骨軟化症
肩こり(肩凝り)とは項頸部から僧帽筋エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばったような不快感・こり感・重苦しさの状態です。
上肢と体幹は、骨としては鎖骨のみでつながっており、肩甲骨を介して肋骨の上に浮いているだけの状態になっています。また、僧帽筋をはじめとする頸部から肩甲骨に付いている筋肉が肩、腕の重みをすべて支えています。
これらの構造は、人間が二足歩行を開始したために起こった現象で、そのため肩こりが非常に起こりやすい構造になっています。当初は僧帽筋の疲労によるものですが、徐々に筋内圧の上昇を起こして慢性化することもまれではありません。
肩凝りの場合、僧帽筋エリア(特に肩上部)の局部の圧痛から始まり、進行すると圧痛点やこりを感じる部位が広がります。
筋肉の持続的緊張により圧痛部位が拡大し、深層筋(肩甲挙筋・棘上筋・菱形筋・脊柱起立筋群・上後鋸筋)にまで凝りが拡大すると「芯が凝ったような凝り」として感じられ、筋肉がこわばり、重苦しさを感じるようになります。
主観的には頸部〜肩上部に「ズシーンとした感じ」「何かものがのっているかのような感じ」や肩甲骨と肩甲間部や肩甲骨の内側の際に「鉄板が入ったような感じ」として感じられることが多いです。
重苦しさを放置すると痛みを感じるようになり(「頸部まで痛い」「凝りすぎて背中が痛くて眠れない」)、進行すると緊張性頭痛や顔面・上肢の関連痛が生じるようになります。
肩こりの場合、頸椎は運動範囲が広く、重い頭をのせているので、変形性脊椎症を起こすことがよくあり、肩こりの大きな原因になります。
変形性頸椎症は高齢者にきわめて多い病気で、肩こりや後頭部痛、重症になれば手のしびれも伴います。骨粗鬆症の強い人には特に起こりやすくなります。鞭打ち症も含めて、頸椎の外傷のあとに肩や肩甲骨の内側にこりや痛みをうったえる人は多く、頸椎の運動で症状が強くなり、若い人にもよくみられます。
頸椎に関係して肩腕などにこりや痛みを起こすものは頸肩腕症候群と総称しています。キーパンチャーなどの特殊な職業で頸肩から上腕の筋肉を反復して使い、特別の筋肉だけに特に強く力を入れるとき、筋が疲労し、肩から上腕の痛みを生じます。頸椎の後面に沿った縦走する靭帯が骨化して頸から肩にかけて痛む頸椎後縦靭帯骨化症があります。
頸髄を経て頸椎から肩、背中、上肢へ行く神経が出ていますが、この間で圧迫を受けて肩こりや上肢のだるさなどを起こすのが胸郭出口症候群です。このなかには、両手を頭の下に組んで枕のようにして寝る習慣による、肩や上肢のこりやしびれなどもあります。第七頸椎に先天的に肋骨の生えている頸肋がある場合には、なおさら症状は出やすくなります。
また、手に行く血管が圧迫されるための血行障害の症状も伴います。肺尖部の肺がんが進行して頸腕神経を圧迫して肩の痛みを起こすことがあります。
五十肩(肩関節周囲炎)では軽いときは肩こりとして感じます。ひじを直角に曲げて上腕を外側に回旋してみれば、必ず回旋制限があるはずです。
肩こり(肩凝り)は触診で愁訴部の圧痛や筋緊張・硬結(凝り)などが見られます。頸椎椎間板ヘルニアなどがないか、X線写真やCTなどで鑑別します。
薬物療法、神経ブロック、理学療法
北京中医康針灸院の肩凝り治療の目的は、肩凝りの回復程度を高めることと肩凝りが完治するまでの時間の短縮することです。
多くの西洋医学治療で回復できない肩凝り患者さんの期待に応えるため、当院が25年間、肩凝りの治療に力を入れて、臨床経験を重ねた結果、独自な電気ハリを考案いたしました。そして良い成果を上げています。1998年11月1日より2008年11月1日までの10年間に北京中医康鍼灸院に来院された肩凝り患者さん240名を集計したところ:完治したのは144名でした。しかも即効性があって、一回だけで、かなり改善する方が多くいました。
肩凝りの原因が多様なため、当院の治療方法もそれに応じて、多様に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気ハリで、最大限の効果を引き出しています。
北京中医康針灸院の独特な治療方法で多くの肩凝り患者さんが解放され、肩凝り患者さんの生活の質の向上に役に立っています。
肩こり(肩凝り)の鍼灸治療症例:肩こりの患者240名。男性130名、女性110名。肩こりの中で、変形性頸椎症は77名、鞭打ち症は40名、頸肩腕症候群29名、頸椎後縦靭帯骨化症10名、胸郭出口症候群は19名、五十肩65名。取穴:風池、風府、大椎、肩髃(けんぐ)、天宗、風門、肺兪、後渓、曲池。電気針、20分間後、吸い玉20分間。
肩こりの鍼灸臨床経験:肩こりの治療では原因治療法以外の保守療法はやはり鍼灸治療が一番効果的である。欧米でも、人気が高く、年間百万の肩こり患者が鍼灸治療を受けています。私は整形外科医として4年間勤めました期間中、肩こりや腰痛などの整形外科系疾患を鍼灸で、治してきました。その治療効果にたびたび感動されてきました。
肩こり(肩凝り)の鍼灸治療では阿是穴、背中のツポなどはみんな効果があるが、針はあまり浅くすぎると効果がない。しかし、あまり深いと気胸になりやすく、要注意です。
交感神経と迷走神経のバランスを調節しながら、血管及び心臓をコントロールします。肩こりの局部に血液、リンパの流れる量や免疫細胞の量を増やし、炎症したところの老廃物を消去し、凝りの元である炎症組織を修復します。
肩こりの患者240名で、治ったのは144名でした。