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副腎白質ジストロフィー

副腎白質ジストロフィー (通院困難な方は、漢方相談にも。院長のお勧め⇒)

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副腎白質ジストロフィーについて

副腎白質ジストロフィーとは、先天的な脂質代謝異常によって、極長鎖脂肪酸が全身の臓器、特に脳や脊髄の白質と副腎に蓄積し、脱髄が起こる病気です。
副腎白質ジストロフィーはALD遺伝子の異常を有する男児の場合、3歳までに発症することはほとんどないです。
副腎白質ジストロフィー小児で発症する場合は、知能低下、行動の異常、斜視、視力・聴力低下、歩行時の足のつっぱりなどの症状で発症することが多いです。症状は進行性でコミュニケーションがとれなくなり、通常1〜2年で臥床状態となります。
副腎白質ジストロフィー成人で発症する場合には歩行障害を主徴として知覚障害、尿失禁、インポテンツなどをきたし知能低下をきたさない慢性の経過をとるタイプと小児と同様に知能低下を主徴とし急速に進行し植物状態にいたるタイプ(成人大脳型副腎白質ジストロフィー)があります。
その他、思春期に発症する思春期型、ふらつき(小脳失調)を初発とする小脳・脳幹型副腎白質ジストロフィーなどがあります。
女性保因者は通常発症しないですが、中高年以降に軽度の歩行異常を認める場合もあります。

副腎白質ジストロフィーに対する当院の取り組み

副腎白質ジストロフィーの原因|副腎白質ジストロフィー【神経疾患】

中国鍼灸院の副腎白質ジストロフィーの治療目的は、副腎白質ジストロフィー患者にできるかぎりの回復の機会を提供することと副腎白質ジストロフィーの完全な回復までの時間を短縮することです。
副腎白質ジストロフィーの治療法が少ない現状の中、当針灸(鍼灸)院は二十数年前から副腎白質ジストロフィーの針灸治療を取り組んできました。中国鍼灸院は30年間、副腎白質ジストロフィーの治療に力を入れて、試行錯誤の末、独自の電気針治療法【脳透穴針】を開発しました。特殊な鍼と電気の併用で良い成果を上げています。
治療によって、全身の症状が改善します。治癒した例、改善した例を合わせると患者の65%は経過がよいと考えられます。
中国鍼灸院の治療は副腎白質ジストロフィーの頑固さに応じて、多岐に渡って行います。当院は中医学的な弁証論治の基本を元に、特殊な電気針治療法を組み合わせることで、最大限の効果を引き出します。
副腎白質ジストロフィーの症状の回復で、副腎白質ジストロフィー患者の生活の質を向上させるのに役に立っています。

副腎白質ジストロフィーの鍼灸治療法

副腎白質ジストロフィーの鍼灸治療症例と臨床経験

副腎白質ジストロフィーの鍼灸治療 :副腎白質ジストロフィー患者99名、【脳透穴針】治療法:百会、前頂、懸顱、後頂に頭皮針、大椎、肩髃(ケング)、曲池、手三里、合穀、魚際、太淵、足三里、伏兎、風市、環跳、陽陵泉、絶骨。電気針。

副腎白質ジストロフィーの鍼灸治療臨床経験 :中国鍼灸院では、多くの副腎白質ジストロフィー患者の症状を回復、或いは改善してきました。今も多くの副腎白質ジストロフィー患者が通っていらっしゃいます。
副腎白質ジストロフィー患者の一人一人の症状に合わせて、中国鍼灸院は具体的な針灸治療方法で対応しています。

副腎白質ジストロフィーの鍼灸治療のメカリズム

副腎白質ジストロフィーの原因|副腎白質ジストロフィー【神経疾患】

当院独自開発した【脳透穴針】治療法:頭部にある二つ離れている特殊なツポに一本の針を通し、微電流をかけ、これらの刺激が生物電信号に変わり、神経の伝達を通じ、脳や脊髄の白質と副腎の組織を健常化する仕組みです。
1.【脳透穴針】:特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.大脳大動脈、大脳中動脈、大脳小動脈の血流量が増え、脳への血流供給が増え、神経細胞に蓄積した長鎖脂肪酸を吸収し、損傷した神経組織を修復します。
4.「確率共鳴」という現象が起き、大脳の働きを活発化させます。

【副腎白質ジストロフィー治療の実際様子と流れ】
副腎白質ジストロフィーの原因|副腎白質ジストロフィー【神経疾患】

1.当院独自開発した【脳透穴針】治療法:
特殊なツボにハリをうちます。
2.ハリに微弱電流を流します。
3.痛みを感じない程度の治療が多いので、
寝ってしまうことがあります。
4.起きたら、治療完了です。
5.鍼灸治療が終わった後に
生活注意事項を説明します。

中国鍼灸院の新聞の紹介記事

『週刊実話』:
日本ジャーナル出版
2004.8.15発売
『難病、慢性疾患に最適ー欧米でも高まる評価 』
副腎白質ジストロフィーの原因|副腎白質ジストロフィー【神経疾患】

副腎白質ジストロフィー患者 母親の声 田中様 9才 男性

御蔭様で副腎白質ジストロフィーが治って、階段の上がり下がりも平気になり、友人から祝福と驚きのことばを受けています。
2年前、突然腰から下の両足が痺れ、足の裏が地面や床についている事が分らなくなりました。痺れは徐々に広がって、歩けなくなりました。神経内科を受診し、MRI検査をしたところ、副腎白質ジストロフィーと言われ、即入院し治療を受けましたが、効果がありませんでした。
掛かり付けの医師から中国鍼灸院が副腎白質ジストロフィーの治療技術を持っているから、という理由でご紹介を頂きました。
鍼灸治療を受けた3週間後、痺れは徐々に消失し、3か月後は、普通に歩けるようになりました。
先生方には言葉では言い尽くせないほどお世話になりました。本当に中国鍼灸院の鍼灸治療を受けてよかったと心から感謝しております。ありがとうございました。 (以上御本人様の承諾をいただいて掲載いたしました。)

副腎白質ジストロフィーの西洋医学的な考え

副腎白質ジストロフィーの原因

副腎白質ジストロフィーの原因はX染色体に存在するALD遺伝子の異常によりおこる遺伝病の一つです。副腎白質ジストロフィーの原因となる遺伝子のつくるタンパク質はALDPと呼ばれています。これは細胞内にあるぺルオキシソームという細胞内の小器官の膜に存在するタンパク質です。ぺルオキシソームへの物質の移送に関わっていると考えられていますがどのようなものを移送しているかはわかっていません。また、このタンパク質の異常がどのように病態へつながるのかはまだよくわかっていません。

副腎白質ジストロフィーの病理

副腎白質ジストロフィーは、健常者ならば持っている長鎖脂肪酸を正常に代謝するための酵素が先天的に欠損しており、そのため代謝異常によってこの長鎖脂肪酸が正常に排出されず、神経細胞内に蓄積します。神経細胞に蓄積した長鎖脂肪酸は、ミエリンと呼ばれる中枢神経系の髄鞘を剥ぎ取り、そのことによって脳の白質を傷つけます。

副腎白質ジストロフィーの症状

         
  1. 感覚障害:表在及び深部知覚障害。AMNでは、脊髄性の感覚障害を示す例が多い。
  2.      
  3. 精神症状:小児では注意欠陥多動障害、心身症と類似した症状を呈する。成人では、社会性の欠如、性格変化、精神病に類似した症状を呈する。
  4. 知能障害:小児では学習障害、視力・聴力・認知・書字・発語などの異常が現れる。成人では、痴呆、高次機能障害(失語、失行、失認)などを呈する。
  5. 視力低下:初発症状として多い。視野の狭窄、斜視、皮質性の盲など。
  6. 歩行障害:痙性対麻痺(痙性対麻痺を呈することが多いが、ときに左右差を認めることもある)による歩行障害。
  7. 錐体路徴候:四肢の痙性、腱反射の亢進、病的反射陽性。どの病型においても高頻度に認められる。
  8. 副腎不全症状:無気力、食欲不振、体重減少、色素沈着(皮膚、歯肉)、低血圧など。
  9. 自律神経障害:排尿障害、陰萎など。

副腎白質ジストロフィーの検査

  1. 極長鎖脂肪酸分析:C26:0、C25:0、C24:0などの極長鎖脂肪酸の増加を認める。血清スフィンゴミエリン、血漿総脂質、赤血球膜脂質などを用いて分析する。極長鎖脂肪酸の蓄積の程度と臨床病型の間には相関性はない。女性保因者の約80%で極長鎖脂肪酸の増加を認める。
  2.     
  3. 画像診断(頭部MRI、頭部CT)小児型、思春期型、成人大脳型では、大脳白質の脱髄部位に一致して、CTでは低吸収域、MRI T2強調画像では高信号域を認める。病変の分布は後頭葉白質、頭頂葉白質の側脳室周辺部、脳梁膨大部が多いが、稀に前頭葉白質から脱髄が始まる例もある。AMN及び小脳・脳幹型では錐体路、小脳、脊髄小脳路の脱髄を主体とする。活動性の脱髄病変のある部位では、ガドリニウムにより造影効果を認める。
  4.  
  5. 遺伝子解析:ALD遺伝子の変異は多彩で、病型と遺伝子変異には明らかな相関は認められていない。同一の変異を有していても異なる臨床病型を示すことはよく経験される。
  6. 副腎機能検査:臨床的に無症状でも、ACTH高値やrapid ACTH試験で低反応を認めることがある。
  7. 神経伝導検査
  8. 神経生理学的検査:聴性脳幹誘発電位(ABR)では、1−3波間潜時が延長することが多い。体性感覚誘発電位(SEP)及び視覚誘発電位(VEP)も異常を認めることが多い。末梢神経伝導速度も軽度低下を認めることがある。

副腎白質ジストロフィーの診断

副腎白質ジストロフィーの診断は:

  1. 主要症状及び臨床症状で述べた項目((1)〜(8))のうち少なくとも1つ以上ある。
  2. 頭部MRI、神経生理学的検査、副腎機能検査のいずれかで異常を認める。
  3. 血漿、血清、赤血球膜のいずれかで極長鎖脂肪酸値が高値。
  4. 確診例としては、下記のa〜cのいずれかに該当する症例とする。a 上記、診断基準(1)〜(3)の項目すべてを満たすもの(発症者)b 家族内に発症者又は保因者がおり、診断基準(2)を満たす男児(発症前男児)c 診断基準(1)と(3)を満たす女性で、家族内に発症者又は保因者がいる、あるいは極長鎖脂肪酸高値である場合(女性保因者)d ALD遺伝子変異の有無は診断の参考になる。
  5.     

副腎白質ジストロフィーの西洋医学的な治療

副腎白質ジストロフィーの西洋医学的な治療は小児型副腎白質ジストロフィーで発症早期の場合には造血幹細胞移植の効果が報告されています。移植後1〜2年は症状が緩徐ではありますが進行しますが、その後停止する例が多いようです。ただし、ある程度症状が進行した場合には増悪する場合もあり、また本治療法自体の危険度もあるため本治療法の選択には慎重な検討が必要です。
成人発症副腎白質ジストロフィーの場合は造血幹細胞移植は成功率が低いので適応になりません。歩行障害を主徴とするAMNでは歩行時の足のつっぱりを緩和する抗痙縮薬の内服が行われます。

副腎白質ジストロフィーの予後

副腎白質ジストロフィーの小児発症の場合では急速に進行し、一般に1〜2年で植物状態になります。副腎白質ジストロフィーの成人発症の場合は病型により大きく異なり、大脳に病変をもち知能低下を呈する場合(成人大脳型)は小児同様に急速な進行を呈し植物状態となることが多いようです。一方、Adrenomyeloneuropathy(AMN)とよばれる病型では一般に進行は緩徐で生命予後も良いといえます

副腎白質ジストロフィー患者の質問

副腎白質ジストロフィー患者A様

[ 症状、ご相談内容 ] :
副腎白質ジストロフィーを発病し、医者から治療法が無いと言われています。 もう体も動かせない状態ですが、治療法で中国医療の鍼灸で試してみい、この様な病状での治療を行った事はあるでしょうか??

当鍼灸院の返事:
当鍼灸院が開発した特殊な治療法で、治った副腎白質ジストロフィーの方がたくさん いらっしゃいますので、心配ないと思います。

患者様の返事:
完治のお礼のメールを問い合わせ用のアドレスに送ります。
神経内科で副腎白質ジストロフィーと言われ、治る可能性は非常に低いと言われましたが、先生の治療32回で完治し、その後はすっかり元通りの 健康な状態が続いています。本当に嬉しく、感謝しています。ありがとうございました。
いろいろな友人にこの体験を話しても、皆一様に「感音性難聴は治らない」といい、とても驚きます。私は、先生に治療していただくことがで きて本当にラッキーでした。ありがとうございました。

副腎白質ジストロフィーの治療相談

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副腎白質ジストロフィでめまいは起こりますか?

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