パニック障害
パニック障害とはめまい、動悸、呼吸が苦しくなる、手足がしびれる、吐き気や呼吸困難、このまま死ぬのではないか、狂ってしまうのではないか、という恐怖に襲われる症状(パニック発作)が突然起こる病気のことです。
パニック障害は、重いストレスや、結婚、子どもができるというような人生での大きな出来事がきっかけとなり発症します。パニック障害の特徴は、人により異なるパニック発作(突然襲ってくる強い恐怖感)が生じることです。
パニック発作が継続する時間は人それぞれです。数十分続く人もいれば、比較的短い時間で収まるが、パニック発作を幾度も繰り返す人もいます。パニック発作が収まってもこのパニック発作は事情に痛みを伴いますので、喪失感や憂鬱を感じる人が多いことです。一番の恐怖はこの苦しみの再発です。そして、この恐怖感がまたパニック発作を引き起こす大きな要因となります。
1か2のことを1ヶ月以上頭から離れない、もしくは1ヶ月以内でもこの不安や心配が原因で再びパニック発作に襲われるとパニック障害になってしまう可能性があります。
パニック発作=パニック障害ではありません。誰でもパニック発作を起こすことはあります。パニック発作の原因について常に心配するに特に異状が認められないのに、パニック症候群の症状が、4つ以上起こる場合、パニック発作と定義されます。このパニック発作は、自分で発作の予期が出来ずに起こり、パニック発作を体験した後、また同じような発作が起きるかもしれない、という予期不安が続くと、「パニック症候群」と診断されます。パニック発作が起こると、患者は、その体験を非常に強烈なものとして感じるため、次に不安の発作が発生する状況を非常に恐れ、また起きるのではないかとさらに不安に感じ、以前発作をおこした場所を避けたり、外出を避け家にこもりがちになったりします。これを予期不安と呼んでいます。電車や人の多い人ごみなどで発作が起こった場合、その後、電車に乗れなくなったり、人ごみを避けるようになったりします。パニック症候群は、カフェインやニコチンで悪化するため、カフェインを含む食べ物やタバコは避けるべきだと言われています。また、女性に多い病気だといわれています。20歳代や30歳代に発症することが多いです。
精神的、身体的要因のいずれもパニック発作のきっかけとなります。パニック障害は不安障害の中の1つです。不安障害は最も一般的な障害の1つで、対人恐怖、広場恐怖など様々な障害や恐怖症が含まれます。
生涯有病率1.6%〜2.2%と言われる。男女ともに起きる疾患だが、女性の罹患率が2倍程度です。
北京中医針灸院のパニック障害の治療目的は、パニック障害患者のできるかぎりの回復の機会を提供することとパニック障害の完全な回復までの時間を短縮することです。
パニック障害の治療は、西洋医学以外に東洋医学の針灸治療があります。当院長はパニック障害患者の期待に応えるため、25年間、パニック障害の治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法を開発しました。特殊な鍼と電気の併用で良い成果を上げています。1990年4月から2008年10月の間、当院で鍼灸治療を受けたパニック障害の患者さん120名を集計しましたところ、99名が完治ました。
北京中医針灸院の治療方法はパニック障害の原因に応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。そしてパニック障害の治癒で、パニック障害患者さんの生活の質を向上させるのに役に立っています。
もう一つ注目すべき点は針灸治療を受けて治ったパニック障害患者99名の中、パニック障害の症状は再発した方がいませんでした。針灸治療はパニック障害の再発予防にも効果があることが分かりました。
パニック障害の原因はまだよくわかっていませんが、心理的原因説は疑問で、脳内ノルアドレナリン系の過敏・過活動、あるいはセロトニン系の機能不全など、脳機能異常説が有力です。これらは薬の有効性の説明にもあてはまります。パニック障害は心身症やうつ病などとは異なり、心理的・社会的なストレスとはまったく別の要因で起こると考えられています。
人間の脳は、ストレスを感じたときに、ノルアドレナリンを放出することで、不安感を覚えます。このときに不安を抑えるために、セロトニンを放出します。このセロトニンが不足しているので、「不安を抑えることができない」というのが、原因とされています。セレトニンの不足については、先天的にセレトニン神経の働きが弱いばあいと、ふだんの生活での、ストレスや疲れによって不足してくる場合があります。現在の医学で神経伝達物質は、ノルアドレナリンをはじめ約30種類が確認されており、なかでもノルアドレナリンとセロトニンは、密接に関係していることがわかってきています。また、脳医療においては脳の機能にかかわっている、神経伝達物質の機能異常によって起こるとする考え方が主流となっています。これらのことは、克服するための知識として知っておくとよいと思います。私たちが感じる不安や恐怖は、危険を回避するための生体防御反応です。このことから、神経伝達物質のバランスのくずれによって、ほんの少しの刺激に対しても警報が発せられ、引き起こしているとも考えられます。
パニック発作はよくみられるもので、毎年成人の3分の1以上に生じています。パニック発作やパニック障害は女性に多く、男性の2〜3倍の割合で発症します。ほとんどは治療を受けなくてもパニック発作から回復しますが、少数の人ではパニック障害に進行します。パニック障害は任意の12カ月の間に約2%の人に発生します。パニック障害は通常、青年期の終わりごろから成人期初期に発症します。
パニック症候群の特徴的な症状はパニック発作です。原因不明の激しい不安を突然感じます。誰でも体験した事があると思われる「悪夢」に襲われるような感じですので、とってもつらい症状です。
不安や恐怖は、危険を回避するための生体防御反応です。このことから、神経伝達物質のバランスのくずれによって、ほんの少しの刺激に対しても警報が発せられ、引き起こしているとも考えられます。
脳は、ストレスを感じたときに、ノルアドレナリンを放出することで、不安感を覚えます。このときに不安を抑えるために、セロトニンを放出します。このセロトニンが不足しているので、「不安を抑えることができない」というのが、原因とされています。
先天的にセレトニン神経の働きが弱いばあいと、ふだんの生活での、ストレスや疲れによってセレトニン不足してくる場合があります。
神経伝達物質は、ノルアドレナリンをはじめ、約30種類があります、ノルアドレナリンとセロトニンは、パニック症候群に関係していることがわかってきています。
脳医療においては脳の機能にかかわっている、神経伝達物質の機能異常によって起こるとする考え方が主流となっています。うつ病、統合失調症も神経伝達物質の機能異常によるものです。定型的なパニック障害は、突然生じるパニック発作によってはじまる。続いてそのパニック発作が再発するのではないかとおそれる予期不安とそれに伴う症ァ、手足のしびれ、吐き気、息苦しさなどがあります。不安感には、漠然とした不安と、死ぬのではないか、気が狂うのではないかなどの恐怖感があります。患者は、これらの症状に非常に困惑し、救急受診をすることも多いです。しかし、これらの症状は、特別な処置がなくとも、多くは1時間以内に、長くとも数時間のうちに回復します。これが「パニック発作」です。
パニック障害患者は、パニック発作に非常に強烈な恐怖を感じます。このため、発作が発生した場面を非常に恐れ、またあの恐ろしい発作が起きるのではないかと、不安を募らせていきます。これを「予期不安」という。そして、パニック障害患者は神経質となり、いつも身体の状態を観察するようになります。そして、持続的に自律神経症状が生じることとなり、パニック発作が繰り返し生じるようになります。パニック障害の特徴をもっと詳しく説明します。
パニック発作では、以下の症状のうち4つ以上が突然現れます
症状は10分以内に最高潮に達し、通常は数分で消失します。その後は、またひどい発作が起こるのではないかと恐れる気持ちが残りますが、それ以外には医師に観察できる特別な症状はほとんどありません。特にパニック障害での発作の場合は、不意に明らかな理由なく発生することがあるため、頻繁に発作が生じる人にはまた発作が起こるのではないかという不安が常にあり(予期不安と呼ばれる状態)、パニック発作を起こしたことがある場所を避けようとします。
パニック発作の症状には生命維持にかかわる多くの器官が関与するため、心臓、肺、脳などに危険な医学的問題があるのではないかと心配し、医師に相談したり、救急車で病院へ駆けこんだりします。しかし、そこで正確な診断が下されないことがあり、重大な病気が見過ごされているのではないかという新たな不安を抱くことがあります。パニック発作は不快感や、ときに極度の苦痛を伴う場合もありますが、生命の危険はありません。
不意に理由もなく襲うパニック発作が少なくとも2回起こり、その後はまた発作が起こるのではないかという恐怖感が1カ月以上続く場合は、パニック障害と診断されます。発作の頻度は個人差が大きく、数カ月にわたり毎週または毎日発作を起こす人もいれば、数日間にわたって連日発作を起こした後、発作のない期間が数週間から数カ月続く人もいます。
パニック発作が繰り返し出現し、予期不安が強ければほぼパニック障害の診断は間違いありません。もちろん、客観的な検査所見は正常範囲。発作症状は口から心臓が飛び出そうとか、息の仕方がわからないとか、医学的常識からは異様な訴えがなされることがあります。多くの場合、外出・乗り物恐怖症が多少ともあります。身体疾患を除外するために、内科的なさまざまな検査が行われます。尿、血液、心電図、場合によっては脳波検査などが行われ、心血管系疾患、呼吸器疾患、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、低血糖、薬物中毒、てんかんなどが除外されます。
パニック障害の西洋医学治療法には、薬物療法と認知行動療法があります。 通常は、まず抗不安薬(ベンゾジアゼピン誘導体:ソラナックスなど)や抗うつ薬(SSRI:パキシルなど)、その他を使ってパニック発作が起こらないようにする治療を行います。副作用のことも考慮に入れたうえで、発作が起こらなくなるまで十分な量を使用し、発作がなくなっても6カ月〜1年は薬を続ける必要があります。 次に、不安が軽くなってきたら、今まで避けていた外出や乗り物に少しずつ挑戦し、慣らしていく訓練(行動療法)を行います。また、ちょっとした動悸を心臓発作の前触れではないかなどと破局的に解釈する癖を直していきます(認知療法)。
パニック障害の鍼灸治療症例:パニック障害120名。男性38名、女性82名。取穴:人中、足三里、下関、頬車、地倉、合穀、中脘、気海、内関、百会、三陰交。低周波で、針体から微電流を流し続けます。
パニック障害の鍼灸臨床経験:パニック障害の鍼灸治療でも、うつ病の鍼灸治療と同じように、非常に高い治癒率と有効率が得られます。
パニック障害の鍼灸治療によって、セロトニンなどの神経伝達物質の分泌量を増加させると考えられます。
パニック障害120名患者、完治したのは99名でした。