低下、集中力低下、抑うつ
    10.睡眠障害(過眠、不眠)
    11.発症時、主たる症状が数時間から数日の間に出現
    イ)身体所見クライテリア(身体所見基準)
    (少なくとも1カ月以上の間隔をおいて2回以上医師が確認)
    1.微熱
    2.非浸出性咽頭炎
    3.リンパ節の腫大(頸部、腋窩リンパ節)

    大基準2項目に加えて、小基準の「症状基準8項目」以上か、「症状基準6項目+身体基準2項目」以上を満たすと「CSF」と診断する。
    大基準2項目に該当するが、小基準で診断基準を満たさない例は 「CSFの疑いあり」とする。
    上記基準で診断されたCSF(「疑いあり」は除く)のうち、感染症が確診された後、それに続発して症状が発現した例は「感染後CSF」と呼びます。

アメリカCDC診断基準(fukuda)1994

慢性疲労症候群(CFS)は医学的に説明がつかない、持続的にあるいは繰り返し起こる疲労感で、6カ月以上持続し、新たにまたは明確に発症したものです。運動が原因ではなく、休養によって軽減されず、仕事や勉強、社会的行動や個人的行動を事実上妨げる疲労感です。下記の症状のうち4つ以上があてはまる場合(疲労感が起こる前ではなく、疲労感に伴って、持続的にあるいは繰り返し認められること)。
最近の出来事をよく覚えていない。あるいは仕事や勉強、社会的行動や個人的行動に支障が出るほどひどい集中力の低下がみられる 。
のどの痛み、首またはわきの下のリンパ節に圧痛がある、筋肉痛
2カ所以上の関節に痛みがあるが、腫れや圧痛は認められない
過去の頭痛とは種類、パターン、程度などが異なる頭痛
眠っても疲れがとれない。
運動後24時間以上、体調不良が持続する。

慢性疲労症候群と他の疾患の鑑別

  1. うつ病:うつ病においても疲労感が続く、食欲低下、性欲低下、頭痛、腰痛、睡眠障害などの身体症状と、憂うつ気分、無気力、集中力低下、興味の喪失などの精神症状を生じます。このように慢性疲労症候群とうつ病の症状の一部が重なっています。さらに慢性疲労症候群の経過中に2次的にうつ状態を生じ、うつ病も発症します。最近の研究結果では、慢性疲労症候群の患者の約40?50%にうつ病を伴うことが報告されています。したがって慢性疲労症候群の診断や治療に際しては、うつ病合併の有無をきちんと確認することが大切です。
    慢性疲労症候群(CFS)とうつ病とのオーバーラップが指摘されており、慢性疲労症候群(CFS)という疾患概念そのものの存在に疑義を投げかける見解もありますが、慢性疲労症候群(CFS)患者の体内では、コルチゾール・バソプレッシン等のホルモン量が少ないこと・運動・精神活動後に著しく疲労を感じる・buspirone負荷試験でセロトニン受容体の上方調節が認められない・MHPGが減少している・発症年齢が20?40代という若い年代に多い・患者の2/3が女性・睡眠時の脳波異常・喉とリンパ節の腫れがある・罪業妄想がない・感染症で集団発生する・突如発症することが多いなど、うつ病とは異なる病態であることを示しています。しかし、反応性のうつ病との合併例は多いです。
  2. 線維筋痛症(FMS):慢性疲労症候群(CFS)の症状と同様の症状 筋肉痛・疲労・睡眠障害等がある。慢性疲労症候群(CFS)との合併例が非常に多いです。CFS・FMS両方同様の病気として扱う医師もいます。
    化学物質過敏症(MCS):患者は、化学物質に過敏に反応し、睡眠障害があります。
    伝染性単核症:発症後、約1割がCFSを発症します。
  3. ライム病
  4. 過敏性腸症候群(IBS)
  5. 多発性硬化症(MS)
  6. 膠原病
  7. 甲状腺機能低下症
  8. 後天性免疫不全症候群(AIDS)

慢性疲労症候群の西洋医学的な治療

  1. ビタミンC・メチコバール・抗うつ薬・免疫グロブリン等
  2. 認知行動療法
  3. 段階的行動療法
  4. ペイシング

慢性疲労症候群の段階的な運動療法と、針灸、漢方やビタミンなどによる薬物療法の組み合わせで、治療することが一般的です。そして、うつ病を伴っている場合には内科の医師と精神科の医師が協力して治療を進めることで、うつ病の改善を得られることが明らかにされてきています。

慢性疲労症候群の予後

慢性疲労症候群は適当な治療を受けない場合、一般的に予後は良くないです。発症が突然である場合、数年である程度症状が改善することもあります。数十年もの期間症状が続くケースも多く、寝たきりの状態が続いている患者も多いです。早期治療を受けたケースでは予後が良いですが、治療を受けずに自然治癒することはあまりないです。激しい運動・ストレス・他の病気などにより症状は悪化しやすいです。免疫が落ちていることが多いため感染症に罹患しやすく、エイズ患者にしかならないような病気も合併する例があり注意が必要です。また、慢性疲労症候群(CFS)患者は、平均寿命が短いという報告があります。癌・心不全・自殺などが主な理由だとされます。

慢性疲労症候群患者の質問

慢性疲労症候群TR様

[ 症状、ご相談内容 ] :
異常なだるさ疲れやすさがあり、まだ病院では病名がわかっていない状態なのですが、この状態でも治療を開始することはできますか?自 分では慢性疲労症候群ではないかと思っているのですが。よろしくお願いします。

当院の返事:
今の症状は、鍼灸治療の方が効果的だと思います。

患者様の返信:
2か月ほど前から、慢性疲労症候群の治療をしていただいて、今は疲れのない快適な日々を過ごせます。どうもありがとうございます。
今回は慢性疲労症候群の治療ですが、 今後はリウマチの治療を継続させていただきたいと考えていますので、宜しくお願いします。

慢性疲労症候群R様

[ 症状、ご相談内容 ] :
副腎疲労の状態になり(慢性疲労症候群の状態)、 身体のエネルギーがすぐに切れてしまい、低血糖の症状も顕著になりました。
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